【夏休み】フィリピン ボホール島アンダトラベルノート|振り返り✈️成田-ボホール島1名往復28,570円旅の記録
今回は書き溜めたトラベルノートの7話目。
2018年8月の夏休みに妻とフィリピンボホール島のアンダという田舎町にあるリゾートに行ったときの話を記録していきます。私は出張でもプライベートでも飛行機を使うことが少し多い方かもしれません。飛行機特有のトラブルもたまに経験します。大抵は同じようなトラブルなので驚くようなことにまではならないのですが、今回は未経験な航空トラブルに遭遇してちょっとだけ驚きました。このトラブルに遭遇したことで外国で日本語対応いただけるJALやANAのレスポンシビリティの凄さを日本人として再認識しました。詳しくは本編を見て頂ければと思います。この時の旅行は自分のうっかりを含め、最初から小さな想定外がいくつも起きた旅となっていて、そのトラブルを除けば、いつもの代り映えしない他愛ない旅のメモ書きのようなものです。
ちなみに、今回のサムネール画像はアンダで滞在した部屋から海を撮影した写真を色味等の加工をしたものです。アンダという場所自体は私たち夫婦のスタイルにあった滞在ができてとても良かったですよ。それでは本編をどうぞ。
2018年8月11日(土)~12日(日) 旅先はアンダ。👂️あんだって?
夏休みはフィリピンボホール島の旅。ボホール島は2回目で、今回はアンダというマイナーなリゾート地に行く。旅行にいく直前まで全く知らなかった場所だ。というのは本当は同じボホール島の隣接したパングラオ島にある『アモリタリゾート』
を半年以上前から予約していたが、予期せぬ強制キャンセルの事態に見舞われことで旅先を急遽変えることになったからだ。アモリタリゾートを予約をした時に、半年も前なのでなにか予期せぬ想定外があった時に備え、良かれと思って直前2週間前まで、キャンセルが可能なタイプ の予約方法を選択していた。時間が来ると自動的にクレジットカード決済されるというものだったために完全に油断していた。旅行1週間前の土曜日にいろいろ確認しようと思いメールを開くとagodaから「決済ができないので至急、決済して下さい」というメールと「決済できないので強制的にキャンセルされます。」 というメール2通を発見した。時すでに遅し。痛恨の極みだった。妻もアモリタリゾートの滞在を楽しみにしていたので言葉もない。妻がしかたないと言ってくれたのが唯一の救いだった。 今となってはアモリタリゾートは満室で、アモリタのあるパングラオ島自体も、空いているところは高額になりすぎて躊躇する。せめて航空券が無駄にならないタグビラン空港から移動可能なリゾート代替地という点を踏まえ、聞いたことがないがボホール島内にあるアンダと言うリゾート地を選択した。 気持ちを切り替えて出発することに。
ボボールへはマニラ経過で成田から向かう。出発は成田発17:55。空港ラウンジを楽しむため、3時間前に空港に着くように家を出た。成田に到着後、いつものパターン通り、免税店をぶらぶらしラウンジへ。ラウンジでは、お決まりのコースで寿司とシャンパン。
最近JALのファーストクラスラウンジには「vivino」で調べると
ボトル11,500円相当のシャンパンが入った。 妻に飲ませてあげたいと思っていた。散々寿司とワインを楽しんだ。ちなみに、余談だが前回成田のファーストクラスラウンジに来た時に寿司が「中トロ」から「赤身」へグレードダウンしてショックであったことをトラベルノートに書いたが、実のところは少し違っていてJALファーストクラスラウンジの「赤身」は「天身」という部位でマグロの体の中心部分にある赤身で骨や筋がなく身のきめが細かい、寿司店や料亭などで用いられる高級品ということがネットに書いてあった。やっぱり期待を裏切らないJALはえらい。
出発ゲートはサテライト側なので少し早めに移動。サテライトにあるJALのラウンジにも立ち寄ることに。なぜかというとJALファーストクラスラウンジ名物のローランペリエというシャンパンがあるから。出発前ラスト、ローランペリエを堪能しゆるりと搭乗。時刻通り出発。
