高校を退学するメリットデメリット
今回は、高校を中退して4ヶ月ほど経った私が高校を退学するメリットデメリットを解説していく。
高校を退学しようか迷っている人、また進路に悩んでいる中学生の参考になれば嬉しい。
メリット①ー自分の時間が増える
まずは、高校を中退したらとにかく時間が増える。
学校に行っている時間は大体8時間くらいなので、バイトもしておらず、特にすることがない私のような人間は割と暇だ。
ちなみに私は、学校での精神的ストレスによって不登校となり、そのまま中退することとなった。
「高校辞めたら、勉強を頑張るぞ!」みたいなモチベーションもないので、最初はとにかく自堕落に過ごしていた(今も自堕落かもしれないが)。
しかし、やりたいこともないならゲームやアニメなどの趣味を全力で楽しんだ方がいい。
せっかく時間ができたんだからそういったものに打ち込むのも大事だし、勉強とか読書などの人生において必要なものは、そのうち体が動いてやるようになる。
(私も、最近から投資の勉強を始めた。)
まずは流れに身を任せて、時間をかけて自分を癒していくことが最重要である。
メリット②ー精神的ストレスから解放される
高校を中退する人の多くは、孤立やイジメなどの精神的ストレスを抱えて辞める人がほとんどだろう。
高校を辞めるとそのストレスからは一気に解放される。
私は、高校時代は学校にいるときは常に頭痛、腹痛、動悸などがしていたが、今ではそれらは全くないし、メンタルもだいぶ安定してきている(ごくたまにおかしくなる時もあるが)。
高校を中退したところで死ぬわけでもないので、ストレスを抱え込みすぎて鬱っぽくなっている人はさっさと辞めたほうがいい。そこまでしていく場所ではないのだから。
メリット③ー視野が広がる
私は高校時代は受験勉強しかしてこなかった。
登校中は英語の音声を聴き、教室にいるときは、休み時間でも机に張り付いて勉強、下校中は英単語帳や古文単語帳を読む。
それでも全く成績は上がらなかったのだが、受験勉強などについては機会があれば別の記事で語ろうと思う。
中学校もそうなのだが、高校はやたら「受験が人生の全てだ!学歴で人生が決まる!」みたいな雰囲気が漂っていて、生徒もそれに流されて受験のことしか考えなくなる。
「受験勉強をするな。」とまでは言わないが、人生でたった一度の高校生活なんだから、もっと趣味やバイト、友人関係、学校の行事など、その時しか楽しめないイベントは山ほどある。
受験のことばかりを考えていると本当に視野が狭くなる。
自分の将来の選択肢を広く持つためにも、受験勉強は"ほどほどに"するのが一番だ。
私のように受験のことばかり考えて他のことをないがしろにするような人間にはなってほしくない。
「高校を辞めたら人生終わる」と言われたりすることもあるが、そんな妄言を鵜呑みにしないように、自分の頭で判断してほしい。
デメリット①ー将来の不安がつきまとう
次にデメリットを説明する。
まず最大のデメリットは「将来の不安がつきまとう」ということ。
さっきは「高校を辞めたら人生終わる」という言葉が出てきたが、これは大袈裟に言ってるだけであって、「高校を辞めたら人生がハードモードになる」というのは間違いないと思う。
なぜなら、高校を辞めるのには大きなリスクが伴うからだ。
ご存知の通り、日本は学歴社会なので、中卒の就職は本当に厳しいし、できるだけ高校は卒業しておいた方がいいだろう。
なので、高校を辞めた後もある程度の不安を感じることがある。
しかし、それは高校に通っていても変わらない。高校に通っていて不安を感じないのは、「皆が高校に通っているから大丈夫。」という集団心理から、安心感を得ているだけだ。
私は、学校は思考停止人間を養成する場所だと思っている。
自分で考えることを放棄し、上からの指示に忠実になりながら黙々と勉強をする、ブラック企業まっしぐら人間を量産する場所、それが学校だ。
不安は多少はあったほうがいいと私は思う。
それが、将来の為に行動することの原動力となるからだ。
デメリットだが、メリットとしての面もあるのだ。
デメリット②ー孤独を感じる
高校を辞めるのと、とにかく1人の時間が増える。
何かクラブ活動などのコミュニティに属している人はいいが、私のような根っからのぼっちは、孤独になる。
「1人が寂しい」と感じる時もあるかもしれない。
しかし、そんな時こそ私は、noteを書いたりYouTubeでゲーム配信をしたりと、外界との繋がりを持つようにしていた。
また、孤独と向き合うことも必要だ。
1人の時間というのは貴重で、自分で考えて行動したり、意思決定することの練習になる。
親に流されてばかりだった私にとって、これは人生と向き合うと同時に、自分の人生を始められるようになるキッカケにもなった。
デメリット③ー親戚と気まずくなる
しょうもない話なので省こうと思ったが、一応書いておく。
高校を辞めると、親はともかく親戚からの目線が冷たく感じる。
表面上は親切に接してくれるが、私自身が疎外感を感じたり、居心地悪く感じてしまうのだ。
私はもう親戚にはなるべく会いたくない。
この前、母方の祖父が亡くなったので、葬式で親戚が集まったのだが、私の近くでコソコソ話をしている従姉妹がいて、心底気分が悪かった。
それ以来私は、親戚やイトコには会っていない。
さいごにー「逃げる」こともたまには大事
学校を辞めるというのは、社会のレールから外れるということ。
私は高校から逃げたのだが、やめて後悔は全くないし、やめてよかったと思っている。
学校という箱庭にいると、そこが世界のすべてなので、孤立したらすぐネガティブになり「人生終わった…。」となってしまう。
しかし、学校を辞めてから思う。
「狭い世界で生きてたんだなあ。」と。
自分に合わない環境は必ず合う。
自分の気持ちを押し殺してまで行くことはない。
自分に正直に。
辛いこともこれからあるだろうが、逃げるときは逃げて、自分なりに幸せな人生を作っていこうと思う。
それでは。