ぐり、ぐら、ぐる②
ぐりとぐらの作者の中川李枝子さんが亡くなった。中川李枝子さんと山脇百合子さんが姉妹で、絵本を作っていると言う事実にとてもあこがれた。我ら姉妹も創作するのが好きだからね。
子どもたちに何度も読んであげた絵本。ぐりとぐらのシリーズは、私も好きで楽しんで読んだ。仙台で絵本展があったときには息子と出かけた。
大学生になった息子と小さい時に読んであげた絵本の展示に行けるなんてうれしかったなぁ。
#なんのはなしですか
我が家のぐるの話である。実は、ぐるは目薬猫なのである!!
見えない方の左目からいっぱい目ヤニを出している時があって、動物病院に行った。そこで、目薬や眼軟膏を処方され、慣れない点眼と言う仕事が加わる。わたしがぐるを抱っこして、相棒が点眼。そんな感じ。あまり開いていないぐるの目が盛り上がって来たのはこの頃か。見えない左目がネズミ色に盛り上がっている。
まるで、右と左で瞳の色が
違っている猫みたい。妹は、
「瞳が地球のようだね。アースアイ」と呼んだ。
片目でも、ぐるはちゃかちゃか動き回る。カーテンや障子にジャンプ!!神棚まで飛んでいく。バチが当たるからやめて〜、なんてことは通じないんだよね。
「そこはやめて〜」と思うところほど行く。あれ?いつ掃除した?と思う場所にも。
今年の夏のこと。いつも元気いっぱいのぐるが、ご飯を食べない。じっとうずくまっている。なんだか様子がいつもと違う。じっとしたまま動かない。
病院に行くと、見えない方の目の眼圧が高くなっていて、そのせいで頭が痛いのだろうと診断される。
眼圧を下げる目薬をもらい、なんと1日に3回点眼するようにと指示を受ける。
3回、3回?・・ヒトですらそんなに目薬やったことないぞ。
かくして、ぐるに3回目薬をする日々が始まった。
目薬のおかげか、元気になったぐる。一週間後、病院へ。なんと、眼圧が下がりすぎていると言われる。必死になって目薬をしたおかげとは思うけれど、なんだかやりきれない。
「この子は病気なんですね。ずっと目薬しないといけないんですね。」
「多分緑内障だと思います。」
ああ、病名が付いた・・こんなにまだ小さいのに。
さらに、眼軟膏まで出された。これは、1日一回で良いと言うのだが、合計4回である。
ぐると目薬の日々。しかももう片目は、見えないというのに、その片目に点眼。
「うちの母は、緑内障と診断されたけど、点眼でだいぶ良くなりました。」
これは、お母さんが緑内障と言う友の話。
3つの目薬、一つの眼軟膏が、2つの目薬と眼軟膏になり、今に至る。当然、点眼することにも慣れてきたけれど。
猫なで声を出してるのは、私。今日も君の名を呼ぶ。