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鼻歌をうたうように虫を捨てる
2021.4.23(金曜日) I hate bugs
暑い朝、虫を3匹殺した。
窓を開けたままにしておくと小さな虫が入ってくる。網戸には小さな蛾が張り付いている。季節は確実に夏に近づいているのだなと思う。それにしても、小さな体でこんな高い所まで飛んでくるバイタリティはどこからくるのだろう。
精一杯の力を振り絞ってやっとここまで飛んできたのに、私のような無慈悲な人間の目にとまり、いとも簡単に潰されゴミ袋に捨てられてしまう。もし自分が...と思うと切なくなるが、虫と共存するほど私は心が広くないのだ。
私の知人は、家に出てくるゴキブリに餌を与えて仲良しになった人がいる。その人の話では、夜になると台所をウロウロするゴキブリの前にご飯粒を置いてやるとそれを持ってどこかへ隠れてしまったそうだ。それから毎夜毎夜出てくるからご飯粒をやり続けると、それを覚えたらしくていつも同じ時間帯の同じ場所に顔を見せるようになったのだそう。近寄っても逃げないし、それを仲良くなった証だと信じているようだった。にわかに信じ難い話だけど、それが本当ならソイツは何を根拠に「あっ、この人はご飯をくれる人だ」と認識するのだろうか?そもそも私はソイツと仲良くなりたいとも思わないのだけど、世の中にはこうやって虫と共存をしようと日々努力している人もいるということだ。
午後、紀伊国屋書店から宅配便が届く。
緊急事態宣言中に読む本を発注しておいた。もうどこにも行けないのなら本の中を行き来するしかない。机に高々と積まれた本を見ていると顔がニンマリとしてくる。読みたい本がこんなにたくさんあって、それが手に入るということは幸せなことだ。
全部の本を読み終える頃、世の中が平穏になっていることを願う。
日本の偉い人たちがもっとお利口さんになっていることを願う。
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