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電燈

六角橋がどこかあまりぴんと来なかったが、白楽駅の近く。行ってみると六角橋の交差点には見覚えがある。何のときに来たのだったか。杉山神社めぐりか。
12月に閉店する前にブックカフェはるやに行こうと思って白楽にやってきたが19時前なのに開いてない。ご縁がなかったか。
駅前の通りの一本奥に並行してかなり細い古いアーケード街があるのに気づく。19時台という時間帯のせいかシャッターの降りた店も多いが、いかにも昭和な見た目に反して案外オシャレ系な酒場が多い。看板は昔のまま。

路面はタイル貼り
はきもの店のままのふりをしたワイン酒場

六角橋商店街が神奈川区のスポット50選に入っているのは、この路地裏的な通りのことだったか。表のコンビニや牛丼屋のある車道のことではなかった。
車も通る道に面した店は裏口はそのアーケード街にも面している。アーケード側だけに面した店もある様子。そして最近では激減した街の本屋もあった。

六角橋の交差点にある案内板

そんな六角橋の交差点から斜めに入りさらに先にある小ぎれいな建物にある小さな本屋&図書室が「電燈」。
営業時間が変則的。20時から開くはずの曜日だが5分前になっても人の気配がなく真っ暗。20時まで開いているはずのはるやが19時前に行ったのに閉まっていた直後なのでまたかという気がしてくる。

変則的だが誰でもどれか都合の合うタイミングはありそう

と、時間ぴったりに電気が付いて2階からお姉さんが降りてきた。お待たせしてしまいましたかと気遣ってくれるが開けば御の字です。
かなりコンパクトな店内。奥にはソファがあり、そちらの棚の本は閲覧用と貼り紙。
置かれている本は詩集やZINEやジェンダーに関する本など。新刊も古本もある。棚の下の方には100円の文庫古本もある。
そういえば若葉台団地のブックスタンドも新刊古本両方扱っていた。新刊本の利益率の低さもあるだろうが、選書すると絶版本が少なくないという事情もありそう。
閲覧専用本があるゆえに図書室でもあるというところか。
入口左手の棚の一番上も閲覧本。

本好きの友人の家、みたいな雰囲気
3軒くらいがくっついた新しい長屋みたいな建物の一番手前

アーケードも昭和な中に若い人によるお店が少なからずあったが、ここもその流れかもしれない。六角橋、けっこう注目のエリアかも。谷川俊太郎の詩集の古本を1冊買って帰った。


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