さてと、平常心でまいりましょう

2024.9.7 （土）  Keep a cool head

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先日うんともすんとも言わなくなってしまったカワック（浴室乾燥機）。
その修理の人が朝からやって来た。
いろいろ見てもらったら、熱風を噴き出すファンが故障しているとのこと。
「それを交換すればいいんですね...」と、安易に質問したら、
「いやいやそんな簡単にはいきませんよ奥さん。舐めてもらっちゃ困るな」
とは口に出しては言わなかったが、そう言いたげな顔をして、
「こちらの機種はもう部品がないんですよ、だいたい20年間くらいは部品の確保あるんですが、こちらは…22年ほど経ってますからね」と言われた。
やはり覚悟した通り全部新しいのに交換しなければならないようだ。
そして私が予想した通り金額は20万円前後になる。
予想しておいてよかった、覚悟しておいてよかった。衝撃が少しで済んだ。
工事の日程はまた後日の打ち合わせでということでお帰りになった。
暑い時に申し訳ないなと思って、帰り際に冷たいお茶を差し上げた。

気を取り直して、近所の蕎麦屋に行く。
私は気を取り直したい時は、たいてい蕎麦屋と決まっている。
夫は友達と出掛けているのでひとりで好都合。
ザル1枚とだし巻き玉子と天ぷらを頼んで、ちょっと一杯飲む。
『至福』というのはこういうことを言うのだ。
しかし、その至福も長居すると野暮になる。
ちょいちょいと食べて飲んで退散する。

蕎麦屋で写真撮るなんてまったく野暮な私である。

外に出たら一気に汗がしたたり落ちる。
至福から地獄へ真っ逆さまだ。
帰宅してごろんとソファに寝転んで昼寝。
また至福時間が始まるわけよ。

ザルなら3枚はいける口なのよ。