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【永久保存版】初心者でもカンタン!チーズの選び方

この記事でわかること

  1. チーズの分類を知ると食感のイメージがつかめる

  2. 2軸でわかるチーズの選び方とは?


老若男女を問わず、お酒やチーズが好きな人が見受けられますね。

先日、スーパーに行った際、チーズの売り場で真剣に吟味している女性をお見かけしました。

「美味しいチーズが食べたいけど、どれを買ったらいいか分からない」
「このワインと合うおつまみでチーズも食べたいけど、どれが合うの?」

こんな風に悩んだ経験がある人は多そうです。

アドバイスをくれる専門の店員もいなければ、試食もできない。。。

ネットで買うなら、文章と写真だけを頼りに選ばないといけないため、
選ぶのに勇気がいりますよね。
返品できないですし。

気づいたら、いつもと同じものを買ったり、
買うことを諦めたりしてませんか?

この記事では、90日で50種類チーズを食べてきた僕が、
【チーズ初心者でもわかるチーズの選び方】を書きました。


新しいチーズを食べてみたいけど選び方が分からないと思っているなら、
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。


チーズの分類と食感の等式

チーズには分類があります。
ただし、世界で統一された分類というものはないんです。
各国、各個人が好きな分類を使っているため非常にわかりにくい。

そこで、今回はチーズの外皮と食感に基づく分類法を採用します。

この分類法の基準は、チーズの中にある水分の量にあります。
水分量はチーズの食感を決めるだけでなく、
外皮やカビの特徴も決めるからです。

実際、世界的に名高いチーズのエキスパートであるジュリエット・ハーバットも採用している分類法です。

次の6つが知られています。

  1. フレッシュチーズ

  2. 熟成フレッシュチーズ

  3. ソフトホワイトチーズ

  4. セミソフトチーズ

  5. ハードチーズ

  6. ブルーチーズ

順に解説していきますね。
なお、お酒に詳しくないため、次の文献を参考にしました。
柴田書店「世界のチーズ大図鑑」ジュリエット・ハーバット著


フレッシュチーズ

フレッシュチーズは、ミルクを固めただけで熟成していないチーズです。

外皮はなく、柔らかい食感ですね。

ミルクの風味を存分に楽しめ、ミルキー、まろやか、柑橘系の爽やかさ、酸っぱいなどの味も楽しめますよ。
においも、臭いものはほぼありません

代表例
・ピザのマルゲリータに使われるモッツァレラ
・リコッタパンケーキの材料リコッタ
・ティラミスで用いられるマスカルポーネなど

◆合うお酒
・酸味が強い場合:さっぱりとした白ワインやシードル(りんご酒)、
 りんごジュースなど
・料理の食材で使う場合:香りの強いほかの食材に合わせてワインを選ぶ

熟成フレッシュチーズ

熟成フレッシュチーズは、フレッシュチーズを熟成・乾燥させたチーズです。

ざらついた食感からなめらかなものまであります。
シワシワの外皮があり、食感もやや固めですね。

ミルクの甘さや、コク、酸味などの味がし、
ピーナッツのようなナッツの香りをするものも。
独特のわらの匂いがします。

代表例
シェーブルのサラダに使われているクロタン・ド・シャヴィニョルやサントモール・ド・トゥーレーヌなど。

合うお酒
・ソーヴィニヨン・ブランなどのさっぱりとした白ワインやロゼ
・軽めのビール

ソフトホワイトチーズ

ソフトホワイトチーズは、外側を白カビで覆われたチーズです。

内部はざらついたものからクリーミーなものまであります。
外皮はふにふにとした食感ですね。

ミルクの甘さや、コクは共通の味で、塩味が強いチーズもあります。
干し草やキノコの匂いがします。

代表例
・スーパーでよく見るカマンベールやブリーチーズなど。

合うお酒
・りんご酒(シードル)、シャルドネ、シャンパーニュなど
・味が強いチーズは、ポートワインも

セミソフトチーズ

セミソフトチーズは、薄く乾いた外皮かオレンジ色のベタついた外皮に
覆われたチーズです。

外皮がほとんどない段階では弾力があり、
外皮が形成されるとクリーミーに
なります。
ザラつきを感じることも。

マイルドでミルクの味がするものから肉のような味やピリッとした辛さを感じるものまであります。
臭い靴下を思わせる強烈な匂いがあるのも特徴ですね。

代表例
・チーズフォンジュやグラタンにできるモンドールなど

合うお酒
・マイルドな味のチーズ:シャルドネかメルローなどの軽めの赤ワイン。
 もしくはビールを。
・匂いが強いチーズ:ビール、りんご酒(シードル)、
 リースリングやゲヴュルツトラミネールといった甘口ワイン

