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白い光

暗く寒い通りをただ歩く
綺麗な白い光のような馬が通り過ぎた
夢遊病にしては
意識がハッキリしていたよ

色んな所で色んな人と会った
でも何も得るものは無かった
時間も戻る気配は無い

青くて透明な世界の中心
そこに居るのは天に昇れない霊魂
黄金に煌めく砂が手から零れて
何も得られない結果になるんだ

決まり事なんて予想はついてたんだ
誰と居ても分かれ道に立たされる事なんて
どんなに冷たい奴でも知ってる

手から零れ落ち二度と戻らない
それはハッキリ言って浪費するための
決して貯まらない純金の砂粒なんだよ

最近悪夢を感じる
夕食の後にウトウトして
微睡みかける瞬間焦って目を覚ます
決まって目を覚ます
そのまま自然に寝られないんだ

暗く寒い通りをただ歩く
綺麗な白い光のようなランプを見つけた
悪夢と断定したい程に理解不能で
分かれ道に蹲って
天に昇れない霊魂

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