ジャワガムランアンサンブル マルガサリについて
今回、演奏でご参加下さいます マルガサリMarga Sari についてご紹介します。
ジャワガムランを用いた表現を行うグループで、ジャワの古典音楽の演奏から、現代音楽の初演やパフォーマンス作品の創作まで、幅広く活動をされています。「マルガサリ」という名はジャワ語で「花の道」を意味するそうです!
▼マルガサリのプロフィール
マルガサリ Marga Sari
大阪・京都を拠点に、インドネシアの民族楽器・ジャワガムランを用いた表現活動を行う音楽グループ。現在の日本におけるガムランのあり方を追求することを目指し、1998年に結成。インドネシア中部ジャワの伝統音楽(カラウィタン)の演奏をベースにしつつ、作曲家、音楽家との協働による新しい作品の制作や、ダンサーや美術家といった他ジャンルのアーティストとのコラボレーションなど、幅広く活動を行う。また、子どもや障害者、元日雇い労働者、ホームレスなど、多様な背景をもつ人やコミュニティとの創作にも積極的に挑戦している。2020年には、出演した「三輪眞弘祭―清められた夜」が佐治敬三賞(サントリー芸術財団)を受賞。
▼ガムランとは?
現在代表である大井さんいわく、
「ガムラン(gamelan)」はもともと「ガムル(gamel)=叩く」という
動詞から生まれてきた言葉で、
「ガムランと呼ばれる楽器群の総称」「その楽器を使った音楽の名称」
上記ふたつの意味があるそうです。
もう少し詳しく知りたい!
前代表・中川真氏はマルガサリの創設者であり、サウンドスケープや東南アジアの民族音楽の研究者でもあります。
氏が大阪芸術大学紀要〈藝術〉22(1999/平成11年発行)に寄せた小論文
「ガムラン音楽について」はこちらからご覧いただけます。
https://www.osaka-geidai.ac.jp/esearch/laboratory/bulletin
▼実際、どんな音色?
『マルガサリ 定期公演 花のみち Vol.1』より
松永通温作曲「Waves for Gamelan Ensemble」
(2021年9月5日@ロームシアター 京都 ノースホール)