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今さらですが本棚をさらしあおう、あとCDも
引っ越してようやく片付いてきたので、ちょっとだけ公開(トプ画)。哲学書関係と文学のみね。最もこのマンションに持ってきてる本は5分の1くらいだと思うけど、この写真はそのうちさらに半分くらい、まあ最近読んでないですが…。基本気に入った本は何度も読み返すタイプだけど最近はここ数年三浦俊彦ラッセルのパラドクス以外はさくっとしか読んでない、つまりこれって持ち物自慢でしょ?って思ってるけどまあ紹介させてね。
文学
・チェーホフ全集 全巻(赤いの)・・昭和33年モノ。文庫文になってない傑作で短編の「大学生」がある。学生が焚火の老婆を見て突然歴史の重みを感じて心に稲妻が打たれるというやつ。そういう体験があるものは幸いかな…。
・ジイド全集のここには一巻・・昭和9年モノ。超好きな傑作「狭き門」がある。
・正宗白鳥全集の12巻のみ所持・・昭和38年モノ。超好きな傑作「微光」がある。また「入江のほとり」「何処へ」もこの巻の収録でお得。
・プルースト「失われた時を求めて」全巻・・昭和28年モノ。緻密で濃密で小さい字で13巻あって完読するのは過酷な忍耐力が必要です。しかしプルーストの時間は至福そのもの。マドレーヌの思い出だけで32ページ費やし(誇張💦)、少年は眠る前にこっそりやってくる母の接吻を毎日期待して待っている。とことん重厚で美しくしつこく繊細な情景描写と心理描写。あ、#幸せをテーマに書いてみよう これにすれば良かったw
文庫本
この中では「オイディプス王」はガチなエンタメとして、ほかロシア文学「どん底」「赤い花」とかがすこぶる好きです、ぶっきらぼうなところが。ロシア人てみんなきっとぶっきらぼうなんだ。(いやチェーホフは違うか)
哲学
・カントの哲学序論(「プロレゴメナ」として有名)・・大正12年モノ。後の代表哲学作「純粋理性批判」の原型にして要約。私の哲学的悩みの基本はこれで氷解した気がする。人は、答えになって無い問いを悩んでしまう性質があると(例えば「宇宙に果てはあるの?→宇宙はこの世の全てなので果てという概念は無いから質問がおかしい!」等)。それから、ではなぜそう言う考え方をしてしまうのか、ということが気になって、言語哲学、意識と大脳生理学、認知心理学、論理学、科学からの〜現象学、に行った感じ。
・フッサールの現象学について・・目の前の水の入ったコップ、本当に存在するのか?それは本当のところどのように?マジで存在すると思ってるの?いや、本当に思ったの?という疑問で200ページ費やす的な感じで超面白い…w
社会学
・ポストモダニズム的な影響で分析された系が面白いですね。レヴィ=ストロースとかの後に「日本の童貞」「夜這いの民俗学」「空気の研究」とか読むと面白いかも。
その後ろに何かあるって?
森永みるくコミック「GIRL FRIEND全5巻」ですよ。百合。
CDも整理
今や配信が主流じゃないですか…。CD持つ意味、探す意味極端になくなったよね。なので大量にあったCDを半分くらい処分して、配信にない・手に入らないであろうCD、ジャケが良い・思い入れがある等で残したいCDを残すべく選別しました。
例えばこんなの。
・John Abercrombie Trio "Speak of the Devil" .. もうタイトルが私そのものですよね!フリージャズギタリストのジョンアバのインプロが炸裂する、静かな夜に稲妻が遠くで落ちているのを見るような作品。ていうか彼はいつもそれ。聞いてると心が寒くなります。
・Penguin Cafe Orchestra "Tribute" .. 有名楽団「ペンギンカフェオーケストラ」のトリビュート、他社が演奏した作品集。レアだろう…。
・Vince Mendoza .. フリージャズ(フュージョン)作曲家のヴィンスメンドーザのオリジナル。レアだ…。ていうか彼を知ってるって言うのがすでに。緻密で計算され尽くしたフュージョン、カッコ良いです。
・佐藤美枝子「さくら横ちょう」.. ソプラノ。和学のソプラノ歌唱だが、春になると一人で聴きたくなるね。よく聞く童謡とは違うんだけど、懐かしい感じもある。で、精神が冷たくなります。それが好き。
・John Zone "FilmWorks II" .. 架空の映画音楽。もう、凄い(語彙)…映像が目に浮かんできます🌞
・右上。scanner,bill laswell,david shea などのコンピ。メンツがすごい。あ、、実験的音楽です。
・Karl Richterの"DIE ORGELKONZERTE (J.S. Bach)" .. オルガンソロですが、めちゃくちゃ良い。一人の演奏でこんな音が出るのか…。で、精神が暗ーく寂しくなります。それが好き。
・Gavin Bryars " Vita Nova" .. 一応世界レーベルECMから発売だけど世界で何人がこの音楽を買ったのだろうか…。宗教音楽風なエレクトロ、と言う感じ?違うか。…紹介しても聞きたくなるわけないと思うので紹介するの無駄な気がしてきたw
・ジョンケージ " 龍安寺等" ..龍安寺、最高のミニマリズムですね…。静かな部屋で聞いてると、精神が暗黒面に引きずり込まれます…それが好き。(「龍安寺」単体のアルバムの方が良いよ)
・ネコノトピアネコノマニア.. 音響デザイナーセイゲンオノ氏による。ドラマのトラック。ライクーダーのあれをインプロにして音響凝った感じ。もはやこの世に存在してなさそうな1枚。てゆーかジャケが良すぎ。
・microstoria “Init Ding“ノイズ系アンビエントでノイズの嵐なんだけどその中に一筋の光明が見える気がする…気のせいかなw これもジャケが良すぎ。
・ダムタイプ「s/n」..前衛芸術集団、のトラック。音も結構おしゃれな感じ。芝居は女性が陰部から国旗を無限に出したりしますが。
・細野晴臣「N.D.E」..これだけ配信に無いみたいなんだけど、精神的ハードなミニマルテクノ(なんのこっちゃ)で最高です。黙って聞いてると凍死しそう。
・zattere alla deriva .. 世界のアングラ音楽(多分コンテンポラリーダンス系)コンピ。誰が狙ってこれを手に入れるのか…それは私だw まあ精神が錯乱してないと買わないねw
・king crimson”Discipline” .. 説明の必要ないよね。プログレ。Indiscipline 、最高に好き。乾いた砂漠に取り残されて、飢え死にしそうな音楽。好き。
・ジャンセン/バルビエリ/竹村の”changing hands” .. JAPAN(Xじゃ無いよ)の二人と竹村。ダークでスローなテンポのアンビエントテクノ。寒くなりますw
・輝emit/time/instinctレーベルの、Carl stone作品。現代芸術用音楽。これ最高。もうね、氷点下で交通事故(意味不
以下も同レーベルの各アーティスト、そんな感じ。
これだけ力を入れて紹介して、いったい何が得られるのでしょう…?w
あ!それ好き!とかあったら教えて下さい…。
正宗白鳥とチェーホフはこちらでも紹介。
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