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内次元、外次元の考え方を用いた能力向上①貫索星

算命学には「十大主星の次元上昇の流れ」というものがあり、
これは陰陽が交互につながる五行の相生の流れとなります。

具体的に言えば、
……→玉堂星(陰の水性)→貫索星(陽の木性)→調舒星(陰の火性)→禄存星(陽の土性)→牽牛星(陰の金性)→龍高星(陽の水性)→石門星(陰の木性)→鳳閣星(陽の火性)→司禄星(陰の土性)→車騎星(陽の金性)→玉堂星(陰の水性)→……
といった流れでそれぞれの星が次元を上げていきます。

例えば、貫索星の次元上昇を取り上げれば、玉堂星→貫索星→調舒星となっており、
玉堂星と調舒星がセットで存在していれば、自然と高まることになります。

この次元上昇の3セットは、「気」(ビジョン)、「心」(本質)、「体」(実行)とも呼ばれ、
ビジョンがあり、それを実行することで初めてその本質が磨かれるというもの。

(学習の定着には「インプット」と「アウトプット」が大事であると言われているのと同じですね。)

ちなみに、人体星図の中にこの3つのセットが揃っている場合を「内次元」、後天運で3つセットが成立する場合を「外次元」があるといいます。

その本質(=十大主星の能力)が磨かれる=次元が上昇すると、
理解が頭一つ抜けた感じで物事の本質を的確に捉えることができ、
同次元ではない相手とはまったく話がかみ合わない、分かり合えなくなるといったことにもなるようで、
この次元上昇が直接社会での活躍につながるというわけではないといわれていますが、
この次元上昇の考え方を使えば、たとえ3セットが揃っていなくても、伸ばしたい能力を効果的に伸ばすにはどうすればいいのかのヒントが得られます。

ということで、
内次元外次元の考え方を基に、
今回は貫索星の次元上昇(=能力)を効果的に伸ばすにはどうすればいいのか考えます。


①玉堂星(陰の水性)→貫索星(陽の木性)→調舒星(陰の火性)
貫索星の能力を伸ばすには、玉堂星的インプットがあった上での調舒星的アウトプットが効果的となります。

つまり、
その信念、軸、独立心(貫索星)の輝きを高める、その質をより高みに上げるには、
その信念、軸、独立心が、昔から伝えられてきた知恵、正当な知恵、常識的な知恵、客観的な知恵(玉堂星)に基づいたものであることが前提で、
その信念、軸、独立心を美しいカタチに整えて世間に出していくことが効果的ということになります。

信念、軸、独立心といったものは、しっかりと大地に根を張っていなければ簡単にひっくり返ってしまいますが、
では、しっかりと大地に張った根とは何かといえば、
歴史上の事実、歴史に支えられた知恵、理論や理屈といったもの。
誰しもにきちんと説明ができる正当性、妥当性、説得性のあるものであるかが大事です。

また、信念、軸、独立心といったものは、表に出すことで背水の陣的にもう後には引けない状況を作り出し、その信念、軸、独立心はより強固なものとなり、その明確さを増しますが、

独自性というものはそもそも万人に受け入れてもらえるものではなく(仮に万人にマネされてしまえばそれはもう独自性ではなくなってしまいます)、

そんな中でも数人にでも理解を求めて表に出していこうとするなら、完成度の高さや繊細な感覚などに訴えていくことになります。

実際、政治家の方たちは、党の方針や独自性をスローガンという完成度の高い短い言葉に込めて世間に働きかけていますね。


まとめると、
貫索星の能力は
・「まともな裏付けがある考え方に基づく」ことで強化され、
・「完成度高く感覚を研ぎ澄ました表現をする」ことができて初めて完成したことになる=次元上昇、ということです。

平たく言えば、
自分の信念や軸、独立などは、多くの人に受け入れられる考え方を基盤に持ちつつ、独自の言葉で表現することで確立させられる、みたいな感じでしょうか。

仕事で独立を考えている人は、
その独立がいかに妥当なものか、過去の例も参考にすると独立に向けての気持ちがブレることはないでしょうし、
自分が孤独となっても極めていきたいものが明確にあれば、その独立が促されることになる、
こんな感じで、玉堂星→貫索星→調舒星 の流れを利用すればよいということになります。

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