【音楽雑記】#42 ラテンリズムの曲、マイアミ・サウンド・マシーンの「コンガ」やデバージ(DeBarge)のヒット。(1985年③)
グロリア・エステファンがヴォーカルをつとめるマイアミ・サウンド・マシーンが「コンガ(Conga!)」をリリース、各国でヒットしたのが1985年だった。
この年の前後に、こういったラテン風味の良曲がいくつか目についた。
「Conga!」マイアミ・サウンド・マシーン
「コンガ」はラテン/カリブ音楽のリズムとダンスポップを融合した軽快なご機嫌ソング。ラテンポップが浸透する大きなきっかけになった曲だ。
ヴォーカルのグロリア・エステファンはキューバ出身。パワフルな歌声でダンスナンバー、バラードでもヒット曲を連発していった。
「リズムでゲット・ユー」 (1987)、「エニシング・フォー・ユー」 (1988)、「1-2-3」 (1988)、、いずれも大好きな曲だ、
「Rhythm of the Night」デバージ
同じ1985年に、デバージ家の兄弟からなる音楽グループ、デバージ(DeBarge)が「リズム・オブ・ザ・ナイト(Rhythm of the Night)」を大ヒットさせる。こちらもラテンリズムのキャッチーな名曲だった。
いずれの曲もスチールパンやマリンバの音色、ラテンパーカッションを効果的にフィーチャーしつつ、ダンスミュージック的にエレクトリックドラムやシンセザイザーも使ったファンキーなダンスナンバーだった。
「All Night Long」ライオネル・リッチー
思い返すと1983年のライオネル・リッチーの大ヒット曲「All Night Long」もラテンリズムのダンスナンバーだった。ミュージックビデオの印象から多国籍感やアフリカ感もあるが基本にカリブ音楽がある気がする。
そういえば、1985年の「We are the World」。マイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーの共作だが、マイケルが歌うパート、1番のサビあたりで、マリンバらしき楽器が演奏されている。いきなりのカリブ風味だ。
もしかすると1989年のディズニー映画『リトル・マーメイド』の曲「Under the Sea」は「We are the World」からインスピレーションを受けたのかもしれない。(サビのメロディーもそっくりだ)
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