空港ラウンジで食べ飲みしている時に 「腹くち一。」とつぶやいていた妻が、機中、機内食も食べ進めていたのは気になった。具合が悪くならなければいいが・・・。 マニラには台風の影響で2時間程遅れて到着した。トランジット用に予約したホテルまでのシャトルバスは空港発23:00までなので到着が大幅に遅れ、とっくに最終便の時間を回っていて使用できない。しかたなくメータータクシーを使った。タクシーに乗る前にSIMカードを2枚(600ペソ×2=1200ペソ)買った。
マニラのトランジットで使用するホテルは 第3ターミナル近くにある。国内線はフィリピン航空を利用するためだった。第3ターミナルはフィリピン航空専用ターミナル。近くのホテルに泊まれば朝が楽だ。しかし、期待に反して明朝登場する飛行機は第2ターミナルからの出発に変更になってしまった。しかも、予定していた時刻が30分前倒しの8時45分に変更になっていた。
成田から到着したターミナル1からホテルまでタクシー料金は160ペソ+道路通行料金45ペソで合計205ペソだった。
宿泊はベルモンドホテルマニラ。
新しくきれいな印象のトランジットホテルだった。明日の朝食のレストランを確認し、部屋に向かう途中、1階のローソンで水を1リットル購入した。朝早いのと疲れですぐに就寝。
5:30起床。シャワーを浴び、すみやかに朝食へ向かう。妻曰く、トランジットホテルの割に朝食ブッフェは充実しているとのこと。私もそう思った。朝食を30分程度ですませ、すばやくパッキング、チェックアウトし、フロントでタクシーを呼んでもらった。 来たのは白タクで第2ターミナルまで定額で152ペソ。途中、急いでいるのに運転手がガソリンスタンドのトイレに立ち寄り、すこしハラハラしたりチェックインカウンターでは少し並んだが無事、搭乗できた。遅れることなく出発。 1時間程でタグビラン空港に到着する。ちなみに今回タグビラン到着後のホテル送迎サービスを日本からagoda経由で依頼している。料金はタグビラン空港から宿泊先まで2500ペソ。念のため、到着時間が早くなっていることを昨晩の内にホテルからメールで連絡していた。更に念のため、出発直前にも搭乗後すぐにメールで到着時間を送った。タグビララン空港到着。
最近日本からの直行便 も飛ぶようになったとのことで少し施設が拡張されているかと思いきや、2012年11月に来た頃と空港は何も変わりはなかった。出口を出ると、有名ホテルの送迎スタッフが 並んで出迎えしていた。その中には 宿泊予定だった「アモリタリゾート」もおり、 妻と2人で恨めしそうに素通りした。 ホテル送迎が集まっていそうな所をキョロキョロ探しながら向かう。しばらく探していたが、どこを見まわしても宿泊予定の「Anda Cove Beach Retreat」のプラカードなければ 私の名前の書いたプラカードも見あたらない。ホテルに電話で連絡すると30分待ってほしいとのこと。あきらかにメールのオーダーが通っていない雰囲気。このやりとりを妻がフィリピン人の30分は、1時間はみた方が良いと言っていて、ここで1時間待つのは少々しんどい。 近くで聞いていたタクシードライバーたちが何人が集まってきた。集まってきたドライバーの1人に交渉を試みる。ドライバーは最初3500ペソと言ってきていたので予約した金額を伝え同額の2500ペソでホテルまで行ってもらうことにした。出る前にホテルに送迎キャンセルの電話を入れつつ、セブンイレブンで水を購入。 タクシーは、三菱の四駆で真新しい。乗り心地は良いはずと思ったが、道はそれを上回る悪路で快適には程遠い乗り心地。妻は早々に眠る努力をしはじめた。 きっかり2時間のオフロードの旅。 周囲には人口物が何もない道が続く。ようやく「Anda Cove Beach Retreat」に到着した。
ホテルの入口はセキュリティーなのだと思うが見た感じかなり頑丈な扉で固く閉ざされている。周囲を囲った塀も相当高く、広範囲に覆われていた。堅固な設備をみてそんなに危険があるのかと想像し、以前、ドゥングンの旅で触れたジパダンにある政府の渡航禁止勧告が出されている島を思い出し、ちょっと恐ろしくなった。
一転、中に入ると開放的なリゾート空間が目の前に広がり美しい海が一望できた。ただ海は波が高く、波打ち際は砂が舞いあがり透明度が悪そうだ。加えて海に生える藻がかなり多め。海は、期待が薄そうだ。海は真っ青できれいなのに本当に残念。 でも、後で海岸まで降りていってみよう。チェックイン後、部屋に通された部屋は設備は古臭いが、掃除が行き届いていて清潔で小綺麗。でもいわゆる高級リゾートの感じは全くない。自然の景観が素晴らしい田舎の海辺に佇む古びた素朴なヴィラ的な形容が合致する。部屋の奥の大きなサッシを開けると、木で自然できたアーチの奥に海が静かに広がっている景色は素晴らしい。サッシをでるとタイルが敷き詰められていて、そこには素朴な丸テーブルと椅子があった。
