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ぢごく

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おいでよ
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2024年9月の記事一覧

魚は家族か、食材か。

一番好きな生き物は、淡水に棲む熱帯魚の「ベタ」だ。 そしてこちらが、一番最後に暮らしていたベタ・「べーたちゃん(♂)」。 自分の名前は彼に貰った。 色彩もヒレの開きも完璧なハーフムーンベタ。 行き付けのアクアリウムショップで、800円位で売られていた。 最初は小さくてヒレもシンプルだったが、こんなに立派に。 魚類にしては珍しい、小動物のような黒い瞳がチャームポイント。 名前を呼べば、水槽の奥からぱたぱたと全力で泳いでこちらに来てくれる。 ご飯は手から食べてくれる。 色んな

見えているのに見えない目

朝、雨が降っていたので傘を差して出掛けました。 自分のロッカーには既に置き傘があり、2本一緒に傘を掛ける場所に引っ掛けました。 帰りも雨が降っていたので、朝持って来た半乾きの傘を置いて、置き傘を差して帰りました。 何故、置き傘!? そんなアホな事をする奴が、実在するのか!!? ――ここに、いる。 自分は目には映っているのに、存在を認識できない事が良くある。 「見えているのに見えない」のだ。 冒頭の話で言えば、自分は2本の傘の内置き傘しか存在を認識できなかった。 もう1本の傘

アートドール制作と個性

自分は一次創作漫画と並行して「アートドール」を制作している。 月1体目標。 とは言っても、最近はやる気が出ないので全然作っていない。 「アートドール」とは、定義は良く分からないが「ハンドメイド一点物の、デザインが凝った見た感じぬいぐるみ的なもの」だと思っている。 粘土で頭部や手足を作る人が多いようだが、自分はテディベアの技法で作っているので、普通のぬいぐるみと大して変わらない。 強みは、粘土タイプと違って首や手足がぐるぐる回る事。 ただしこの形に作るには、ただ型紙通りに縫う

一次創作漫画で「脳みそフリーマーケット」

「一次創作漫画を世に公開する」とは、ある意味恐ろしい行為だ。 何故ならば、ゼロから自分一人で創り出した世界だから 馬鹿なのがバレる。 よく「キャラクターは作者を越えられない」と言われるが、頭が吹っ飛ぶまでヘッドバンギングしたい位同意である。 「IQ10000の頭脳明晰な超超超×∞天才キャラ」を登場させたとして、作者はとんでもなく超絶世界的に宇宙的に歴史的に世紀末的に天才なキャラだと思って描いているかも知れないが、作者の地頭がそれなりならば、読者から見たら「こいつ別に大して

自分の本体は脳で体は乗り物

自分は自分と言う存在に興味が無い。 小学校低学年の頃、大きな雲を模したステージ(綿を貼り付けただけの段ボール板)上方に、人形劇のように全身自画像を下から登場させて、会話をすると言う出し物をやった。 全身自画像は画用紙に描いた絵の余白を切り取って、裏に持ち手となる割り箸を貼り付ける。 そこに描かれたクラスメイト全員の絵は、鎧やマントのヒーローだったり、豪華なドレスのお姫様だった。 自分はと言えば、教科書にあった体操服の子供の絵の模写。 大きさも他のクラスメイトの半分以下。 全

自分が2人いる

自分の中には、自分がもう一人いる。 二重人格と言う訳ではない。 自分は人と面と向かって喋るのが嫌いだ。 特に、他人と喋るのが大嫌いだ。 他人になんて興味は無いし、別に話したい事も無い。 (ネット上の他人は気になりまくりだが) でも話し掛けられたら、普通に明るく喋る。 時には相手を楽しませる事を狙って、冗談を喋りさえする。 そんな風に喋っていると、いつも斜め後ろ辺りに気配を感じる。 「早く喋るのを終わりにしろ」 そいつは言う。 そいつは、もう一人の自分だ。 もう一人の自分は

ChatGPTとの闘い

ここに8個のケーキがあります。 それを8人で食べました。 残ったケーキの数はいくつでしょう? 正解は………………2。 8人の内2人は幽霊だったので、物理的に食べられず残ってしまったのです。 でも2人は心から満足しています。 食べられないのが分かっているのに、ケーキを用意してくれた親友達に。 命を懸けてあの凄惨な事件から守った親友達の、自分達が冷たい骨になっても決して冷める事のない、熱い友情に――。 そうだ、ChatGPTに聞いてみよう 少し前、話題のChatGPTが気軽に