見出し画像

こんにちは、横田です。
今回は、先日行った個別相談の内容から、べすとびじょんトレーニングを学び療育現場で使おうとしたところ、「アセスメントなんで要らないから!」「それよりも利用者を増やして!」といわれ、自分が取り組みたかった活動と、実際に会社が望んでいる支援活動の取り組みが違う場合のギャップについて悩んでおられたケースを相談をシェアしたいと思います。

私たちのべすとびじょんプログラムは日々進化し続けていますが、その背景には、現場でのアセスメントからの見立てと実践と挑戦が欠かせません。
今回の相談では、会社と現場での課題と、その中での自己成長に焦点を当ててお話させていただきます。


今回の相談のテーマは、療育現場での課題や不満、そしてそれをどのように克服していくかについてです。

相談者のAさんは、療育施設で働いていますが、現場での支援が薄く感じられること、また管理層とのコミュニケーションに課題があることを強く感じていました。
その結果、Aさんは自己の成長やキャリアについて深く考えるようになり、自分自身で新たなステージに進むべきかどうか悩んでいました。


Aさんが直面している課題は、主に二つありました。
一つ目は、療育の質に対する不満です。

彼女は、現在の職場で提供される支援が「薄い」と感じており、もっと深く関わりたいという欲求を持っています。しかし、現場では売上が優先され、療育の質が二の次になっていると感じていました。

二つ目の課題は、職場内のコミュニケーション不足です。

Aさんの上司が契約や支援計画の詳細を把握していないため、現場の動きがスムーズに進んでいないと感じています。また、上司自身の経験が浅いため、Aさんの持つ経験やスキルが十分に活かされていないことにも不満を持っていました。


私はこれらの課題に対して、私はいくつかのアドバイスを行いました。

まず、療育の質に関しては、Aさん自身が現場でできることを最大限に活かすことが大切だと伝えました。

例えば、子どもたちとの関わり方やアプローチ方法を工夫し、少しでも効果的な支援を提供することが求められます。

特に、Aさんが「薄い支援」と感じている部分については、彼女のこれまでの経験と知識を活かし、具体的な支援計画を立てることが重要です。

子どもたちの行動や反応を観察し、療育手帳を発行に至った原因となる「診断=障害名」が何なのかを見立てないと、支援の方向性が観えてきませんし、そもそものつまづきの情報を見直すことが最も重要です。

実際のところ、児発管である以上、支援計画を立てるうえでも、そのような情報収集をすることをが最も重要であり、その見立てからしか手立てと言ったプログラムは見えてこないわけで、その部分を伸ばすことが彼女自身の成長にもつながることを再認識していただきました。

また、コミュニケーションの問題については、上司との対話を重ね、彼女自身がリーダーシップを発揮することが必要です。

経験豊富なAさんが、職場の中で中心的な役割を果たすことで、組織全体の改善に寄与できるはずです。

さらに、自らのキャリアパスを見据え、独立を視野に入れることも一つの選択肢として提案しました。


今回の相談を通じて、Aさんが直面している課題は、私たちが療育やビジョントレーニングの現場でよく耳にするものです。

しかし、これらの課題を乗り越えることで、Aさんは新たな成長のステージに進むことができるでしょう。ご自身のキャリアビジョンのトレーニングです。

療育やビジョントレーニングの質を高めるためには、日々の観察と工夫が欠かせません。
そして、コミュニケーションの問題を解決するためには、リーダーシップと積極的な対話が必要です。

Aさんのように、現場での挑戦を通じて成長を続けることが、結果として子どもたちの発達にも良い影響を与えるのです。

最後に、Aさんにお伝えしたいのは、どんなに困難な状況でも、それを乗り越えるための方法は必ずあるということです。

私たちが日々学び続けることで、未来に繋がる新しいビジョンの道が開かれるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?