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ありふれた日常のルポルタージュ

2023.10.7 (土)  reportage


なかなか涼しい朝である。
もちろんエアコンは切ってある。
こんな日が来るなんて…と、少し大袈裟に思ってみる。

そういうわけで、外が歩きやすくなって街を散歩した。
街の様子がさまざま。
半袖で歩いている人、タートルネックのセーターを着ている人。
海外の旅行者は短パンをはいてる人もいた。
それぞれだなぁと思いながら見る。
しばらくはこういうへんてこりんな風景が存在していくだろう。
いいね。
自分の感覚で着る物を選べそれでばいいと思う。
私の知人は真冬でもノースリーブしか着ない人がいる。外に出るときはノースリーブにコートを羽織るだけ。それが一番心地いいのだとか…


今日から3連休で、近所の広場では何かイベントをやっているようで窓を開けていると音楽やら人々の歓声や笑い声が聞こえてくる。
今朝、散歩した時もその周辺を通ったけど開催時間前だったようでまったく気が付かなかった。
ベランダから覗いてみると、テントがいっぱい並んでいる。何かの食フェスでもやっているのだろうか、ものすごい人がいる。あとでちょっと覗きに行ってみよう。

行ってきた。

食フェスではなかったが、たくさん屋台が出てて美味しそうな匂いが漂っていた。ビール屋さんもワイン屋さんも出店している。これはなかなか面白そう。舞台も用意してあってアイドルグループのような若い子が歌ったり踊ったりしていた。若くない人たちもダンスをしていた。
私はケバブとワインを買ってベンチで見学。夫は知り合いがいたようでその人とずっと何やらひそひそ話をしていた。
暑くも寒くもなく気持ちいい。ワインをおかわりした。
30分ほどいて、人がますます増えてきたので退散。夫に先に帰るという合図をしてのんびり気分で帰る。
帰り道、そのイベントにこれから行く大勢の人とすれ違う。
みんな楽しそうで希望に満ちた顔をしていた。
秋は楽しい。
空を見上げると、紙飛行機みたいな小さい飛行機が飛行機雲を引き連れて飛んでいる。
東から西へ…パラダイス行きの飛行機だろうか。
飛行機雲がきれいに伸びる…雨が近づいているんだなと思う。

午後…
先日、爆買いした本をテーブルに並べてどれから読もうかと思案する。
この時が一番幸せだ。悩むほど読みたい本がある、それも目の前に。
全部パラパラとめくって、冒頭をチラッと読んでみて、海外文学の日本語翻訳の本にした。
日本の本ばかりを続けて読んでいると、ふとポンッとすっ飛びたくなる時がある。今がそんな時だ。
日常と違う感覚を取り入れてポンッと飛ぶ。
しばらくは楽しい休日が過ごせるだろう。

愉快な秋の日を…








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イトカズ
読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。