また、フロントや案内してくれたスタッフは皆、屈託ない笑顔で接客してくれ親切そうで安心した。 水はフロント前に共有の大きなウォーターサーバーがあり、電動なのでいつも冷えている。このホテル高級ホテルではないが第一印象、おおむね妻も及第点を出した。でも、自然が素晴らしいのはいいのだが、滞在中とにかくやることが本当になさそうだ。とりあえずプールと海に浸かってみた。妻も疲れていたのと食欲もさほどでもなかったので夕食は、部屋で夕日を見ながら日本から持参したお菓子と部屋にあったインスタントコーヒーで、すませてしまった。シャワーを浴び、就寝した。
2018年8月13日(月) 焼きたてマンゴーピザが最大のトピックスだったそれ以外、特筆することがない何もない一日
思ったより妻が早く起きて来た。朝、トラベルノートを書こうと思っていたが妻が起きたので本日の行動開始。朝食を食べに行く。朝食はオーダー式でアメリカンスタイルとフィリピンスタイルの2種類。それぞれメインとサイドディッシュ、ドリンクとデザート。飽きないように毎日少しずつメニューの中身が変わるとのこと。妻はフィリピンスタイルで今日はフライドチキンとオムレツ、ガーリックライスにフレンチトースト、コーヒーとフルーツ。
私はアメリカンスタイルでオムレツとベーコン、トーストの上にパイナップルとチーズが乗っためずらしいトースト(ハワイアンという名前だった)、 コーヒーとフルーツだった。 朝食の後、やることがなにもないので、何をしようかと考えるために一応フロントに行って取扱いのツアーを聞いて見た。ダイビングは直接は取り扱って おらず近くのダイビングショップに繋ぐだけとのこと。ボホール島固有種のメガネザルのターシャ鑑賞と聞いたことのない川を下るリバークルーズ等がセットされたツアーは、1名6,800ペソとのこと。なんだか割高な気がする。来る前に調べていた時、このホテルに宿泊した 人のブログの中でタグビラン空港のドライバーに交渉して、5000ペソ支払い、ターシャ、リバー クルーズ、チョコレートマウンテンを周りなが らホテルまで送迎してもらったと書いてあったのを思い出した。自分たちもどうせなら、タグビラン空港でタクシーに乗るときにそんな交渉をすれば良かったと少し後悔。気が乗らないのでツアーはあきらめて、とりあえず、今できる唯一の遊び、海とプールに行こうということになった。
プールでゴロゴロしていると、妻が確かスノーケルやライフジャケットなどは貸し出してくれるとブログで書いてあったと思い出した。早速フロントに聞きに行ったところ、波が高いのでおすすめしないと言われ断念。仕方がないので日本から持参したマスクとマリンブーツを持って浅瀬で遊ぼうと波打ち際に向かう。顔をつけるとあたりは、砂と藻で視界いっぱいになりなにも見えない。 仕方がないので夕方になるまでプールサイドでゴロゴロしていた。夕方になり、夕陽を見に海岸にあらためて降りていった。海に沈む夕陽は評判通り。
部屋に戻り、シャワーを浴びレストランへ。レストランには客席から見える場所にピザ窯があり、オーダーすると、客の目の前で窯入れし、焼き上がるとそのまま、焼きたてをテーブルにもってくる。
ピザ2枚とマンゴージュースとビールを頼んだ。ピザはマルゲリータとめずらしいマンゴーのピザ。
「マルゲリータを食べれば、その店の味が分かるんだよ」とどこかで聞いた料理評論家気取りで妻が話す。そして、値段もリーズナブル、どのピザも 12インチピザは、300ペソ~400ペソ後半。ピザ窯で焼くところを見ながら、運ばれてきた焼きたてピザを頬張りながら妻がとても喜んでいた。焼きたてのピザは味も良く。妻も「すごくおいしいね」 と言って特に、はじめて食べたマンゴーピザは、滞在中にもう一度絶対に食べようと言っていた。満足して 部屋にもどりシャワーを浴び就寝。
2018年8月14日(火) 本当になにもすることがない一日
