見る力が学びの鍵!親子でできるビジョントレーニングの3つのステップ
こんにちは、べすとびじょん横田です。
今回の記事は、保護者の方から寄せられる「うちの子の見える方の悩み」と、それに寄り添うべすとびじょん式ビジョントレーニングについて、実際に視覚認知トレーニングの実践法についてお話します。
お子さんの姿勢や目の使い方から気づいたこと
ある日、Aさんが、「うちの子は見るのが苦手で、ものを見ていると無意識に右肩が落ちてしまう」とのお気づきをお持ちでした。なぜ見ているだけなのに姿勢が崩れるの?左目が前に出てくる見方をするの?という疑問をお持ちでした。
このように、親御さんが普段の生活や遊びの中で気づいた「見え方のクセ」や「視点の偏り」は、日常生活だけでなく、学習にも大きなものです可能なことが多いです。
この保護者の方は今回の初級講座をご受講され、「子どもに起きている理由や意味」が分かった気がするとおっしゃってくださっていました。
その後、ご自宅でもビジョントレーニングをしてくださっているようです。
「親子で一緒にやる」「遊び感覚でする」という姿勢を大切にして、決して「やらされている」といった取り組みにならないように注意してくださいと申し上げました。
Aさんも「一緒に練習すると、お子さんが疎外感を感じずに続けられますね」とのアドバイスに、「なるほど、そうですよね」と理解され、引き続き、楽しく続けることがトレーニングの基本ということを分かったいただけました。
大事なことは、プログラムや実践法を「無理にさせる」のではなく、自発的に自分の意志で取り組んでいるという気持ちで取り組んでもらうことが重要であることもお伝えをさせていただきました。
そういった感じで、見ている対象が分かりにくくても、毎日少しずつ続けることで変化が生まれるのです。
漢字が書けない原因は「見る力」にあった
Aさんが一番気になっていたのは「漢字が覚えられない」ということでした。
Aさんのお子様は、「風」「足」「虫」といった漢字の一部を何度も練習してまた、うまく書けないと悩んでいました。
たとえば、漢字の点や線が抜けてしまったり、少し斜めに線が書けないような調子です。
このようなケースでは、見る力の「斜め方向の捉え方」や「輪郭を知覚視覚認知」が育まれていない可能性があります。
これは単に覚えられないのではなく、その土台となる体験の不足がある場合が多いのです。たとえば、10回体験したらできるようになることがあったとしましょう。そして、その体験がまだ6回だったらどうですか?
そうですよね、まだ体験が足りないから「できない」ですよね!
そういうことだと思ってあげてほしいのです。
我々も、自転車をいきなり乗れた人はいないと思います。何度か練習して乗れるようになったともいます。そうです、その練習がすなわち「体験」ということでうs
このため、「見る」こと自体を改善するために、「点つなぎ」や「間違い探し」のような体験がとても役に立ちます。
そのために、私はコグトレ®教材をご自宅でされてみることをお勧めしました。
まずは、「優しいレベルから始めて、お子さんと一緒にやってみてください」と言いました。そして、一度本屋さんに一緒に行かれて、コグトレでもたくさん教材がでているので、子どもさんが興味のあるものから取り組んで見て下さいとお伝えしました。
おすすめ教材は、楽しくできる家庭での視覚認知トレーニング コグトレ®
「見る力」はただの眼球運動だけでなく、脳と連携してもう一度しっかりと育っていきます。こんな土台づくりの練習法を提案しました。
1.視覚認知力の土台作り(準備ステップ)
まず、文字や漢字を珍しいには、「見る力」を鍛えることが最優先です。
視覚認知力の基礎を築くために、次のようなシンプルな取り組みから始めてみましょう。
点と迷路: 点と点をつなぐ活動や迷路は、目で対象を追跡力や方向感覚を鍛えるのに効果的です。ものから始めて、少しずつ無理を高めていく遊び、子どもがスムーズに慣れていきます。
間違い探し: 「どこが違うか」を見つける遊びは、細部を見ながら力を考えます。認識する力が自然と育まれます。
形の模写: 形を見て真似する練習も有効です。漢字の模写に入る前に、図形や絵を模写することで、対象を全体から部分まで認識する感覚が身に付きます。が模写した形が少し歪む場合、何度も練習し、形を視覚的に正確に認識力を養いましょう。
