働きがいレポート第5回~身近な人の身近な『原動力』~
2023年度の働きがいレポートは、「身近な人の身近な『〇〇』」をタイトルに掲げて、みなさまへお届けしております。
第5回は 「身近な人の身近な『原動力』」 をテーマに、業界関係者のバイブルとなっているビーウィズ初のオウンドメディア「現場ドリブン」の編集長を務めるKさんへインタビューをしました。
現場ドリブン誕生秘話、Kさんの原動力とは何か?そしてKさんの現在に至るキャリアまで、お伺いしました。
▼現場ドリブン Webサイト https://www.bewith.net/gemba-driven/
Q.「現場ドリブン」の創刊の経緯について教えてください。
営業部門の従業員から「名刺交換をしたお客様と会話のきっかけを作れるようなメルマガが欲しい」という声をもらったのが発端です。また、3年前にデジタル機能開発部でRPAやAIを活用したサービスを売るために、お客様の理解をどのように深めていけば良いかを模索していた中で、「ブログでも書いてみたら」と言われたことも、「現場ドリブン」創刊のきっかけです。
当時、オウンドメディアが流行っており、「コールセンターとは」等のベーシックな記事が溢れていました。でも、せっかく作るのだから、「誰も読まない記事は書きたくない!」 と思い、セールスに直結するような決定権のある層に向けた記事を書くのではなく、勉強したい層にターゲットを絞り、「現場の人にとって役立つ評判のいいものを作る」というコンセプトが出来ました。
Q.創刊から3年、編集方針の変更などはありましたか?
びっくりするくらい変わらないのが現場ドリブンの特徴かもしれません。創刊時のコンセプトから変わらず記事を書いています。ライターも変わらないのですが、ライター自身が成長・進化していますし、異動などで新しい仕事に就いたりすることで、心境の変化、視点、視座が上がっていると感じています。
実は創刊前にオウンドメディアの某コンサル会社に記事を見てもらっており、「ここまで内向きに上司の目を気にして本質を外すことにある意味衝撃を受けました。」などと辛辣なことを言われました。そこから、ライター全員、本当に記事を書くのが上手くなったと思います。私自身も直近で部下を持ったということもあり、記事の内容は、部下へのお手紙になっています(笑)
「現場ドリブン」というタイトルであるので現場の人が読みたい記事を書き続けたい。現場の人が目の当たりにする壁に対して何か手を差し伸べることを書く、ということはこれからもずっと守っていきたいと思っています。
Q.現場ドリブンの編集などで成長の実感をしたことは?
「なぜ思ったとおりに人は動かないのだろう」と思ってしまう気持ちが実務ではありますが、そういうことを現場ドリブンを書こうと思った時に「なんでなんだろう」と真剣に考えます。記事を書くことによって「何がだめであったか」という内省に繋がりますし、書いてしまうと記事の内容が勝手に自分の中で定型化されていき、マニュアル化されていく気がします。ですから現場ドリブンから育てられている感覚はあります。書いている時の悩みや疑問が記事を書くことで明るみになってくる感覚があります。
私は、理論派ではなく、感覚派です。そのためオペレーションの現場では感覚で業務運営をやっていたのですが、経営企画に来て、感覚で進めることが出来ず、理論を学ぶ必要に迫られて「感覚だから誰にも伝わらなかったことはフレームワークを使ったら伝わるんだな」ということが分かりました。
Q.ビーウィズ入社から今に至るキャリアを教えてください。
正直に言うと新宿に本社があり、かつ新宿にしか支店がない会社を検索し、創立3年目の「ビーウィズ」を見つけました。大学時代が楽しすぎて、就職して社会人になるということに絶望していました(笑)が、ご縁があり入社しました。
入社して、同期入社の仲間がすぐにSVになったのを横目に見ながら、1年半くらいSVになれず、電話が下手過ぎてクレームばかりでした。でも不思議なことに、「仕事って意外に面白いんだな」と思えたのです。考えてみると当時の上司のNさんが、私を見出してくれて育てようとしてくれました。電話を一本取り終わると、Nさんからの内線が入り、「今のお客様は●●と言ったのに、なぜ■■と言ったのか」と。電話一本一本で厳しく指導受けていました。でも全然キツイとは思わず、自分のことを理解してくれている上司の「何とかしてあげたい」という気持ちを指導の中に感じました。
また、今、総務にいるKさんも可愛がってくれました。KさんやNさんは、『ビジネスの側面』を見せてくれていたと思います。KさんやNさんは電話の先に、エンドユーザがいるだけでなく、さらにその先にクライアント企業があり、クライアント企業の展開するビジネスに繋がっていることを教えてくれていました。だから「今の私の状態は通過点に過ぎないんだ」と思えました。
現在の経営企画部に来る前は流通事業部のユニットマネージャーでした。社員アンケートに「企画部門に行きたい」と毎回書いてはいたものの、オペレーション自体も楽しく感じていたところに、当時の上司が理解して後押しをしてくれて異動が実現しました。
Q.今後の野望、目標について教えてください。
経営企画は捉えどころがなく、どこからどこまでが経営企画部の仕事なのか、線引きが曖昧です。全社にお願いすることが多く、結果が出たことは、自分以外の従業員の成果であって、自身の成果を感じづらいところがあります。本年度から部下がいますので、部下の性格を見極めて持ち味を活かせる仕事を担当してもらい、成果や充実感を感じてもらえる様にしたいと思います。
対外的に中期経営計画を取りまとめ、世の中の投資家の方に発信しているわけですが、英語を勉強していて海外IR(≒投資家向け広報)をさらに進めたいですね。私の野望として海外展開や海外IRツアーなど、海外を見据えた活動を強化したい。Omnia LINKの海外展開にも是非関わりたいと考えております!
Q.現場ドリブンの読者へ熱いメッセージをお願いします!
感想を頂けるととても励みになります。読んで感想を伝えてくれる社員がいるのでとても嬉しくて、モチベーションがあがります!3年間続けてこられてたのも読者の声に支えられてきたからです。毎回3000文字、原稿用紙7枚くらいですが、この作文はなかなか大変で、毎回ライターも苦労して書いています。読んで頂けたらぜひ、感想をお寄せください!
~インタビュアーあとがき~
Kさんは、とても生命力あふれる方という印象をもっていましたが、インタビューして、やっぱり印象通り、ビーウィズ愛に溢れ、ビーウィズの行動理念を体現されている方でした。Kさんの働きがい、原動力(ドリブン)を沢山お伺いして、ふと「3人のレンガ職人」の寓話を思い出しました。Kさん、ありがとうございました!
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