ビルちゃん

ビルちゃんと申します。よろしくお願いします。

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最近の記事

ふとした瞬間に見つけた虹 君の声が風に乗る 遠くの七色へ届くと信じ 気持ちは此処を離れて 夢の中で見た景色 虹のように儚くて 手を伸ばしても届かない それでも追いかけていた 僕の瞳に映る世界 君と同じものなら 美しさに心が震えるだろう 虹の橋を渡るように 希望と共に歩んでいた 君の笑顔が浮かぶたび 胸の奥が温かくなる どんなに遠く離れても 心はいつもそばにいる

    • 青春のグレイブ

      青春の光は眩しくて 夢と希望が溢れる日々だ だけど顎のニキビが 痛痒くて鏡を睨む 心の中のグレイブに 悩みや不安を埋めて 新しい朝が来るたびに 鏡で確認している 青春の風が吹き抜けて 未来への道を指し示す 顎のニキビも いつかは消えていく 青春のグレイブに集う 孤独な戦いの中で 笑いと涙を胸に秘め 一人で進む強さを知る

      • 快楽なんて信じられない 溝に捨てた 冷たい雨が降り 記憶を洗い流す 暖かさを求めていた 裏切りに心は凍りつき 温もりの日々も幻想かも やるせない思い出 凍てつく体で自分自身を 溶かそうとした サヨナラと夢の中で約束しても 涙で目が覚める 一人は寂しい 心を閉ざし一人きり 引きこもっても救われない たまに歩く足は健康でも 体温は下がり 肺には霜ができている

        • ONE DAY

          ある日、 寒い風が通りすぎた 静かな街の片隅で 誰もいない道を歩き 遠くの空を見上げる 時間が止まったような 現実から離れた瞬間 ただ一人、ただ一日 どこか遠くに辿り着いた

          ブライアン

          広がる田園、アメリカの田舎町 ブライアンはそこで育った 穏やかな日々、自然の中で 彼は自由を感じていた しかし、時は流れ 都会の喧騒に飲み込まれ 彼の心は迷い始める 生きる意味を問い掛けては 矛盾を感じ、行き詰まり 死の影が忍び寄る 田舎の静けさ 星空の下で感じた安らぎ それは今、遠い記憶 未来への不安 答えは見えない 夜の静寂に包まれ ブライアンは一人、考える 生きることの意味を問い 心の奥底で微かな火が揺れる

          ブライアン

          海辺の記憶

          波の音に包まれて 過去の痛みが蘇る 失ったもの 取り戻せない時間 冷たい風が心を刺す 孤独と向き合う日々 許しと再生の狭間で 見いだす希望 海の青さに映る涙 悲しみと愛情 海辺のマンチェスター ここで始まり ここで終わる

          海辺の記憶

          ヤギの瞳

          広がる草原、静かな風 その中に輝くヤギの瞳 横長の瞳孔は神秘の窓 自然の不思議、心を奪う 昼の光を広く受け止め 夜の闇を鋭く見つめる その瞳に映る世界の色 私たちの知らない 秘密の景色 山の頂で草を食むとき その瞳は語る古の物語 自然と共に生きる強さと優しさ ヤギの瞳に宿る永遠の知恵

          君と海へ

          夜空を映し出して海 サクランボに口付けて 愛を叫べば囁けば 頬を赤らめて乙女 君は永遠の乙女かもね 僕以外知らないで欲しい 身体の血液が熱く流れる 脈打ち広がり膨らむ 赤く青く僕の心を蔑ろにして 僕の心を君で満たして そのままでは破裂しそう What is the sensual world? 嘆きは祈りに祈りは天へと向かうか 忘れないで手を繋いでそっと覗く 念を押して秘密のボタンを押して その後で足蹴にされようとも 僕は幸せだ この瞬間に幸せだ 薔薇の花を柔く開い

          創生の夜

          闇夜に響くカエルの合唱 君と僕は砂浜でダンス 月がウインクして見守る中 僕らの冒険が始まる 銀色の月が笑い声を響かせ 薔薇の香りが風に乗る 君の声が心に響き 新たな世界が広がる 時を超え、空を舞う 二人の魂が交わる瞬間 創生の夜に生まれた奇跡 カエルも一緒に歌い続ける

