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「こんな神様が居ると良いな」と思う本
最近、さとうみつろうさんファンになりました。
先日、さとうみつろうさんのBASHAR関連の本を読んで、すっかり魅了されました。それをきっかけに、もう1冊別の本も読みました。
ちなみに、前回読んだBASHARの本については読書感想文を書いていますので、もし興味があればそちらもご覧いただければ嬉しいです。
今回は「神さまとのおしゃべり」を読みました。
タイトル通り、この本はサラリーマンである「みつろうさん」と「神さま」が「おしゃべり」をする形で進む物語です。
Amazonで手軽に購入できるので、ご興味のある方はぜひ手に取ってみてください。
「こんな神様が居ると良いな」と思ったエピソード
この本にはいくつもの印象的なエピソードが登場します。その中で私が一番感動したのは、主人公みつろうさんの息子さんのお友達、コーキ君のお父さんが亡くなってしまう場面です。
みつろうさんは、「5歳のコーキ君のパパが死んでしまうなんて!こんな残酷な宇宙を創ったお前なんて、死んじまえ!」と神様に怒りをぶつけます。
そのとき、神様はこう言うのです。
「気が済むまで、ワシを責めなさい。どんだけののしっても良い。ワシは受け止める。怒ったくらいで、お前たちのことを見放すような存在を、神と呼べるだろうか?」
このエピソードを読んだとき、私は心の底から「こんな神様が居たらいいのに」と思いました。なんて素敵な神様なのでしょう!
神様のイメージと私の理想
世の中には「神様にこんなことをしたら罰が当たる」とか、「そのお参りの仕方は間違っている」といった話が多々あります。もちろん一理あることもあるのですが、時には細かすぎたり、堅苦しく感じられることもあります。
そんなとき、私はいつも「本当に神様って、こんなに細かいのだろうか?」と疑問に思ってきました。
もちろん、人にも神様にも無礼なふるまいをするのは良くないと思います。でも、私は神様という存在は、人間の怒りさえも受け止めてくれるような大きな懐を持っていてほしいと願っています。
これはあくまで私の個人的な理想ですが、この本を読んで、「こんな神様が居たらいいな」と改めて強く感じました。