ハードチーズ

ハードチーズは、チーズ分類の中で最も硬いチーズです。

外皮がなめらかでつるつるなものから、デコボコしざらついたものまで。
ねっとりとした食感、もろくざらついた食感です。

旨味、ナッツのような香ばしい味、栗のような甘さ、塩味がします。
草の香りや、ナッツや栗といった木の実の香り、バターミルクの濃厚な香りが漂ってきます。

代表例
・ラクレットに使われるラクレット
・サンドイッチやハンバークの上に乗ってるチェダー
・カルボナーラの材料であるパルジャミーノ・レッジャーノ

合うお酒
・赤ワイン

ブルーチーズ

ブルーチーズは、内部が青カビが見られるチーズです。

外皮は湿って粘り気があるか、乾いて分厚くざらついていますね。
内部はねっとりとした食感で、外皮は栗みたいにホクホクしてます。

塩味が強くピリッとした辛味があるものの、ミルクの甘味がします
ピーナッツのような味を感じるチーズもありますね。
牛の匂いやピリッとした匂いなどがするものもあれば、あまりに臭わないものもありますよ。

◆代表例
・四種のチーズピザやはちみつとブルーチーズのピザでおなじみの
 ゴルゴンゾーラ

◆合うお酒
・ヴィンテージのポートワイン、リースリングの甘口・辛口
・ブルーチーズの塩味を和らげ場合:デザートワインであるソーテルヌ


コレさえ覚えればOK!チーズのマトリクス

チーズを選ぶときに考える軸は、味と匂いです

食品を食べるうえで気になるのは、味の美味しさと匂いの臭さを気にすることが多いからです。

実際、変な匂いの食べ物やいつも食べている作りおきの料理の味が変なら、
食べるのを控えます。
もちろん、気にせず食べる人もいると思いますが苦笑

食べる前に躊躇していることには代わりはありません。
私達は匂いと味で食べる判断をしている
ということです。

なので、チーズを選ぶ上でも、味と匂いは重要な判断基準となりえます。

上述したチーズの分類を風味で分類したチーズのマトリクスを作りました。
ただし、僕の経験から作ったので、主観も入っており例外もあります。

ざっくりとしたイメージを掴んでくださいね。

チーズのマトリクス

マトリックスをみるとわかること

  1. 一番食べやすいのは、フレッシュチーズ

  2. 一番風味で癖があるのがセミソフトチーズで、二番目はブルーチーズ

  3. セミソフトチーズやブルーチーズと比べ、ハードチーズは味がマイルド(写真の高さに注目)

  4. 味がマイルドだけど、熟成フレッシュチーズのほうが
    ソフトホワイトチーズより匂いに癖がある

  5. 熟成フレッシュチーズやソフトホワイトチーズと比べ、フレッシュチーズは味がマイルド(写真の高さに注目)

選ぶのに、迷ったら参考にしてみてくださいね。

それでも、選ぶのに迷ったら

チーズの分類や風味でも分類もわかったけど、選ぶのが不安な人もいるでしょう。

もし、心配なら専門家に聞くことをオススメしますよ。
店員、ネットショップの人、詳しい人に次の3つのことを聞いてみてください。

  • どんな匂いや味がするチーズか。

  • 自分が好きな味

  • 食べやすくする方法や料理への使い方、合うお酒は?

もちろん、僕に聞いてくれても構いませんよ^^

逆に、上記のことがまともに答えられないなら、
その店で買うのを控えたほうがいいでしょう。


まとめ

今回は、チーズの選び方を学びました

ポイントは次の3つ。

  1. 分類で食感を知ることができる

  2. 味と匂いで食べたいチーズを選ぶ

  3. 分からなければ、専門家に聞く

お気に入りのチーズを買って、美味しいものを食べる幸せや
親しい人と語らう楽しいひと時を過ごしくださいね。


最後まで、読んでくださってありがとうございます。
Have a nice day!






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