写真で振り返る台湾旅行記《2日目・前編》
12月28日。旅行2日目。
カーテンを開けてみると、街の様子が分かってきた
深夜に到着したので周辺の様子がよくわからなかったが、朝になり街の様子がわかってきた。
目の前にあるのが「林百貨」という台南老舗の百貨店。結構有名な場所らしい。この街には地下鉄がない。故に交通手段がない不便な街とも言われているらしい。こぢんまりとした街であることは、ガイドブックからも知っていた。
空腹で迎える朝、機内食では物足りない
今回は朝飯が付いているホテル。バイキング形式だった。
お味は可もなく不可もなく。普通の朝食だった。
初めての街を、早速歩いてみる
車どおりや人通りが激しいわけでもなくゆったりとした道路状況。
有名観光地に立ち寄る。赤崁楼(チーカンロウ)という寺院だ。
有料だった。
この時の私はあまり歴史などにも興味がなく、この建物にも関心を寄せずに過ごしてしまった。今なら、案内板も一つ一つ読んで回りたいくらいなので激しく後悔している。
観光したら、休憩をいれなくちゃ
赤崁楼の近くに、台湾のデザート「豆花」(トウファ)の有名店があらしいので行ってみる。
レモンシロップの爽やかな豆花。日本で提供している豆花は派手なものが多いが、現地のそれは至ってシンプルである。
ちょっと変わり種。ミルク豆花。
豆花とは、日本で言う絹ごし豆腐みたいなものだが完全にそれだとは言えない。絹ごし豆腐よりもまろやかでコクがある、という平凡な感想になってしまうがとにかく柔らかい。そこにかかっているタレというかソースは、ほどよい甘さ。天然の甘さでホッとする。100歳越えの爺さん婆さんでも平気で完食できてしまいそうな食べ物だ。
歴史に興味はなくても、寺院好きは変わらない
この豆花屋の近くに寺院があった。ガイドブックに載っているような場所ではないが訪問。
立派な門が建っている。
門をくぐって少し行くと、何やら派手な仏様が現れた。
一体どうなっているのか分からない迷宮のような寺だった。
赤崁楼よりもこの寺のほうが面白かった。日本とは寺のつくりから祈り方まで違う。仏教は日本でも慣れ親しんでいるはずなのに、違う国で全く知らない宗教を見ているようだった。ローカルな場所は少し緊張するけど、こういう発見があるから面白い。
旅行と言ったら買い物、少し退屈な時間
母や祖父の買い物の時間が始まった。旅行といえば雑貨屋などに連れていかれるのが定番。なかなか退屈な時間である。
今回はお茶屋に行った。
今となっては、私は茶好き。このころは茶に興味がなく、スルーしてしまったのが勿体ない。
買い物している間、店の周りを歩く。
気が付いたらお昼の時間、台南初めてのメシ
買い物を済ませたらすっかりお昼の時間。いくつかピックアップしてある中から選んで向かう。
「福泰第三代飯桌」
青菜の炒め物、スープ、肉藻飯(ルーローハン)、台湾ソーセージを注文。
どれもあっさりとした味付けだった。肉藻飯はパクチーがのっていてとても美味しかった。小盛りだった。台湾ソーセージは香辛料の香りが強くやや苦手。
少しホテルへ戻り、休憩する
休憩の間に近くにあったお茶スタンドに母と出かけてみた。
「公館手作」
ローカルな飲食店は観光客にとって難しい。案の定、私たちも困り果ててしどろもどろしていると近くの台湾人女性が日本語で話しかけてきてくれ、注文を代わりにしてくれた。甘さはどうするか?まで細かく聞いてきて、ずいぶん親切だなあと思った。
お茶が有名な台湾、日本とは全く違う。香りが良い。多国籍ドリンクチェーンS社が世界を侵食しつつある中、こういうローカル店は厳しいかもしれないが絶対に存続させなければならないと思う。世界どこでも同じ味になってしまってはつまらない。
(後編に続く)