2.漢字の構造を理解する(認識ステップ)
漢字は複雑な構造を持つため、形の部分ごとに完成していくのが効果的です。
漢字を部分首で分けて見る: 漢字は構造が複雑ですが、部分首や部分ごとに分解することで、個々の要素に注意が向くようになります。 、最初に「虫」の部分を意識し、次に「点」の部分などを少しずつ認識していきます。
シンプルな漢字から始めて段階的に難しい漢字へ: 簡単な漢字から始めることで成功体験を積み、自信を持って進んでいくことが大切です。「日」「木」「人」などから始める、構造がシンプルな文字を珍しいことで、漢字への苦手意識をもう一度考えましょう。
パズル形式で楽しみながら学ぶ: 部分首やパーツがつながるようなパズルを使って、遊びながら漢字の構造を学ぶことができます。「コグトレ」のような教材を活用し、視覚と認識の連携を図りつつ、漢字の学習に
3.繰り返して記憶を定着させる(習慣づけステップ)
最後に、漢字を書きながら徐々に記憶や行動に定着させる段階です。
楽しく繰り返し練習して今後覚えていきましょう。
漢字の「なぞり書き」から始める: 漢字の形をなぞことで、自然と手に触れる漢字の構造に慣れ、簡単に書けるようになります。書き順も一緒に珍しいと、漢字の形がより記憶に残ります可能になります。
「思い出し書き」や「組み合わせゲーム」 : 一度覚えた漢字を思い出して書く「思い出し書き」をすると、長期記憶に効果的です。また、いくつかの漢字を組み合わせて新しい漢字を作るゲームも良い練習に例えば、「田」「力」を組み合わせて「男」など、複数の文字で遊びながら学び、楽しく覚えられます。
進歩を漸進する: 覚えた漢字や書けるようになった漢字を、カレンダーや表に記録すると、やる気が続きやすくなります。目標を持つことが次へのモチベーションになります。
親のサポートで変わる子どもの学び方
Aさんも「勉強が嫌いにならないか」と心配されていました。
確かに、ただ一方的にやられるのは、誰が見ても気にしませんよね。
楽しく進んでいく」ことを大切に考えています。
Aさんに伝えたように、「一緒に楽しくやる」こと、そして「学びを考えない」ことが、長く続ける秘訣です。
あるお母さんは、ビジョントレーニングを続ける中で、今では子どもの支援を仕事にAさんも「子どもの学びを楽しく支援するために、私自身も勉強していきたい」と新しい視点でのサポートにワクワクを感じさせられました。
ビジョントレーニングでできること、できないこと
ビジョントレーニングは一時的に「勉強が得意になる魔法」ではありません。 ただし、視覚認知が育つことで、学びに必要な基礎能力が確実に勉強底上げされます。
みなさんが練習という体験を積んで、自分の力で「見る」「理解する」力が少しずつ育てていきます。
最近では、日本でもオリンピック選手がビジョントレーニングを取り入れているほど、その効果が認められています。Aさんも、「バレーボール選手が目のトレーニングをしている姿を見てびっくりしました」と興味を持たれました目と脳と連携体を強化することで、スポーツや学習のパフォーマンスも上がっています。
親子の未来に寄り添う「べすとびじょん式ビジョントレーニング」
私たちが提供している「べすとびじょん式ビジョントレーニング」は、目や脳、そして体といった全体のつながりを鍛えるものです。
日々のちょっとしたアプローチや、子どもが「楽しい!」と思いつく工夫をするそれで、学びへの好奇心や集中力も気づいていきます。
Aさんもお子さんのことを「無意識に評価」していたように、「できないこと」に目を向けるのではなく、「できない理由に目を向ける」練習が、まずはご自身のビジョントレーニングではないかとお伝えさせていただきました。
親が楽しく学ぶ姿勢は、必ず子どもに伝わります。Aさんのように、子どもの視覚認知のサポート取り組む姿勢が、未来の成長を支える力になると信じています。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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