写真で振り返る台湾旅行記《3日目・前編》
〈2日目からの続き〉
台南3日目。丸一日観光できるのは今日までであるが、生憎の雨。
ホテル朝食。可もなく不可もなく。
目的地もはっきりしないまま、雨の台南をさまよい歩く
特にはっきりした計画も企てていなかったため、フラフラと街を歩くことにした。
衣類の市場があるらしいので向かう。途中、人糞らしきものが道路にあった。(写真も撮ってあるのだが、さすがにここで掲載するわけにはいかないので、写真略)
しばらく歩いていると市場に着いた。
ローカルな市場で、私たちが衣服を買っても仕方がない。見物だけした。
続いて、私の要望で文房具屋へ行く。
文房具屋。
この時は、まだ昨今のような円安ではなかったので10円程度のメモ帳や60円くらいの文具などを購入した記憶がある。雨降りの中、時間つぶしには最適な場所であった。
文具屋の後、何処へ行こうか悩んだが、これまた私が「東菜市」という屋根付きの市場を調べておいたことを思い出したので行ってみる。
雨宿りのつもりで行くと、とんでもない場所だった
雨なので文房具屋から市場へはタクシー移動。
市場に着くと、早速威勢の良い掛け声が飛び交っていた。
「東菜市」
当時、というか今でも、この市場の口コミ情報はとても少なく、おススメのものなど全く情報がなかったので適当に見て歩く。
野菜から肉・魚、お菓子や洋服まで様々な商品の取り扱いがある。
混沌とした市場。何がどうなっているのか分からなかった。観光客にとってはただ、力強い活気と台南のおおらかさがむせかえるほどに伝わってくるだけである。人々の熱気と雨の湿気が合わさり、異様な湿度を誇っていた。強烈な印象が未だに残っていて、今まで訪問した市場の中でここが一番良かったと思う。
観光客相手ではない市場。ほんの少しだが、台南の人々の生活を垣間見ることが出来た気がする。
台湾、台南ではあまりスーパーマーケットを見かけない。新鮮な野菜や肉、魚が安価でしかも街の中心部で売っている市場はスーパーよりも人気なのだろう。(衛生面には目をつむることとして)
とにかくローカルで良い市場でした。
市場の後、台南の街が違って見えてきた
市場を見終えた頃には、お昼の時間になっていた。近くにあった麵屋でお昼ご飯。
「阿龍意麺」
ゴボウの麺が有名らしい。しかし、有名なものを無視して私はオーソドックスなワンタン麺を注文。肌寒い日だったので温まった。
見た目通り(?)あっさりとした塩味スープ。胃にもたれなくて良い。さっぱりと食べられるところも良かった。
台南観光も終盤戦。これほど、のどかで居心地の良い年は初めてだったので名残惜しく感じ始めた。
後編に続く。