引き止めて 止まらぬものは 日と月と 流るる水と 人の命よ
うすのろ日記 2024.10.17(木) Time wouldn't stop
暑いのである。
こんな時期になって、まだ暑いのなんのと文句を言っている私が不憫だ。
午前中に29度まで上がったところをみると、午後には厚かましくも30度を超えてくるだろう。まったくもって厄介なことである。
スケジュール帳を何気なく見たら、今日はマンションの水道管の何とか(よくわからない)という部品の点検&清掃のために10時から11時半まで断水すると書いてある。すっかり忘れていた。断水で一番困るのはトイレ問題だ。
急いでバケツに水を溜めた。
私はマンションのイベント事をことごとく忘れる性質がある。
宅配便が来た。
来年のカレンダーが続々と到着し始める。
毎年買っている『BASIC AND ACCENT』のが2点と、今年初めて買うことになった『暦生活』のものが2点。あと数点来るはず。
カレンダーは各部屋とトイレに設置するのだけど、1年間毎日数回見るものだから気に入ったものでないと嫌で、この時期はカレンダー選びがお決まりの作業となっている。
これでもかというアーティスティックなものは苦手で、適度に事務的で適度に洒落っ気のあるのが好きだ。
2025年から新しい企画があるので、そのための手帳も新調しようかなと思っている。これもまた悩ましい。自分の理想に近い手帳というのはなかなかないものだ。
カレンダーや手帳のことが気になり出すと、あっという間に年の瀬になる。
こんなに暑くても月日はどんどんどんどん前へ進む。
『引き止めて止まらぬものは月と日と流れる水と人の命よ』
と、詠まれているように月日の流れは止められない。
次の誕生日が来たら、誰でもひとつ歳をとる。
そのことでちょっと思い出したことがある。
仕事でお世話になった方の奥様が闘病の末に先日亡くなられた。
その奥様とは一緒に黒部峡谷に旅行したことがある。
その時に「イトカズさん、何でも面白がって生きなさいよ。1日過ぎるごとに面白さが目減りして行くんだから」とおっしゃってた。
『目減りして行く』という言葉が印象的だなと思っていた。
どんどん流れて行って、捕まえることができなくなるてことなんだなと今になって思う。
おやつの時間にコーヒーを飲みながらいつも聴いているラジオを聴いていたら、突然私のことが話題になってびっくりした。
でも、とても褒めて下さっていてホッとした。
こういう時ってお礼の言葉を発信した方がいいのかしら?
そういうのはいちいち必要ないのかしら?
悩むわ。