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物語33

コンピューテーションと暖かさ

物事を効率的に考えることはコンピューターに向いている作業であると言えるのかもしれない。

逆に暖かさ(人間的な非合理を許容する)ことは、なぜかわからないけれど好きだみたいな気持ちを考えることは人間が向いている

たくさんの物事を見ていくとなぜそれをしているのかがすごく重要だという人のことがすごくよくわかる。もちろんそれはある程度の物事ができるようになってからでないと誰も見向きもしてくれないがおそらく合理的にするということはどこかの点でコモディティー化する

そうなってしまうと誰でもできることをさも自分だけができるように錯覚してしまうのではないだろか

これだけ自由に情報にアクセスすることができるようになった時代に誰かと違う考え方を持ち、誰かと違うものを作る人は必ず必要になってくる

おそらくデザインするということはそういうことだ

自分の生活や人生すらも物語でありデザインする対象になっていく

エンターテイメントの人たちは自分の生活や人生がすでにエンターテイメントになっている

そういう風に物事がある程度満ち足りてきたいま必要なのはどれだけ自分の世界観に共感してもらうかなのでは無いのだろうか


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