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書くことが苦手な生徒が変わる!視覚支援で見つける学びの新アプローチ

こんにちは、べすとびじょん横田です。

今回の記事は、学校現場で日々多くの生徒を支援している先生方との会話の中から、多様な支援方法の重要性やビジョントレーニングの有効性について考えさせられたエピソードをご紹介します。先生方が抱える支援の課題や現場での工夫を伺うことで、教育支援の可能性について改めて深く考えさせられました。

支援の「つまずきポイント」を見極める大切さ

ある先生が抱える課題として、「書くことが苦手な生徒」のケースがありました。その生徒は漢字やひらがなを覚えるのが難しく、文字を書く際にも独特の書き順や形で書くことが特徴です。例えば、文字の中央部分を省略してしまうなどの特徴があり、視覚や認識のどこかに課題があるのではないかと感じているとのことでした。このような場合、単に学習のサポートをするだけでなく、その「つまずきポイント」を見極めることが重要になります。

私は、「その生徒がどの段階から学習を苦手と感じ始めたのかを遡ることが大切です」とお伝えしました。つまり、単なる「嫌い」という感情の背景にある、過去の体験や小さな失敗の積み重ねからくる自己評価を見つめ直すことが必要なのです。学年が進むにつれ、つまずきが大きくなる前に早期に手を差し伸べることが、効果的な支援につながると実感しています。

「苦手」から「のびしろ」への転換

また、別の先生からは、特定の学習課題に取り組むことが苦手な生徒の話も伺いました。その生徒は、すぐに課題から逃避してしまう傾向があり、うまくいかないことに直面すると「シャットダウン」してしまうとのことです。このような場合、支援の目線を「苦手」から「のびしろ」として捉え直すことが大切だと考えています。

私が「苦手はそのまま成長の可能性と考え、できる範囲から成功体験を積み重ねていくことが必要です」とお伝えすると、先生も「なるほど」と深くうなずかれていました。こうした視点の転換により、生徒のモチベーションも徐々に上がり、次第に自信が育まれるはずです。

自己肯定感と安全な学びの場の確保

特に印象的だったのは、「生徒が失敗を怖がらずに挑戦できる安全な場が必要」という先生の言葉です。学校では、集団の中での学びが主流ですが、すべての生徒が同じ速度や方法で学べるわけではありません。そこで、ビジョントレーニングを取り入れ、学びの場を柔軟に調整することが効果的です。

例えば、ある生徒が「数字を見つける課題」に取り組んだ際に苦戦し、「ずるい」「見つからない」といった反応を示したエピソードがありました。これは認知の偏りやこだわりの強さが影響している可能性も考えられます。こうした場合、他の視覚トレーニングやアプローチを試みることで、少しずつ認知を柔軟にしていくことが可能です。

環境と学びの一体化がもたらす成果

また、先生方と話す中で、地域や環境により支援の質が左右されることについても言及がありました。特に地方においては、ビジョントレーニングや発達支援の専門的な施設が少ないことから、支援の一環として学校や地域でのサポート体制を整えることが求められます。支援の現場で大切なのは、できる限り環境を整え、生徒が無理なく取り組める体制を作り出すことです。

ビジョントレーニングは、単に目のトレーニングではなく、認知や運動、思考を含めた統合的なトレーニングであり、生活の中での成長や自己肯定感の向上に大きな役割を果たします。先生方も、その重要性に共感を示し、実際の現場での活用について前向きな意見を多くいただきました。

横田からのエール

支援活動を行う中で、先生方の抱える多様な課題に触れ、その解決のためにともに取り組む意義を改めて感じました。ビジョントレーニングの本質は、目と脳、体、そして心をつなぐものであり、生徒が「できること」を増やすための支援でもあります。今回のような対話を通じて、先生方が生徒一人ひとりに寄り添い、支援の幅を広げていくお手伝いができればと願っています。

今後も皆さんとともに、教育支援の未来を切り拓きながら、生徒たちが安心して学べる場を作り上げていきたいと思います。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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