グルメフロンティアのような馬を育てるのが楽しかった、ダビスタの思い出。
だいぶ前にこんな記事を書きました。
自分が競馬にハマった大きなきっかけである「ダビスタ」の思い出についてです。
私はこんなnoteをやっているので、競馬好きの方が読みにきてくださるのですが、どうも30代後半〜50代前半ぐらいの方が多いような気がします。
そして、そのぐらいの方だと、ひょっとして「ダビスタ世代」なのではないかな〜などと想像しまして、ダビスタの思い出について少しまた書きたいなと思いました。
トップ画像は、昔のNumber誌で、ダビスタで最強馬を育成する名人の横井さんという方のインタビュー記事なのですが、私のダビスタの遊び方としては、最強馬を作るというよりは、常時10頭〜20頭ぐらい色んな馬を育てるのが好きでした。
その中にはもちろんクラシック路線に乗せたい良血馬もいましたが、けっこう安い種牡馬をつけて生まれた、1勝できるかどうかぎりぎりぐらいの馬もいました。
そして、まれに、あまり期待していなかった馬の中から、4歳秋とか、5歳ぐらいになり徐々に力をつけ、やっとこG3を勝ち、G1で勝ち負けするようになり、そのうちG1で伏兵的な人気となり勝っちゃう馬が出たりするのが楽しかったのです。
現実の馬で言うと、ぱっと思いつくのがグルメフロンティアという馬。
3歳春時点で2勝目を挙げるも、NHK杯4着でダービー切符を取り逃がし結局クラシック三冠は未出走。3勝目は明け4歳の東京ダート2100mの条件戦。
あまりとんとん、という感じでは出世しなかったものの、5歳春にオープン入りし、その後重賞戦線でもそこそこの活躍をして、明け6歳、正月の名物レース・中山金杯で重賞初勝利を挙げると、次走のG1・フェブラリーステークスを6番人気で見事勝利。
全キャリア38戦のうち、なんと35戦目でのG1制覇でした。
こういう叩き上げの馬は、なかなか珍しいと思います。
ほかには、ショウワモダンなんかも似たようなタイプでした。
39戦目でG1初挑戦、8番人気の伏兵ながら安田記念に勝利。
ダビスタの話に戻しますと、現実世界でグルメフロンティアが勝ったフェブラリーステークスや、秋のマイルチャンピオンシップ、あとはエリザベス女王杯などはライバル関係で比較的勝ちやすく、”ちょっと能力的にどうかな・・”、という馬をうまく仕上げ出走させると意外と狙ったとおりに勝ってくれ、それが快感でした。
開発者の狙い通り、ブリーダーオーナー(兼トレーナー)冥利に浸ることができました。
あと、昔のダビスタは、レースシーンの表現もけっこう好きでした。
本物さながら、逃げ切れるかどうか、差し切れるかどうか、レース中引っかからないか、といった匙加減がうまくできていたような。
(数年前に一時期スマホでダビスタの後継のゲームをやったことがあるのですが、能力の有無があまりにも露骨にレースに反映され、逆に面白みに欠けるなあと思いました。)
そういえば、ダビスタを生み出した薗部博之さんは、馬主でもありますよね。
最も活躍したのは、弥生賞や中山記念など重賞7勝のバランスオブゲームでしょうね。
ダビスタはまさに、バランスオブゲームが絶妙だったいうか、生産、調教、レースと、色んな要素において素人でも学びながら楽しめ、しかもはまっていくとまた新たな楽しみ方もできるという名作だったと思います。
(なお、ウマ娘には、グルメフロンティア、ショウワモダン、バランスオブゲームとも登場していないみたいですね。それぞれ、いいキャラクターになりそうですが・・。)