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内次元、外次元の考え方を用いた能力向上⑧司禄星

算命学には「十大主星の次元上昇の流れ」というものがあり、
これは陰陽が交互につながる五行の相生の流れとなります。

具体的に言えば、
……→玉堂星(陰の水性)→貫索星(陽の木性)→調舒星(陰の火性)→禄存星(陽の土性)→牽牛星(陰の金性)→龍高星(陽の水性)→石門星(陰の木性)→鳳閣星(陽の火性)→司禄星(陰の土性)→車騎星(陽の金性)→玉堂星(陰の水性)→……
といった循環でそれぞれの星が次元を上げていきます。

例えば、貫索星の次元上昇を取り上げれば、玉堂星→貫索星→調舒星となっており、
貫索星が玉堂星と調舒星がセットで存在していれば、貫索星の能力は自然と高まることになります。

この次元上昇の3セットは、「気」(ビジョン)、「心」(本質)、「体」(実行)とも呼ばれ、
ビジョンがあり、それを実行することで初めてその本質が磨かれるというもの。
(学習の定着には「インプット」と「アウトプット」が大事であると言われているのと同じですね。)

ちなみに、人体星図の中にこの3つのセットが揃っている場合を「内次元」、後天運で3つセットが成立する場合を「外次元」があるといいます。


さて、次元が上昇するというのは、その順番が陰陽交互であることからも分かるように、前後で陰陰や陽陽の反発がない=違和感のない発揮ができる、無理のない発揮ができるという事でもあります。

星の性質は使えば使うほどにこなれ、成熟していくので、
無理のない発揮ができるのであれば、星のこなれ度や成熟度もおのずと上がりますね。

(ちなみに、陰陽交互でなくても、
例えば貫索星であれば、龍高星→貫索星→調舒星、玉堂星→貫索星→鳳閣星、龍高星→貫索星→鳳閣星、といった流れでも次元の上昇の効果はある程度期待できますが、上記の事を考慮すればその違いは明白ですね。)


では、内次元も外次元も成立しない人は次元上昇をあきらめなければならないのかといえばそうではなく、
この次元上昇の仕組みを意識的に積極的に使うことで、同じような効果を手に入れることができるのではないかと考えます。

ということで、
内次元外次元の考え方を基に、
今回は司禄星の次元上昇(=能力を効果的に伸ばす)にはどうすればいいのかについてです。


⑧ 鳳閣星(陽の火性)→ 司禄星(陰の土性)→ 車騎星(陽の金性) 
司禄星の能力を伸ばすには、鳳閣星的インプットがあった上での車騎星的アウトプットが効果的ということになります。

司禄星はコツコツ物事を積み上げていくことの先に信頼信用を得る星ですが、
ムリすることなく気負わず(鳳閣星)に取り組み、
短期的な目標を設定して体を使って行動する(車騎星)ことで、
司禄星がその能力を大きく発揮することにつながります。

司禄星は算命学において最も尊ばれる星で、
時間がかかるものの、確実にしっかりとした現実を形づくることのできる星です。
「継続は力なり」とはこの星のこと。

ムリをしなければできないものや、どうしても気負ってしまってしまうような事であれば疲れてしまって継続は難しいもの。
やっていて楽しい事、背伸びしなくてもできること、できるだけ楽なカタチで負担のない量を積み上げていく、

大きな目標では先が見えずにモチベーションが続きにくいので、
できるだけ目標は細分化する、小さな区切りをたくさん作り、小さな目標を一つ一つ達成していくことを目指してコツコツ積み上げていく、

そして実際に体を使って積み上げていく、または積み上げていくのものが目に見えることが大事です。
司禄星は現実の星。
積み上げていく様子、積み上げていくモノが他の人の目に留まることではじめてそれが信用信頼につながっていくので。


昨年大活躍された大谷翔平さんの人体星図は以下の通り。
  
 車司車
 庫龍報

見事に、鳳閣星→司禄星→車騎星、の内次元をお持ちです。
野球の練習をコツコツ取り組むことの結果、様々なタイトルを手にした方ですが、
信用信頼という点においても監督から、チームから、ファンからと幅広く絶大なものを得ている方でもありますね。


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