ウクライナの義勇兵に応募しないように松野官房長官が呼びかけ
ウクライナの義勇兵に志願する日本人が70人くらいいるようです。これは立派な行為だと思います。
反社会的団体や、半グレに殺されそうになっている人がいたとして、それを見殺しにはできない、と暴力を振るっている人を止めるのは人間として当然のことでしょう。
むしろ、何もせず、見殺しにする方が人としてどうかと思います。日本では、何もせず遠巻きに見守る人が大部分だと思います。そんな中で、勇気を出して暴力を振るわれている人を助けるのは、命の危険さえ伴うでしょう。
しかし、そうやって助けようとした人には惜しみない賞賛が与えられると思います。たとえ、ケンカで負けたとしても。日本国内であれば、それで済みます。
しかしながら、国としてみた場合、日本人が多数義勇兵としてウクライナに乗り込み、ロシア人を殺害したりしたら、日本とロシアの間で戦争が起きることも考えられます。
そういったリスクも考慮して、国としては、止めさせようとしている、というアリバイ工作を松野官房長官がしたのかも知れません。
このあたり、義勇兵に参加する人は十分戦略を考えて、外人部隊なら、捕虜になっても、国籍も名前もわからないようにして参加すべきではないかと思います。
ウクライナも日本人が義勇兵に参加した、という情報は流すべきではないと思います。もちろん、ウクライナとしては、義勇兵に志願する人が多ければ多いほど、ロシアへの国際社会のプレッシャーが強まるでしょうから望ましく、日本からも、それ以外の国からも義勇兵を増やしたいところなのでしょうけど。
身元がわからず、義勇兵に参加したことも秘密にする場合は、亡くなっても誰にも気づかれず、孤独に亡くなることになり、お墓もできないかも知れません。それだけの覚悟があって、義勇兵に参加されるならそれも立派な行為ではないでしょうか?他人の命を守るために死んだとしたら、天国に行けるかも知れません。
インターネットの普及によって、戦闘の状態がほぼリアルタイムでわかるようになりました。虐殺されるのをみすみす見殺しにすることは人道的に許されることではありません。それを状況が正確にわかったうえで見殺しにしている大国のやり方はおかしいと思います。
とはいえ、ここで欧米がウクライナに派兵して、第3次世界大戦が起こり、核戦争につながるとしたら、そちらの方がはるかに大きな規模の殺戮が起こるおそれがあります。それもあって、今回は欧米は動けないのでしょう。
もし、そうとすれば、中国が台湾や尖閣に侵攻してきても、中国と米国が戦うと核戦争になるから、米国は参入しない、などと言われかねません。まぁ、日米同盟があるので、さすがにそれはないと思いますけど。
戦争には様々な歴史、動機があります。例えば、民族の闘争の歴史があるアラブ・イスラエル紛争のように何世代にもわたる憎しみの連鎖があり、お互い譲れない戦争もあります。そういう場合に、果たして常識的な人道主義で紛争を止められるでしょうか?何代にもわたる復讐・恨みを止められるでしょうか?
そうした当人達しかわからない事情のある戦争に参加するのも自由ではありますが、深い事情も知って参加の要否を決めるべきでしょう。
今回の場合、ゼレンスキー大統領がプーチンの協力を取り付けて、プーチンはゼレンスキーを利用できると思って支援して当選させたら、ロシアに反旗を翻して、ウクライナに在住するロシア人を虐殺したりもしたようです。
ゼレンスキーはネオナチに囲まれていて、ミンスク合意を破り、そのネオナチの関係する人達を含む軍隊がウクライナ東部のロシア人を虐殺した、ようです。これについてはずっとプーチンが是正するよう申し入れていたにもかかわらず、ゼレンスキーは止めなかったようです。この点は、ゼレンスキーが悪い、という見方もできます。
もともとは、ゼレンスキーがまいたタネなので、欧米が関与しないのかも知れません。それに、元々はウクライナはソ連の領土でしたから内輪もめという面もあります。
どっちもどっちという面があるわけです。
とはいえ、どうもプーチンは最近おかしくなっている、という説もあります。会見でも目が泳いでいたり、机をトントンたたくなど、異常な行動が見られるようです。
全くの推測ですが、軽い認知症の症状が出始めているのかも知れません。ロシア人の平均寿命は73歳と言われていますし、ロシアでは、コーヒーに砂糖で埋め立てるくらいに山のように入れて飲むそうですから、糖尿病になってもおかしくありません。そろそろ老化のきざしが出てきていても不思議ではありません。
そういう狂っているかも知れない人が起こした戦争に参戦して命を使うのも一つの生き方でしょう。義勇兵に参加する方達は、ほとんどが立派な志を持って参加されると思います。もし、義勇兵としてウクライナに行かれたら、生きて帰ってくれることを願います。勝って帰って来れたら、英雄として歴史の残れるかも知れません。