【2021年冬】薬局経営者必携の書籍をご紹介
今回は、薬局経営者なら必ず持っておきたい書籍をご紹介します。
■調剤報酬点数に関する書籍
この書籍を見たことがない方はいないのではないでしょうか?
1999年に初版が発行されて以来、定番の一冊となりました。
調剤報酬という一見複雑で、勉強を避けたくなるようなものですが、
薬局の現場で生じる疑問や質問をもとに、調剤報酬上の解釈と算定の仕方をQ&Aにまとめています。レイアウトも見やすく、難解な調剤報酬についてわかりやすく理解できる一冊です。
私は報酬改定のたびに購入するようにしています。
日々疑問が生じた際に、一読できますし、新人教育のツールとしても大活躍です。
保険調剤薬局には必須ですので、ぜひ。
こちらは先ほどあげた、「保険調剤Q&A 薬局・薬剤師業務のポイント」は調剤報酬・点数に関する内容がメインでしたが、こちらは、保険薬局の構造、処方箋受付、疑義照会、麻薬の取り扱い、後発医薬品や訪問薬剤管理指導など、薬局を管理する上で必要になってくる知識が網羅されています。
管理薬剤師の立場にある方や、薬局の運営に関する疑問を持つ方には非常におすすめの内容になっています。
調剤報酬点数表の解釈: 附/薬剤使用に関する点数表の解釈(医科・歯科) (令和2年4月版)
こちらの書籍は、調剤報酬点数が全て掲載されているため、知りたい内容は全て乗っているとも言えます。
情報量が多く、少し難しい表記や細かいレイアウトになっているので、最初はとっつきにくいかもしれませんが、慣れてくればあまり気にならなくなります。
この本を読無ことができれば、現場での疑問はほとんど解消されるでしょう。
■個別指導に関する本
医療機関の個別指導・監査がわかる本:医科・歯科・薬局のためのQ&A
保険調剤薬局では避けられない、個別指導や監査の問題。
先日の記事でもお伝えしましたが、個別指導は、厚生局が毎年公表していますが、少しわかりにくい記載も多いです。
また、保険薬局に関して述べられている書籍はは少ないので、こういった書籍で理解を深めることは有効であると思います。
こちらの書籍を読むことで、日々堂々と運営できるようになると思います。
■在宅を進めていきたい方へ
在宅医療Q&A 令和元年版 服薬支援と多職種協働・連携のポイント
近年、「高齢化による、在宅患者の増加」「かかりつけ薬局・薬剤師の推進」という背景を受け、ますます在宅薬剤師の役割が求められるようになってきています。
しかし、在宅では独自の精度やルールがあり、いきなり取り組むには各種ハードルがあります。この書籍を読む事で、在宅の全体像〜日々の業務内容までイメージが掴めるようになります。
意外に、在宅に関する書籍は少ないので、ぜひご一読ください。
在宅を行っている薬局様はもちろん、在宅を行っていない薬局、これから行うことを考えている薬局様にもおすすめです。
■その他
薬局が変われば地域医療が変わる (医師と薬剤師の協働から始まる在宅医療イノベーション)
みなさんご存知の狭間先生の書籍です。
医師でありながら薬局経営を行う狭間先生独自の視点で「本質的な薬局経営は何か?」という問いを投げかけてくれます。
「薬局の経営方針について、今後どのように舵を取っていくべきか」
という悩みをお持ちの薬局経営者の方におすすめです。
“中堅どころ"が知っておきたい 医療現場のお金の話: イラストでわかる 病院経営・医療制度のしくみ (CandY Link Books)
こちらは薬局に特化した内容ではないですが、医療制度や病院経営の基礎知識から、病院経営のお金の流れ、失敗事例など非常にわかりやすいビジュアル・レイアウトで伝えてくれます。
経営者には少し物足りない内容かもしれませんが、中堅職員やマネジャーなどが、薬局経営について理解を深める内容になっています。
“リアル”なクリニック経営-300の鉄則: 開業,財務管理,集患,採用,人事労務,職場活力,継承まで
こちらも薬局向けの内容ではなく、クリニックに関する内容です。保険薬局は医療機関とは斬っても切り離せない関係にあります。医療機関の経営がどうなっているのか?医療機関の経営者の悩みは何か?そういったことを知っているだけで、医療機関との関係性の築き方が変わってくるかもしれません。
内容は、筆者のリアルな体験に基づいた事例がベースになっているので非常に読みやすく、理解が深まります。
門前薬局の経営者はぜひご一読ください。
まとめ
今回は、私が今年読んだ書籍の中で、薬局経営者におすすめの書籍を記載させていただきました。
今後も定期的にアップデートしていこうと思います。
もし皆様もおすすめの書籍などありましたら、コメント欄にメッセージなどいただけますと幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?