ビジョンは何ですか?〜摘読日記_07
三連休も、摘読(つまんどく)。
野球本は、今読み進めているのがこれ。
「プロ野球のすべてを知っていた男 根本陸夫伝」
広島カープの初優勝、西武ライオンズの黄金時代、今のソフトバンクに繋がるダイエーホークスの土台を作り、”球界の寝業師”と異名をとった根本陸夫氏について、根本氏と関係の深かった野球関係者が氏の仕事ぶりについて語っている。
根本氏の評価について非常に多いのが、”先見の明があった”というもの。
チームを強くするという視点に加えて、自分が関わった人間に対して、その特性に合わせて将来のビジョンを描いて道を作っていく具体例が数多く紹介されている。
根本氏についてあまり詳しくなかったので、興味深く読み進めている。
競馬本はこちら。昨日届いた。
「馬を語り、馬に学ぶ」
コントレイルやリスグラシューを手がけた矢作芳人調教師の8年ぶりとなる著書。
厩舎開業以来、優秀な成績を上げ続け、昨年はなんと米国ブリーダーズカップで2つのG1勝利を挙げた。
矢作師は、厩舎開業前から自分には”ビジョン”があった、と語っており、そここそが自分と他の厩舎を分け隔てた点であると書いている。
この本のメインコンテンツは、矢作師が手がけた各馬の競争生活についてのエピソード。
まだ最初のコントレイルの部分を読み終えたところだが、知らなかった話も盛り込まれている。
引き続き読み進めていく。
いずれも、ビジョンを持って人生を切り拓いた人物の本である。
あとは、こちらもつまみ読み中。
「江戸人の老い」
実は自分で選んで買ったのではなく、神保町三省堂の「本みくじ」で引き当てたもの。
自分では買わなかった本だと思うが、少し読んでみたらなかなか面白くて、これは当たりかも。
隠居の孤独と豊かさがテーマの本。
「老い」について考えるのも、自分の人生のビジョン作りだよなぁ…