今日も朝から快晴だ。昨日より波音が心なしか静かな感じがしたので窓から海を見てみた。昨日までと比較して明らかに波の高さが低く、おだやかに見える。今日は海に期待できそうだ。トラベルノートを今日まで書くのを溜めてしまったので朝から書き始める。2ページ書いたところで妻が起きてきた。時間は午前8時。そろそろ朝食に行かないとゆったりと時間をかけて食べることができないので、すぐに朝食に向かった。今日は、妻がアメリカンスタイルでメインがハムとオムレツ、トースト、パンケーキ、コーヒーとフルーツ。 私はフィリピンスタイルでコンビーフと目玉焼、ガーリックライス、パンケーキ、コーヒーとフルーツ。残念ながら今日はフルーツに妻の好きなマンゴーははいっていなかった。心なしか元気のない妻。昨日の夜に到着したのか宿泊客が増えていて、レストランもなんとなく混んでいる。食事をしていたら、 突然、他のテーブルで食事をしていたフィリピン人のおばちゃんが話かけて来た。よくよく話をしていると、そのおばちゃんは、このホテルのオーナーらしい。ホテルの様子はどうか? と聞いて来たので、「問題ないよ」と答えておいた。本当は、細かいことを言えば予約していたはずの送迎が通っていなかったり、昨日、夕食に頼んだはずのエビのカクテルサラダが来なかったが精算時の伝票には、しっかり記載されていたことなんかもあったが、まぁ、結果、特別損にもなってないし、当然悪気はないこともわかっているし、スタッフは笑顔で親切だし、部屋もきれいに掃除が行き届いているしその程度のことは良しとしよう。妻も及第点をつけてるしね。朝食後、水着に着替えてトラベルノートを持って、プールサイドへ。午前中は、プールサイドのソファテーブルでずっとトラベルノートを書いていた。今時点までは書き終ったので、ブーツとマスクをもって海へ再チャレンジ。波がおだやかそうなのでカメラを使って透明度をみるために水中撮影。結果はほとんど昨日と同じで砂と藻ばかり。ほとんどなんにもみえなかった。 しかたがないのでプールに戻りまた、ゴロゴロ。 妻は、プールサイドで持参した豆菓子を食べながらキャンディクラッシュをやっていた。16時頃になってお腹が空いて来たのでレストランにいくことにした。「今、食べちゃって、夜食べられるかな?」 と妻。12インチのカプリチョーザピザ1枚とマンゴーシェーキ、ビールを頼んだ。追加でハロハロともう1本ビールを頼んだ。
追加で頼んだハロハロは180ペソ。マンゴーやいろいろなフルーツが入って期待以上の大きさに妻は興奮。これもかなりおいしかった。「値段は、ミニストップのハロハロと同じくらいだけど、大きさも見た目も味も倍以上だね」と妻が嬉しそうに食べていた。再びプールに行き、最後夕焼けを見ようとビーチにおりたが残念ながらすぐに日没になってしまい、あまり堪能できなかった。妻が明日は最終日だから、ちゃんと日没時間を覚えてこようねと言って、部屋にもどる。
2018年8月15日(水) 滞在中一番穏やかな海だった何もない一日
今日は実質リゾート最終日。 朝起きると波は昨日よりも更に穏やかだった。滞在中一番穏やかさで海遊びに期待。
そういえば、いくつか書き忘れことがあったので、ここで少し話題を変えて書くことにする。リゾート初日、少し頭を悩ませることがあった。 部屋に水着を干すための物干しはあるものの全体的に錆びていて水着を干すと水着に錆び色が付きそうだった。ぼろ布をフロントで借りてきて錆びているところをゴシゴシ拭いたが、錆びが完全にはおちない。 悩んだあげく、いつも旅先に持参している巻き取り式の洗濯ロープを使うことにした。洗濯ロープを物干しの両端に巻きつけるようにして2本の ロープを張ることに成功。我ながら良い出来栄えだと思った。妻に褒められた。
もう一つは、海岸の大量の藻についての考察。 最初、大変なのだろうが、宿泊客のためにホテルスタッフが海岸の藻の掃除をしてくれると良いのにと思っていたが、波打ち際に漂っていると思っていた藻は 実は波打ち際にしっかりと根を生やしていた。それが波によってちぎれて、大量に砂浜に打ち上げられる。更に、よく砂浜を観察していると定期的にホテルのスタッフが日に3回程。砂浜に打ち上げられた藻を掻き集めるて掃除をしていた。毎日何度も掃除してもおそらく藻の成長が早すぎて、同じ量の 藻が打ち上げられていることがわかった。
書き忘れが長くなってしまったが、話をもどそう。
