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【ご挨拶】今は幕間の静けさの中にいる

うすのろ日記 2024.12.30(月) good bye 2024


静かな年の瀬だ。
夫は仲間たちと遠くの雪の降る町へ出かけた。
『雪がすごいよ』というメールに、あぁ遠くまで行ったのだなと思う。
ひとりで(正確には猫がいるが)この時期を迎えることになり、おかげでいろんなことをゆっくりと考える年末となった。

芝居用語に幕間まくあいというのがある。
ひとつの場面が終わって、次の場面に移る間の休憩時間みたいなものだ。
今、2024年から2025年に移る幕間にいるような気がしている。
今年の元旦に誓ったことがいくつかある。
いくつか叶えられ、いくつか諦めてしまい、いくつか忘れ去った。
年末は、あの日掲げた目標の錦の御旗を下ろす日だ。それもするすると引っ掛かりなく下ろすのだ。難しい作業だが、人間は(私は)完璧ではない。
いいこともするのだが、卑劣なこともする。女々しいこともする、恥ずかしいこともする。そんなことをしている内に錦の御旗は1年の間に汚れちまって見るに耐えない。新しい御旗を掲げるために汚れた旗を下ろす作業をしている。

どんなに頑張ってもどんなに苦労してもそれを図る術はない。秤にかけて、「はい、あなたの今年の頑張りは580グラムでした」と、証明書を出してもらえるものでもない。努力や苦労の秤は自分の中だけにあり、他人には計ってもらうものでもない。
その結果がこれからの人生に役に立つか立たないかも自分次第だ。
だから誰もがやり残したことはないかと後ろ髪を引かれる。
自分の御旗に引かれまくる。
1年の終わりってそんな日だ。
ウキウキするような未来とウンザリするような過去が入り混じる厄介な日なのだ。

後ろ髪を引くなら引け。
私はもう飽きるほど年をとった。
なんなのさ、髪を引かれるくらい。
と開き直るまで、あと少し。

みなさまへ、
今年もたくさんの方々にお世話になりました。
拙い私のnoteにたくさんの時間を費やしていただきました。
心からありがとうを言います。
いろいろ難しい時代になって悩むことも多いと思いますが、
私は私の、あなたはあなたの、彼女は彼女の、彼は彼の、
動物たちには動物たちのそれぞれがそれぞれの価値観の元に
幸せが訪れますように。
ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

健やかなる新年をお迎えくださいませ。    
イトカズ

Good bye 2024





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イトカズ
読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。