《独り言》私は
発言・文章について
「私は」からはじめると
眉をひそめる人がいる。
そりゃそうだ。
我々日本国民は
同化しなければならない
時代を生きてきたんだから。
みんないっしょ
みんな仲良く
が大切。
目立つことは許されなかった。
私も必死で同化した。
目立たないように。
でも時代も変化する。
個性を表現することが
出来るようになったし
多様性を重視しようとしている。
私はこれまで
自分を必死で生きて
自分を大切に出来るようになり
生きるのが楽になった。
それは「私は」と言い始めたからだ。
「私」がどう感じているのかを気づき
その気持ちを大切にする訓練を
日々行ったからだ。
私にとって
「私は」というのは
自分の意見を押し付けるものではなく
表明するだけのもので
自分を知ってもらうためだけのものだが
聞いた相手が「私は」を使わない人なら
本意は伝わらず
嫌な思いをさせる。
それは相手の自由。
そういう相手の前では
相手に合わせてあげてもいいし
合わせないのも私の自由。
「私は」を表明するには
勇気がいる。
それでも私は「私は」を使う。
私はこう思う。
あなたはどう?
じゃ、こうしてみようか。
相手がどう思っているか
わからなれば
理解し合うこと
絆を作っていくことは
できない。
私はどう思っているか表し
知ってもらうことで
相手も自分の考えを表明してくれるかもしれない。
絆ができてしまえば
本当に楽だ。
お互いのすり合わせが
すんなりいく。
私はただのおばさん。
だいそれた思想を持ち合わせているわけではない。
時には真面目に
時にはふざけながら
楽しく過ごしたいだけ。
私は
毎日楽しい。
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