今日の朝食は妻は今日も昨日の アメリカンスタイルで同じ組み合わせ。 気に入ったらしい。私は、フィリピンスタイルで目玉焼とガーリックライスと甘めのベーコンとオートミールを頼んだ。このオートミール がけっこう量があってまずくはないが全部食べたら満腹すぎてちょっと気持ち悪くなった。朝食後、着替えてすぐにプールへ。 プールではセルフタイマーを使って写真を取ったり、プールサイドのソファーテーブル(なぜか、あまりここを使用する人がいないので滞在中はずっとここにいた)でいろいろな風景をアングルを変えて写真を取ってみた。それ以外は、ゴロゴロしていた。 今日は、最終日で、いままで海岸とプール遊び以外なんにもしていないので、せめてレストランで食べていないメニューくらいは試すかと、昼と夜はレストランで食事をしようと決めていた。昼になったのでレストランに。昼食は、妻の気になっていた チキンカレーとパスタフェットチーネ。 ドリンクはマンゴジュースとビール。チキンカレーは、いわゆるグリーンカレーで、期待通りの味。パスタは平麺でガーリックが とても効いていてこれも想像していたより美味かった。昼食後、変わり映えなくプールで遊び、16時頃波が更におだやかになったところを見計らって、海へマスクとブーツをもって向かった。あきらかに昨日までと違い 砂があまり巻き上がっていない。 顔をつけてみると藻が浮遊しているものの透明度はとても良かった。カメラで写してみても妻の姿がはっきりと確認できた。昨日までより海岸で長く遊べた。でも魚などは全くいなかった。 再度プールにもどり夕焼けを待つ。17:50頃、ビーチへスマホとカメラで 夕焼けの写真をアングルなどをかえていろいろ撮っていると日没になった。 部屋にもどり、シャワーを浴び、 リゾート最後の夕食へ。
夕食はいろいろ悩んだが、結局ピザにした。このレストランで、一番高いパルマハムがメインのピザ。 ガーリックがきいていてとても美味かった。それと気になっていたフィリピン料理のレチョン(豚の丸焼き) も食べた。
とても満腹になった。 明日は早いから寝る事にしよう。
2018年8月16日(木) マニラでも特に何もない一日
結局、特に何もしなかったが、滞在中しっかり癒された。なごり惜しいが、8:00にはホテルを出発する。 昨日、空港までの送迎サービスをフロントで申し込んでおいた。朝は5時半起床でテキパキと荷物をパッキングした。最後の朝食は、2人ともハムとオムレツのアメリカンスタイル。サイドディッシュは昨日頼んで美味しかったガーリックトースト。それとコーヒーとマンゴジュースを頼んだ。今日から天気が崩れるらしい。 朝からボートで沖にでている老夫婦が見えた。力強くボートを漕ぐおじいさんを見て「元気いっぱいだ」と妻がいっていた。この老夫婦にかぎらず、ここに宿泊している人達を観察していると、プールで泳いでいると思ったら、海岸に行ってジョギング してみたり、海の方を見ながら海岸でヨガや座禅をしてみたり、海水浴してみたり、実によく動ごいている印象だった。プールサイドに陣取ってまったり動ないのは私たちだけだった。 そろそろ8時に近くなったのでフロントへ向かう。チェックアウト時に精算があった。あらかじめ計算をしていた額と700ペソ程あわなかったが、でも「ま、いっか」と。このリゾートの抜け感というか解放感というか雰囲気は、良い意味で人の気持ちを緩くする場所と思う。最後にフロント前でスタッフに頼んで記念撮影し出発。悪路ではあったが来た時よりは揺れずスムーズに空港に到着した。帰りのタグビラン空港チェックインで少し些細な心配事があった。それは、国内線の航空券をオンライン予約した際に、 うっかり妻の名前と苗字を逆に登録してしまった問題。この旅行出発前にこの問題をフィリピン航空に連絡し事前確認したところ形式的には搭乗できない可能性もあるが、夫婦での搭乗手続きであることなど、周辺状況をみればまず搭乗できない可能性はないといっていた。モヤモヤした気持ちが収まらないのでどうしたものか予約をとったagodaにメールで相談してみたところ、妻の名前の確認できるものを2つ以上、持っていくように言われていた。しかしアルファベットで氏名が確認できるものは、妻はパスポートしかないため、このために国際免許証を取りに行ってもらっていた。念のため、agodaとこの件でやりとりした英文のメールの出力も持った。マニラの空港はフィリピンの空港とは言えさすがに国際空港だからスタッフの質も高いと思われ、事情を説明すればなんとか搭乗は大丈夫だと思っていたが、タグビララン空港は2012年に来たときは、些細な書類の記載ミスで保安検査場スタッフの融通が利かない対応で中に入るのに相当苦労した経験があり、今回の問題で指摘があると融通が効かず、面倒なことになるのではと恐れていた。しかし、結果はマニラはもちろん、タグビランでも、何事もなくチェックインできた。 本当に良かった。
