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勉強が苦手な子の共通点とは? ビジョントレーニングで学習効率アップ!

こんにちは、べすとびじょん横田です。

今日は「学習塾でのビジョントレーニング導入」について、個別コンサルティングで相談を受けた内容を皆さんと共有したいと思います。相談者さんは、学習塾を経営されており、塾の生徒たちに「目のトレーニング」を取り入れることができるかどうかを検討されていました。

このテーマ、非常に興味深いですね。なぜなら、学力向上と視覚機能には密接な関係があるからです。今日は、具体的なアドバイスや実践できる方法について詳しく解説していきます。


学習塾でのビジョントレーニング導入の可能性

① なぜビジョントレーニングが学習に有効なのか?

人間の脳は「見る→理解する→アウトプットする」という流れで情報を処理しています。しかし、この「見る」段階でつまずいていると、情報処理がスムーズに行えません。結果として、集中力が続かない、読み書きが遅い、計算ミスが多いといった問題が発生します。

例えば、「掛け算の問題がなかなか覚えられない」「漢字を書こうとしても、どこかバランスが悪くなる」といったケースは、目の動きがスムーズでないことが原因であることが多いのです。


② どんなトレーニングを塾で取り入れられるか?

相談者さんの塾では、授業の前にビジョントレーニングを取り入れたいと考えていました。ここで重要なのは、「シンプルで効果的なトレーニングを導入する」ことです。

実践できるビジョントレーニング例

縦・横・斜めの目の動きトレーニング
目を大きく上下左右、斜めに動かすことで、視野を広げ、読み書きのスピードを向上させる。

親指を立てて目を動かす(ペンシルプッシュアップ)
片手の親指を立てて、遠近を切り替えながら目のピント調整力を鍛える。これは自宅でも簡単にできるので、生徒の習慣づけにも適している。

メトロノームを使ったリズムトレーニング(テンポ65程度)
一定のリズムで目を動かすことで、スムーズな視線移動を促す。例えば、「片道10秒、10回」のリズムで行うと効果的。

お手玉キャッチトレーニング
お手玉をキャッチすることで、手と目の協調性を鍛える。これは集中力を高める効果もある。

スマホの長時間使用による目の疲れを軽減するトレーニング
スマホの画面を長時間見続けると、ピント調整力が低下するため、目を遠くへ移動させるトレーニングを定期的に行う。


③ 学習塾での実践ポイント

🟢 授業前にトレーニングを実施する

授業開始前に短時間でも目のトレーニングを取り入れることで、生徒の「学習モードのスイッチ」を入れることができる。

🟢 遠近の切り替えを意識する

特に集中力が続かない生徒は、近くのものばかりを見ていて、遠くを見ることが少ない。遠くを見る→近くを見る、を意識的に取り入れると、集中力が上がる。

🟢 鉛筆(B推奨)を使う

筆圧の調整力を養うために、鉛筆(B)を使うことを推奨。シャープペンは力の調整がしにくいため、学習には向かない。

🟢 字の汚さは自信のなさの表れ

「自分しか読めなくていい」という気持ちが字の乱れにつながることが多い。ビジョントレーニングを通じて視覚認知を向上させることで、字のバランスも改善される可能性がある。


④ オンラインでの活用も可能!

相談者さんは「オンライン授業にもビジョントレーニングを活かせるか?」という点にも興味を持たれていました。

結論から言うと、オンライン授業でも十分に活用できるのです!

例えば、朝のオンライン授業の最初に5分間のビジョントレーニングを取り入れることで、生徒の脳を活性化し、授業への集中力を高めることができます。

また、これを塾の新たなサービスとして導入すれば、他塾との差別化にもつながります。


⑤ 高齢者にも有効!ビジョントレーニングの広がり

実は、ビジョントレーニングは子どもだけでなく、高齢者にも非常に効果的です。

✅ 認知症予防
✅ 目と脳の活性化
✅ 運転時の視野拡大

こうした効果が期待できるため、学習塾だけでなく、地域のコミュニティセンターなどでも活用の可能性があります。


【今後のアクションプラン】

学習塾でのビジョントレーニング導入を試行し、生徒の反応を観察する。
授業前のトレーニングを実施し、効果を記録する。
メトロノームやお手玉キャッチなど、体を動かす要素を取り入れる。
オンライン授業での活用も検討し、試験的に導入する。
高齢者向けのビジョントレーニングのニーズも調査する。

次回のコンサルでは、実際に導入した後の生徒の反応や学習効果についてのフィードバックを共有し、さらなる改善策を検討していきます!


まとめ

学習塾でのビジョントレーニング導入は、単なる「目のトレーニング」ではなく、生徒の集中力向上や学習効率の改善につながる重要なアプローチです。

**「成績向上のプロセスを楽しめる仕組み作りが重要」**という言葉の通り、小さな成功体験を積み重ねることで、生徒たちのモチベーションも上がります。

「ビジョントレーニング」という視点から、学習塾に新たな価値を加えていくことが、未来の教育にとって重要な鍵になるでしょう。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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