          チーズ職人

          朝の光が山を染め ヤギたちの鳴き声が響く 手のひらに感じる温もり 白い乳が流れ出す 静かな作業場で乳を鍋に注ぎ 火を灯し、ゆっくりと 変わりゆく姿を見守る 時の流れに身を任せ 乳が固まり 形を成す その瞬間に感じる喜び 小さな奇跡が生まれる 手で触れ、香りを嗅ぎ 心を込めて仕上げる 一つ一つのチーズに 自分の思いを込めて 苦労も多いけれど  その瞬間のために生きる ヤギたちと共に過ごす日々 自然と共に歩む道 チーズが熟成し その味が深まる時 心に広がる満足感 それ

          チーズ職人

          旅立ち

          春の旅立ちは過ぎて一人 部屋の中、外に出ても一人 人混みの足元を見つめて 残されて自ら残ったのか 結末を知らずに 思い出は背中でざわめき 無視すれば足音も消えた 縋るのを見透かして 荷物を持ち去り 涙を見たくなくて 背を向けた 春の旅立ちは過ぎて 一人 過去の中、外に出れば一人 人混みの足元を見つめて 勘違いしていたけれど 遠くへ行けると思う 怖いこと悩みごと無いなんて嘘 白い花びらが踏まれて怯えていた きっと貴方もそうだったのでしょう

          預言者の唇

          ヨカナーン、お前の唇に触れた瞬間 その瞬間、世界は静寂に包まれた 星々が輝きを増し、夜風に狂おしく酔った 私の心は、永遠の愛を感じた その唇は、甘くも切なく 過去と未来を繋ぐ架け橋 一瞬の触れ合いが、永遠を語る ヨカナーン、お前の唇に触れた瞬間 (ちょっと今夜はゆっくり書いてます。明日はゆっくり休みますが、夜にまた作成すると思います。)

          預言者の唇

          聖杯

          星屑が千切れながら散った 見渡す限り、愛など関係もない 君の隣で穴だらけの底を覗き込んだら 迷いの聖杯 頭の中の恋心に目を瞑っても 常識からズレていく、檻の中で一人だけ 黒から灰、そして白のグラデーション たどり着けば耳にさざめく君の声 償い、抗い、不平不満だらけの自分が死んで 誰より間抜けな自分が死んで 縦に横に優しく撫でられて 星屑が千切れながら散った 見慣れた景色、愛など意味もない 君の隣で 穴だらけの底を覗き込んだら 迷いの聖杯、 加護を得られぬまま

          凍死

          大空に広がる灰色の雲の濃淡 燃え盛る炎のオレンジの輝き 相対して冬の訪れを告げる 名残惜しくて 冬の毛布から抜け出せず 足の甲と裏を擦り合わせる もうそんな時期かと 炬燵のテーブルに顎を乗せる 窓の下には霜が白く ミカンの色は鮮やかな黄色 私たちはどこへ漂うのか こんなに寒くては分からない 漂えば、さらに寒さが増すだろう 天空よ、星座よ、冷たい涙を流し 地上に降りて凍れる星となる ピンと張り詰めた水溜まり その薄氷よ (一昨年の今頃に書いた詩ですが、内容を読む限り

          孤独の翼

          暗闇の中、漆黒のカラスが舞う 誰にも頼らず自らの道を切り開く 過去の傷跡、孤独の影 それでも運命に抗い、強く羽ばたく 無人の夜空に 自分だけの星を探し求め 責任を背負い、前を向く その翼は決意の証 冷たい風が吹き荒れても 嵐が襲いかかっても 心の中の炎は消えない 自らの力で未来を描く

          酸味のベクトル

          アメリカンチェリーの甘さと酸っぱさ 口に広がる夏の記憶 その赤い果実は 甘い瞬間と酸っぱい瞬間を織り交ぜ 心に残る レモンの酸っぱさ それは鋭く、鮮烈で 一口で目が覚めるような感覚 その黄色い果実は 酸味のベクトルを強く引き寄せる 人の感情もまた 甘さと酸っぱさの間で揺れ動く 時に甘く、時に酸っぱく 心の中で詰まり 酸っぱい方へと偏ることが儘あり 酸っぱさから学べることも儘ある それでも 甘さも酸っぱさも どちらも感情の一部 人生の味わいを深めるために

          酸味のベクトル