予定時刻通りに飛行機はマニラに向け出発、無事到着した。天気が崩れるとの予報を見ていたのでマニラは雨と思っていたら晴天だった。空港でタクシーの乗り場に向かった。タクシーに乗ると案の定、メーターを下ろさないので「メーターを下ろさないとダメだ」 と言うとしぶしぶメーターを下ろしたが、壊れているとかなんとか言ってまたメーターを戻そうとしている。しかたがないので、少し大きな声で定額で、というと300ペソと言っているのでそれならいいかと承諾した。事前に空港のクーポンタクシーで今日宿泊するマカティにあるペニンシュラまで440ペソだと言うことを見ていたので、今回はメータータクシーの方が安く済んだことになる。それに定額であれば、遠まわりされることを気にする必要もない。少し渋滞したが、無事ペニンシュラマニラマカティに到着。
今日の宿泊はクラブルームに滞在する。ラウンジ等が楽しみだ。1階のエントランスは、格調のある内装と広々とした空間。
妻もワクワクした顔をしている。フロントデスクでは、チェックインを してくれた女性スタッフは、きれいな英語で対応してくれて、内容もほとんど聞きとれた。英語は決して得意なほうではないが、フィリピンにくるとよく聞き取れなくて自分の英語力に自信をなくすことが多いが、ここはそんな気持ちにさせられることなくチェックインできた。部屋に通されてまもなく、ウェルカムスイーツが運ばれて来た。高級そうなチョコレートが3つ。
2人でブラックコーヒーと一緒にいただいた。14時からのアフタヌーンティーをいただきにクラブラウンジへ。ミルクティーとスコーンにクリームとママレードをつけていただいた。妻の情報によるとスコーンもクリームもホテルの自家製とのこと。とても美味しい。
ラウンジをでてその後プールを見にいってみた。都市型ホテルのわりに、プールサイドには立派なヤシの木や熱帯植物が植林されて南国感たっぷり。
十分にリゾート気分が味わえそうだ。カクテルタイムまで、まだ時間あるので一旦、部屋に戻り、水着に着替えてから再度プールに来ることにした。 プールで暫くのんびり遊んだし後、部屋でシャワーを浴び、カクテルタイムに突入。 ワインは全部で6種類。しかし総じてあまりおいしいワインはなかった。いつものワインアプリのvivinoで調べて見ても日本では1000円前後のワインばかりだった。料理はチーズの入ったソーセージや豚の炒め物のようなもの、アボカド寿司、サラミやチーズの盛り合わせ等など、おつまみは豊富にある。ゆったり堪能し2人とも満足し部屋に戻ると私は疲れと酔いで すぐ寝てしまった。妻はその後はゆっくりバスタブにつかり優雅に就寝したらしい。
2018年8月17日(金) 何もしない穏やかな一日が一転、絶句の連続の一日。妻がもうしばらくマニラには来ないと言っています。
フィリピン最後の朝、今日の14:45にマニラを出発する予定。朝食はクラブラウンジでもとれるとのことだったが、いろいろ選べる1階のレストランブッフェにすることにした。残念ながら、フルーツコーナーの中には妻の好きなマンゴーはなかったが、ホテルの朝食ではあまり見ない変ったものとしてヤシの実を丸ごとつかったヤシジュースがあった。
それぞれ好きなものを皿にとり、妻はいつものとおり大量にいろいろな果物を持ってきた。 スイカは甘くなくて美味しくなかった様でかなり残していた。妻が残したスイカを私が全部いただいた。 部屋に戻り、パッキングと最後のシャワー。12時になったのでチェックアウトしメータータクシーで空港に向かう。 空港に向かうタクシーの中で運転手が空港で事故がおき、飛行機が飛ばなくなったので空港にいっても仕方がないと言い出した。新手のぼったくりかと思いきや、 JALのHPを確認して見ると、確かに私たちが乗る予定の飛行機が時間変更になっていた。
