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【ブックレビュー】クリエイティブ・プログラマー~創造力を駆使して問題解決するための7つのテーマ

クリエイティブプログラマー

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ある飲み会でこの本を紹介され、その場で買いました。プログラミングだけでなくシステム設計やデータモデリングにも「クリエイティビティ」が必要だという意見が、参加者全員の結論でした。コードやモデルという形でアウトプットするということは、絵を描いたり小説を書いたり楽器を弾いたりという「創造的な行為」と同じです。

プログラミング/モデリングを職業にされている、あらゆるレベルの方にお勧めできる著書でした。特定のプログラミングの知識は不要です。翻訳も読みやすく、気づきが得られると思います。
著者のWouter Groeneveldは、ソフトウェアエンジニアであり、コンピュータサイエンティスの教育研究者であり、プロのパン職人だそうです。

第一章では、「創造性」という言葉の意味をその起源から紐解きます。
第二章~第八章の7つのテーマがこの本の真骨頂です。

  • 専門知識 ・・メモの重要さ。5段階のワークフロー

  • コラボレーション/コミュニケーション

  • 制約 ・・ハードの制約、ソフトの制約

  • 批判的思考 ・・よくある批判的思考の誤り

  • 好奇心 ・・楽しむことについて

  • 創造的な心の状態 ・・割り込み!

  • 創造的なテクニック ・・選抜ツールボックス

第九章は学んだことをプログラマーとしての日常業務へ組み込むために役に立つ、いくつかの振り返りを行います。

最後の推薦図書と索引の充実ぶりには驚きました。ちゃんと数えてませんが、「人名索引」だけでも300人以上が列挙されていました。

以上
#読書感想文

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