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大人が大人じゃないから #ニャンタジア
子供が苦労する? 世の中が良くならない?
「大人が大人じゃないから」
Bullというアメリカのドラマの最初の物語で叫ばれたセリフ、妙に気になって(笑)
法廷もので、主人公は心理学者、メンタリスト系を期待した、ある意味同系列だけれど、僕はメンタリストの方が面白い。
まぁ、気に成ったらアマプラに有ったので見て下さんし、面白いよ
大人が大人じゃないから の後に続くのは、だから子供が苦労するんだよ だと思うの。
「そもさん、爺、問わん」
「せっぱ、猫様 お答えいたす」
「爺、大人になれておるのか?」
「自分が未熟だと感じたときに、人は大人になりかけるんだ」
「なりかけている? なっておらんのか?」
「んなもん、死ぬまで成れるかい?」
「やれやれ、人とは面倒な生き物じゃな」
「だから、NNNが猫様を派遣してくださるのだろう?」
「レベルに応じて派遣が変わる、人は子供じゃないと遊べない面倒な生き物だから」
「貴女たち猫は、仔のままで出来上がっている」
「存在そのものが愛だから」
「人は貴女たちと違って、群生動物だから、階層を作り、愛する事より愛されることを求めてしまう、大人かどうかは 愛すると愛されたい欲求のバランスなのさ」
「犬も人も、相手が意のままにならぬと、脅す、しまいに潰す」
「貴女たちみたいに、我関せずなら良いのにね」
「抑えつけられて育つと、汝の様に人の顔色を見るのが得意になるのか」
「怒らせないように、叩かれないように、自己保身だよ」
「哀れな」
「自己保身が出来る賢さを身に着けていないと、壊れるわな」
「群生するくらい、数の居る動物だから、間引きされるのか?」
「生物学的には、そうでも、壊れる奴は独りだし、自分自身の事だからね、堪りませんわ」
「我らも育たぬ個体は見捨てる」
「それが自然なのだけど、生命の王者まで下克上したのに、愚か過ぎなのさ、智慧が足りねえ」
「如何様な智慧じゃ?」
「生きていく環境は貴女たちより上位な筈なのに、親が親として育たない、大人にならない」
「そも、大人とはなんじゃ?」
「中国語の大人(たいじん)がぴったり来るんじゃない?」
「聞こうか」
「愛されたいばっかの餓鬼ばっか、子が言うことを聞かないのは自分を愛していないから、どうして良いか解らない→体罰、 愛してくれないなら、愛してやらない」
「貧しい思考じゃな」
「実際、その思考にすら気づいてないのさ、言うことを聞かない、思い通りにならないの段階で脊髄反射して、暴れてる、一度感情を抑えて考えないから智慧が足りないとなる」
「人は、そんなに考えの深いものか?」
「それが本来の人だし 大人(たいじん)大きな人」
「それでこそ、生命の王者だが」
「みんながみんな 大人で生命の王者だったら、どんなに幸せだろうね、弱い者を護り、愛情を注ぎ暮らしていける」
「そうはならぬのぉ」
「だから、犬より思い通りにならない猫が来て、教えてくれるのでしょう、愛し方を」
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