本屋象の旅
横浜橋商店街の近くに独立系書店ができたらしいというのはオープン時に聞いていて、御書印扱うようなら行こうと思っていた。しかし最近加わる御書印扱い店はもっぱら丸善系で、独立系はあまり新たには加わらない感じ。
神奈川県内の独立系書店は御書印関係なく訪れてみようと思い立ったのを機にここにも初訪問。開店からそろそろ2年らしい。ブルーラインの阪東橋駅から南区役所方面へ歩く。一本入った筋のまいばすの隣。夜だが前の道路が明るくなるくらいに広い窓から灯りがあふれている。
基本すべて新刊本というか古本はない。カウンター側の壁の棚は棚貸しでそこに少し古本はあるが。ジャンルとしては食の本、旅の本、海外文芸に注力している雰囲気。絵本、児童書も少なくない。
道路に面した面が大きな窓になっていて店内がよく見える。そこの棚は絵本と児童書で子供やベビーカーの視線の高さ。ベビーカーで入れる通路幅も確保されている。
店内はかなりきれいで夜なのでよく分かるが照明も隅々まで照らす。
店主さんはかなり大柄で、カウンターの中が一段高いのかと思った。御書印についてはポリシーと合わないところがあって敢えてやらないらしい。新刊本書店ということもありブックサンタをやってくれているのでスヌーピー本2冊をブックサンタに購入。
個人的には旅本のコーナーが一番興味深い。店名にも旅とつくだけあって注力している。ヨーロッパ、アジア、国内、横浜という感じで並んでいる。ジャンルごとの間にブックエンドで隙間が作ってあってそこに面差しで置かれている本もある。棚ごとの大分類の中の小分類をブックエンドが担っていて分かりやすい。意図してというよりは売れるのと補充するのとのサイクルで自然とそうなったものらしい。
決済はカードなども可。気になった本がその後で全く別のところの新刊紹介で出てきたりもしたので文字通りの新刊も並んでいる様子。
気になる本はいくつかあるが、ここはKADOKAWAとかでなくマイナーな版元の本にする。と言っても今日の本はひとり出版社とかでなく都内でオフィスを一部改装して本屋を開いたという版元の本。
店のロゴマークの入った栞がうれしい。同じくロゴマークのスタンプを押した紙袋も。
横浜橋商店街は故歌丸師匠を今でも起用。かなりアジア系の店が多め。