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ピカソとその時代 ベルクグリューン美術館展に行ってきた

先日、大阪中之島の国立国際美術館で開催している
ベルクグリューン美術館に行ってきました。


大大大満足の内容でした〜!


この展覧会は、ピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティの作品が主で、アーティスト順に展示がまとめられています。


入ってすぐはピカソの絵のゾーン。

後期のキュビズムの作品(一般的にイメージするようなピカソの絵)だけでなく、いろんな時代の作品がありました。

時代を追うごとに作風が変わっていくピカソ。画家としての探究心をありありと感じることができました。


中でも私のお気に入りはこの2枚。

青いギターのある静物
パブロ・ピカソ

くすみピンクとブルーがかわいい♡色使いがすてきな一枚。

緑色のマニュキアをつけたドラ・マール
パブロ・ピカソ

今回の展覧会の図録の表紙にもなっているこの絵。
緑のマニュキアと紫のアイシャドウというおしゃれな組み合わせ!上の写真ではわかりにくいですが、実物は背景のグレーの中に少しイエローやピンクが混じっている複雑な色で、主役の女性の魅力が引き立っているように感じました。


お次はパウル・クレーのゾーン。

クレーの写真は東京のアーティゾン美術館の所蔵品を見たことがあるくらいで、日本の展覧会ではあまり見たことがないのですごく楽しみにしていました。

クレーらしい幾何学模様の絵や、人物画などいろいろな絵を目にすることができました。


封印された女
パウル・クレー

梅干しみたいな、バラみたいな、おちょぼ口が可愛い。

ネクロポリス
パウル・クレー

カラーリングが素敵な一枚。



イレーネが成長した時のための象形碑文
パウル・クレー

ターコイズブルーとピンクの組み合わせが爽やかな、落書きのような楽しい一枚。

モスクの入口
パウル・クレー

曼荼羅模様のようなこんな作品もありました。

とにかく、色使いが澄んでいて美しかったです。
スイス出身の画家だからでしょうか、美しい山々の中で育つとこんな感性が育つのかなぁ、とか考えます。



お次はマティス。マティスも私の好きな画家の1人で、油絵だけではなく切り絵の展示もありました。

ニースのアトリエ
アンリ・マティス

ニースの明るい雰囲気と海風まで感じそうな明るい部屋の絵。ニースに移り住んでいたマティス。色彩の魔術師を魅了したニースにいつか行ってみたいものです。

ドラゴン
アンリ・マティス

晩年の入院生活の中でも切り絵という手法でアートに向き合ったマティス。もうなんといってもおしゃれ!
現在のグラフィックデザインにも通じるものを感じます。



そして最後はジャコメッティ。細長い形の人間や動物が特徴的な作風です。
数年前のジャコメッティ展で「人間を突き詰めるとこの細長い形になる」みたいなことをジャコメッティが考えていたことを知って以来、芸術に真剣に向き合っている画家なんだという印象です。
(ちょっとその内容が難しすぎて私の頭では理解しきれなかったのが残念ですが…)

(タイトル忘れ…)
アルベルト・ジャコメッティ

後ろにうつる影もいい。




今回の展覧会、まとめるとおしゃれ!!って感じでした(語彙力


色使いだったり、組み合わせだったり、作者のセンスを存分に感じられる展覧会でした。


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