詳しく見てみると目を疑った。なんと変更後の時刻は明日ではないか。びっくりして、とにかくJALのカウンターに急いだ。 空港に入るとすごい人ゴミだった。 JALののぼりをつけて案内している人がいたので、声をかけ事情を聞いた。どうやら厦門航空の飛行機が着陸時滑走路オーバーの事故による影響しているらしく、 いずれにしても乗る予定の飛行機は明日に変更になったことは確定しているとのことだった。更に最悪なことに本事象については航空会社の責任とならず、ホテルなどの保障がないとのこと。 頭を切り替えまだ飛びたっていない午前便のキャンセル待ちをねらってみたらどうかと考えた。日本人のJAL駐在員らしき人を捕まえてキャンセル待ちについて聞いて見た。 キャンセル待ちはどうしても帰らなければならないという乗客にだけ案内しているとのことで、とりあえず2名の登録をお願いしたところ、幸運なことに、今時点では私たちが2番目と3番目とのことで期待大。15時に人数が確定するのでその時に再度来てほしいと言われどきどきしながら待つことに。 15時になり、妻がが聞きに行く。慌てた様子で笑顔で妻がもどってきた。無事キャンセル待ちゲット。急いで、チェックインカウンターにいくと、残念なお知らせが、出発が夜中になるとのことだった。でも、席は窓側から並びで取れていて贅沢はいえない。とにかく良かった。まだ乗れる確約がない人が大勢いる中でどちらかというとかなりついていると思ったほうがいい。まだまだ時間があるのでサクララウンジで腰を据えてゆっくり待つことに。マニラ空港のサクララウンジは、最近リニューアルしてきれいになったとのこと。日本のラウンジに近い仕様だそうでJAL名物のカレーもあるそうだ。ラウンジに入るとさっそく妻がビーフカレーを持ってきた。
日本のサクララウンジと具はビーフカレーで一緒だが味付けが違う。好みが分かれるがこのカレーもよく煮込まれていて美味しい。スマホの充電ができる席を並びで確保できた。 席を確保できたので妻はおみやげを買いにラウンジを出た。席をとられてしまうかもしれないので私は留守番。早速、外に出た妻からメッセージが送られてきた。どうやら日本で買うと高価なエキストラバージンのココナッツオイルクリームが安価で買えるらしくそれを物色しているようだ。たぶんそれを買ってもどってくると思う。ココナッツオイルの石鹸やクリーム等々いろいろ買って戻って来た。時間がまだまだあるので、旅費などの計算をしはじめた。現在時間は、20時30分。出発予定の午前1時まで4時間半。16時くらいからラウンジにいるので4時間半がたった。ちょうど折り返し地点。 さっき妻が外に出た時には、だいぶ人が空港から捌けていたそうだ。どうやら 滑走路は通ったとみて間違いなさそうだと思った。 でも全路線が止まっていたわけだから、滑走路は大渋滞になっているだろう。現在22時、再びディレイのアナウンス流れた。なんと出発が明朝9時に変更された。トラベルノートを書き過ぎて初日に取り替えたフリクションのインクが丸々一本切れた。予備のインクに取りかえて再び書き始める。 スタッフがブランケットを配りはじめた。 ラウンジで一晩夜明かしとなるのかと心配になって きた。程なくしてアナウンスがあり、自分で予約をすればホテル代とタクシー代をJALが補填してくれるという。 agodaで急ぎ予約を取ろうとしたが殺到しているようで空港周辺のホテルのみ表示が異常に遅くなっていて、いっこうに表示がされない。しかたがないのでラウンジスタッフに事情を説明しホテルの代わりに予約をしてもらった。無事予約がとれ、セキュリティエリアなのでラウンジスタッフに付き添われ空港出口に向かった。予約してもらったホテルは ディスカバリープリミアという5つ星ホテルで 一泊一室9000ペソ強の料金。日本円で約2万円 朝食なしなのに。タクシー乗り場までスタッフが付いて来てくれて、タクシー代をその場でドライバーに払ってくれた。 帰りは自分で払うことになるが、料金に関係なく一律1000ペソを後で支払われるとスタッフが言っていた。ちなみに場所は昨晩宿泊したマカティのペニンシュラの隣だった。ディスカバリープリミアホテルに到着。
