【スイス&ドイツ鉄道旅日記(2) 】チューリッヒ近郊の旅 リギ山の登山電車
物価に驚く
チューリッヒ2日目の朝が明け、朝食費を節約するため近くのスーパーで食材を買い求めますが、スイスの物価に驚きます。
サンドイッチ2個とオニギリ一つ、ジュース一本で約2,000円。
スイス物価の高さはその給与の高さに起因し、日本の1.5倍とのこと。また物価は2、3倍とのことです。
スイスパスを利用
さて、この日は皆時差ボケもあるので、足ならしで、チューリッヒから近郊で行きやすいリギ山に登ることになりました。
当初予定していたツェルマットが洪水となり鉄道が不通で、旅程を大幅に変更しました。
結果としてチューリッヒに6泊し、ここを拠点に各地を訪問する旅程となりました。
移動が面倒ではあるが、どこも一、二時間の移動なので、都内に宿泊して、鎌倉や箱根を訪問する感じかと思います。
とにかく鉄道が時間も正確で快適なので苦にはなりません。
天気予報を見て、雨のエリアは避けて、晴れのスポットをターゲットに出かけます。
スイスパスを利用すると、リギ山辺りの登山電車や遊覧船やもちろんチューリッヒからの鉄道も無料となり、元を取るためにもここを訪問することになりました。
チューリッヒから鉄道でアルト・ゴルダウまで1時間以内、そこから登山電車に乗り換え約1時間。2時間以内でスイスらしい絶景が楽しめるのがリギ山です。
移動に際してはスイス連邦鉄道のRBBと言うアプリが便利で、日本の時刻表アプリのように観光鉄道や船まで検察できて、旅程も保存ができます。
https://www.sbb.ch/en
スイスの鉄道
チューリッヒを10:05に出て、アルト・ゴルダウには10:45に到着する便を利用。
チューリッヒ中央駅に行くと、掲示板がありどの列車がどこのホームから出るか一目瞭然。
ホームへは階段も改札もなく、外と地続きでとても楽にアクセスできます。
そしてこの列車に乗り込み、もちろん節約のため2等で現地に向かいます。
スイスの鉄道は基本的には予約はいらず、座れないことは稀です。
2等とは言え、ゆったりとした車内。
アルト・リギ鉄道
チューリッヒ湖を眺めつつ、あっという間に目的地アルト・ゴルダウに到着。
中ではスイスパスの検札がありました。
ここから私鉄である登山電車アルト・リギ鉄道に乗り換えます。
約40分で山頂のリギクルムに到着したのが、11:47でした。
この登山電車はスイスパスがあると無料。
416m地点から、1750mのリギ山山頂を目指します。時速20kmほどのペースで、ときには1kmに200mもの急な斜面を登ります。
急斜面ののどかな牧草地帯をのんびり上昇し、登山電車はリギ山の山頂に辿り着きます。
山頂のリギクルム駅
山頂のリギクルム駅に着くと、もう一つのフィッツナウ方面からのコースを辿った登山電車も到着。山頂は大賑わいです。
リギはルツェルン湖、ツーク湖、ラウエルツ湖に囲まれた山塊で、最も高い山はリギ・クルムで標高約1797m。ここに辿り着いたのです。
山頂からはルツェルン湖、アルプス山脈からジュラ山脈まで連なる山々、北はドイツの黒い森(シュヴァルツヴァルト)まで、パノラマの絶景が楽しめます。
フィッツナウから遊覧船
さて、帰りはもう一つのフィッツナウへ降るコースを選択。別の景色を眺めて帰ります。
斜めにルツェルン湖を眺めつつ、急勾配を降ります。
そしてフィッツナウからはフェリーでルツェルン湖を渡り、ルツェルンを目指します。
湖水を走らせ1時間、船は古都ルツェルンに到着。
ルツェルン駅の和系ファーストフードでランチを軽く済ませます。寿司の巻物や焼きそばで、57フランで約9000円と物価高を実感するのです。
チューリッヒには50分で到着。
スイス2日目が終わったのです。
翌日からの続きは以下から。
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