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一般的に使われる守護神の定義とその補い方

算命学の非常に重要な視点のひとつである「守護神」。
実際には、「守護神」には様々な種類があるのですが、一般的に使われる守護神は「調候の守護神」の事であり、

この「調候の守護神」とは
日干が命式の中でいかにバランスよく存在できるか、そのために役立つものを指します。

算命学では中庸(=バランス)を最も重視しますが、
それは自然界はバランスが保たれることで長く続く、
それと同様に私たちもまたバランスが取れることで継続性が保たれるということで、
(例えば、バランスのとれた食事は長命につながりますよね)

つまり、人生の縮図と言われる陰占6文字の中で、
日干がバランスを取れて健やかにその継続性を保つことができることを第一に考え、それに役立つものが「調候の守護神」であるということです。

ですので、算命学で一般的に使われる守護神というのは、
それがあれば運が急上昇する!とか、
それがめぐれば宝くじに当たる!とかいうたぐいのものではありません。

そもそもそのような急激な運気の上昇で世間にパッと出てくる人たちは一発屋と呼ばれ、その後急速に姿を消していくことが多かったり、
宝くじに当たったからといって幸せにならない人も少なくはありません。

守護神というのはあくまでバランスをとってくれるものであって、
安定しているのでゆっくりと確実に運が上昇していく、とか
急激な変化が起こったとしても、冷静に落ちついて適切な判断ができる、とか、
そんな風に、しっかりとした安定感を持ち続けることができる、ということにつながります。

ですので、仮に、急激な運気の上昇で世間にパッと出てくる人や高額宝くじに当選した人でも、命式に守護神を持っていたり、後天運で守護神がめぐるタイミングであれば、その変化に冷静に対応することができ、その恩恵を長く生かすことができるということもあります。

また、バランスが整ったものというのは好印象をもって多くの人に広く受け入れられやすいので、
(スーパーの野菜でも、形のよいものが好まれて買われていきますよね)
命式に守護神を持つ人というのは人から嫌われにくいと言えますし、
後天運で守護神がめぐるタイミングでは活躍の幅が広がるとも言えます。

ここで、命式に守護神を持っている人はいいな、と思われる方もいるかもしれませんが、
これらはあくまでバランスが整っていて安定しているから多くの人が安心して受け入れてくれるという事であり、
このことは裏を返せば、強いインパクトや印象を与えることにはならない
=突出したところがなく目立ちにくい、ともいえて、
結局は自分がどのような生き方を望むのかという事が大事になってきたりもしますし、

守護神の役目が「バランス」や「安定」にあるのであれば、
守護神がなくとも日頃から「バランス」や「安定」を念頭に冷静な在り方でいること、冷静な判断行動をとることを心がけることで補うことができると考えます😊


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