5つ星で確かに立派だが ロビーの雰囲気はペニンシュラに比べると少し見劣りはする。チェックインをおこなうためにフロントデスクに行った。希望の部屋は、部屋に通せる様になるまで1時間はかかるという。困った顔をしているとフロントデスクのスタッフが、スウィートルームなら、すぐに通すことができる。ディスカウントするので、どうかと持ち掛けてきた。JALで補填して貰えるか心配になりながらも1時間ロビーで待つのはしんどいと思い妻も眠くて今にも目が閉じかけていたのでやむを得ず承諾(+1800ペソ)。部屋に通された。部屋は長期滞在するお金持ち用のスウィートルームだと思われる。部屋の仕様に妻も驚いていた。高級そうなオーブンやコンロ、大型冷蔵庫、ドラム式洗濯機、ダイニングテーブルのある、広いダイニングキッチンと 広いベランダのあるリビングルーム、キング サイズベットが2つあるベッドルーム、広いバスタブ、独立したシャワールームもあるバスルーム。
ここにたった5時間程の滞在というのはあまりにももったいなさすぎる。少しでも寛ごうと風呂にゆっくり浸かって就寝。
そもそも今回のディレイはなぜおきたか について書いていないので書くことにする JALの駐在員いわく、今回の事故は10年に1度くらいの稀なケースだそうだ。それは、雨によってスリップした厦門航空機が滑走路を止まり切れず、オーバーランして雨で湿地の様になった地面にめりこむ様にして止まった。オーバーランする過程で ジェットエンジンがちぎれとれ、降着装置である主脚の車輪部分が折れ、機体の胴体部分が地面にダイレクトに接地して 止まるという恐ろしい状態。死者が出ていないのは奇跡に近いそうだ。止まったのが滑走路すぐ脇の湿地に埋まったのが幸いしたようだ。マニラ空港は、ターミナルが 4つもあるのに、滑走路は一本しかないという。 埋まった機体をクレーンで釣りあげたり、下に鉄板を敷いて、引きずる様に引っぱたりと、いろいろと試すこと、17日の深夜から丸1日かかってまだ取り除けなかったと言う。1本しかない滑走路と滑走路脇が草地になっていて長雨になれば湿地の様になるのは容易に想像がつく。この状況を見て、妻はしばらくはマニラには来ないとずっと言っていた。そりゃそうなるよね。
2018年8月18日(土) 最後にJALの素晴らしさを再認識した一日
高級なスウィートルームに後髪を引かれながらも、カウンター前に7時に集合とのことでタクシーで空港に向かう。タクシーに乗るか乗らないかくらいで妻がJALからのメールに気付く。そのメールは、更にディレイとの連絡だった。9時出発予定が12時に変更になったそうだ。不安を感じつつも、ひとまずJALのチェックインカウンターを目指す。昨日の駐在員がいたのっ話を聞いた。すでに機体は取り除かれているそうだが、取り除く際に使用したクレーン等の重機が今度は湿地にはまり込んだそうだ。 思わず笑ってしまった。でも、飛行機に比べると軽微だとのことで、12時は大丈夫そうだ。とはいえ、今はまだ7時半なのでまだ 4時間半もある。やることもないので 結局サクララウンジにいく。昨日より混雑していた。並びでは席がないのでしかたなく妻とバラバラで座ることになった。 ちなみに書き忘れていたが、宿泊料金とタクシー代は宿泊(ディスカバリープレミア) 116,47ペソ。タクシー復路は330ペソ。
宿泊料金は成田で申請書を受けとり後日、振り込まれるとのこと。タクシー代はその場で支払われ一律1000ペソとのことで、お釣りを戻そうとしたが、お釣りのやり取りなどをするとかえって煩雑になってしまうのでと断られた。そんなわけで申し訳ないことに得をしてしまった。サクララウンジでは映画やゲームで時間を潰していると、11時15分頃 アナウンスがあった。11時半より搭乗が開始されるというものだった。今度は本当に予定通り12時出発となった。3時間55分で成田に 到着した。成田で「立替交通費、宿泊費請求のご案内」 という申請書を受けとった。最初受けとった用紙には限度額があり、5000円までと書いてあることに妻が目ざとく気付き、限度額のないバージョンの申請書をもらい直した。とても遅くなってしまったが 無事家路につくことができた。今回のトラベルノートは、思いがけず 7泊8日の旅で超大作となってしまった。書き疲れた。ちなみに今回の事故による影響はマニラの国際線全路線が約36時間ストップしたとのことだった。
旅の費用
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