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最近読んだおすすめの本 諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉

カウンセリングを生活の一部に。
ayakoです。

今日は「最近読んだおすすめの本」という
お話です。

2012年に引退をされましたが、今でも名前を聞くと
陸上の世界大会、オリンピックなどで走っている姿が目に浮かびます。

諦めること

皆さんはどうお考えですか。
為末さんは400mハードルの選手として有名ですが、
陸上を始めた当初、学生時代と最初は100m、
そして200mや400mと違う種目の選手で、後に400mハードルに切り替えそうです。
100mでは勝てない、とは伝えず別種目を勧める高校時代の先生の言葉が
最初は理解できなかったそうですが、
後に、先生は自分の体が短距離に向いていないことに
気づかせようとしてくれたんだと気づかれています。

目指している何かを止めるとき、
自分は諦めたんだと考えることがあるかもしれません。
しかし、諦めることは本当の目標を達成するために必要な手段の1つになることもあります。
またより良い手段への切り替えとしても諦めが
必要な時があります。

例えば、皆さんが英語での表現力を豊かにしたいという目標のために
英単語を毎日10個ずつ覚えようと
覚えたい表現を100回ずつノートに書くことを1年以上続けているとします。
毎日継続できていたら、すごいですよね。
周りからも褒められ、自分を褒めてあげたいですね。
自分はこんなに続けることができている、継続が自信にもつながります。
しかし、英単語を覚えるよい良い方法があるとしたらどうでしょうか。
毎日書くより、声に出して音読する。
こちらの方が定着度が高いから、明日から書くのをやめて例文を5分間音読しましょうと
言われたら、皆さんはすっと切り替えることができますか。

こんなに頑張って続けていたのに、と躊躇される方もいるかもしれません。
でも目標に向けて軌道修正は必要です。
止めるという行為は決して悪いことではなく
良いことなんですね。

また、人間関係ではどうでしょうか。
長年友人として付き合っていた人と
最近合わなくなってきたなと感じた経験はありませんか。
日々生活していく中で私たちの生活環境、考え方、価値観、感情、
様々なものが変化しています。
変化の中にいれば、付き合う人も変わっていくのは当然で、
一緒にいて今までは心地良く感じていた人との時間に違和感を持ち出すことは自然なこと。
そんなふうに感じたら、無理に相手を好きになろうと自分に言い聞かせようとせず、
少し距離を置いたりしてみましょう。

諦め、止めるというのは決して悪いことではありません。
時には必要な選択肢ということを
為末さんが改めて教えてくださいました。

では、また。
ayakoでした。


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