写真で振り返る台湾旅行記《4日目・後編》
〈4日目前編の続き〉
ホテルに荷物を預けたらお昼の時間になっていたので、母がチョイスした食事処に出かける。
高雄の街。
店についた。この店は観光客向けではなく、現地のサラリーマンや家族向けの店。
こういうローカルなところが本当においしい。ほどよい薄味で食べやすいし。
家庭的な素朴料理が並ぶ。台湾はルーローハンとか水餃子が人気であるが、私的には青菜の炒めが一番おいしいと思っている。
近くに古い倉庫を改造したリノベ街があるので歩いて行ってみる。
私も真似して。
曇っていたのに、歩いていると突如晴れだした。さして嬉しくなかったが、今回の旅で唯一の晴れとなった。
リノベ街についた。
おしゃれな雑貨屋や本屋が立ち並んでいて、ショッピングにはすごくいい場所だった。
古い建物と新しい建物が良い具合に立ち並んでいて、街づくりがうまい。
港に出た。高雄は港町で、台湾第2の都市として栄えている。ここも大型船舶が何隻か停泊していた。
とんでもない水道を発見。
緑も多くてリフレッシュできる。
台湾で有名なお菓子としてパインアップル(パイナップル?どっちだ・・)ケーキというものがある。それの有名店がここの倉庫街にあるらしいので訪問。「微熱山丘」という店。そこが、やや高級店なのだが、店内では一人一つ無料で試食できるサービスを行っている店ということで、私たちも無料の恩恵にあずかろうと早速並んだ。が、世の中の人々の考えることは皆同じ。無料サービスに長い行列ができていた。折角来たので私たちも行列に並び、何十分も待ち無料のパインアップルケーキを食べた。しかし、その写真を撮り忘れるという失態。きっと、並びすぎて嫌になっていたのだろう。無料だからって、こんなに並ぶ価値があるかと問われれば微妙なところだ。
利便性も良いし、路面電車って地下鉄よりも乗車するハードルが低くて、バスのように便利に使える利点があると個人的に思っている。なお、この路面電車はどんどん延伸していている。
ちなみに、この場所には2023年年末の旅行で再び訪問した。
鉄道パークのようなものもあった。
海辺でポーっとしたりするのも良いかもしれない。
しかし、日本一のせっかち旅行でおなじみの我々。一通り見物したら、足早にホテルへ向かいチェックインをする。ポーっとするなどは厳禁というか、そんなこと思いつかないのである。
ところで、前編にも書いた通り今回のホテルは期待が高い。楽しみにして向かった。
いざ、チェックイン。フロント部分はシャンデリアなどがあり良い感じ。
しかし、部屋に入って、笑いが止まらなくなった。
変な絵が大々的に飾られているのである。
しなびたフルーツがおかれていた。
部屋にあった不思議なライト。これが、どこのボタンをどうやって操作しても消すことができず、夜はわざわざ電球を緩めて物理的に消灯した。今考えれば、危険である。
全体的に古い印象で室内はとても高級ホテルとは言えない。私は少しショックであった。
これも何度も書くが、ホテルにチェックインした後少し休憩をとることになった。小学生と年老いた祖父がおり、さすがに二人とも体力的に厳しいからである。時間がもったいないので、私と母はこの隙に喫茶店に出かけるようにしている。
グーグルマップに案内させて、街を歩く。広大な道路が走っているが、のどかな街だった。写真も撮らず歩き着いた。
ホッと一息つく。至福のひと時だ。味も甘すぎず、とても良かった。まだよく分かっていない街で良い喫茶店に出会う。すっかりお気に入りの店となった。
ホテルに戻り、皆と合流。再び街を歩き始める。
出かけたときはもう日が暮れていた。台湾といえば、「夜市」というものが有名だ。飲食店や雑貨店などの移動式屋台が夜になると、道にズラリと並ぶ。「夜市」で何か食べるのは個人的にあまり気が進まないが、台湾を感じておこうと一応出かけた。
とにかく、とんでもない混雑具合。
なんでもアリなのが台湾。洋服屋の隣で生肉を平気で販売していたりするから面白い。
夜市を見学した後、夜ご飯を食べに出かける。
随分とお洒落なお店。お昼は台湾茶を、夜は定食を出している店らしい。(ちなみに、こちらも2023年に昼に台湾茶を飲みに再訪している。)
サバヒーという台湾で有名な魚の定食を注文した。
定食が運ばれてきた。
サバヒーと貝の塩蒸し、いろいろなお惣菜。総じて優しい味付けで食べやすかったと記憶しているが、何しろ5年前のことではっきりと覚えていない。しかし、少し暗めな照明の中で食べる食事は良い雰囲気であった。
お茶屋さんなので、締めにお茶とお茶菓子が出てきた。
きな粉もちのようなものと、台湾茶。ほっと一息。ものすごく香りのよいお茶だった。が、茶なんぞ2分程度で飲み干しあっという間に店を出た。これが、我が家の旅
行スタイルだ。
今日は朝ごはんの台南から始まり、本当に忙しい一日であったため、このままホテルに直行して睡眠。