22・決断と実践的積極思考、そして逆境とは、、、。小さなことからスタートしよう!
パーソナリティガイドの横山です♪
自己実現の基礎部分のお話しは、終盤にきました。
ここまで、しっかり取り組んでいただいた方は、かなり自己理解と目標達成の基盤ができています。自信をもってこれからも、自己成長をしていって欲しいと思います。
わたしとしては、少しでも多くの方が、「自分で生きる力」を身に付けていただければ、これほど嬉しいことはありません。それをお届けするのが自分の役目だと思っています。
これからも本質的な必要なことをお伝えしていきますので、どうぞ、フォローしていただければ、忘れずにお届けできると思います(__)
前回の続き、「決断」のお話しからとなります。
○決断
敗者は、漠然と原因を作り、漠然と結果を受け入れる。
勝者は、最初に受け取る結果を決めて、あとは毎日が原因づくりである。
決断力を高めるために
人は、自分に対する約束事を守れた時に、自分の決断力に自信を持つことができるようになります。
それは、大きなことでなくてもいいのです。小さなことを決断し、それを着実に実行するという、小さな「成功体験」を積み重ねることで、見違え
るようにあなたの決断力をアップさせることができます。
どんな些細なことでも構いません。「部屋の掃除」でも「身に付けたいことの学習」でもいいです。今、すぐにできることから始めてください。そ
して、それをいつまでにやるのかをあなた自身に約束してください。
・やること(小さな約束事)
・やると決めた日
・やった日
以上を簡単なメモで構いません。
今、この小さな決断を決めて必ず実行するようにしてください。
ひとつでもいいのです。
○小さなスタート
人はそれぞれです。
そもそも意志の強い人もいればそうではない人もいます。元々の特質もあれば育てられた環境からくるものもあります。
あなたが自分のことを意志が弱いと感じていたとしても卑下することはありません。何の問題もありませんし、あなたは唯一無二の存在です。ただ
やり方を覚えればいいだけのことです。
なかなか次の行動に移れないときは、「小さなスタート」から始めることです。
たとえば、毎日、仕事に役立つ本を読むようにしたいとします。
最初から1日1時間読むと決めて読み始めます。
さて、それが習慣化するまで続くでしょうか?
もちろん、続けられる人もいますが、割合としては少ないでしょう。
そういうものなのです。あなたは自分の意志が弱いと思うかもしれません。でも、ほとんど大多数の人も同じなのです。それではどうすればいい
のか。
小さなことからスタートするのです。
先ほどの話しと同じです。
まず、本を読まなくていいから、毎日、本を手に持つ。できればそれにプラスして、「わたしは読書がしたい」「わたしは本を読むことが好きだ」と言います。そこまででいいです。読まなくていいです。それなら気が楽なはずです。
そうして毎日、本を手に持つという習慣ができたのなら、大抵は手に持つだけでは済まなくなり、実際に読むようになるものです。100%とは言えませんが、このような小さなことからスタートすることは目標を目指すうえで活用できる方法です。
最初から全力疾走を要求するのは失敗のもとですから、小さなことからスタートすることがその次の行動を生み、継続へと繋がっていきます。
どのような目標であれ、毎日の日課であれ、スタートするときがいちばんエネルギーを必要とします。
あなたは部屋の掃除をしようと思いながらも、長い間、放置していた経験はありませんか?わかっていても、なかなか腰をあげられない。
しかし、「机の上だけでも、ちょっと片付けようか」と思い、机の片づけをし始めたら、次第に机以外のところまで掃除し始めたということはあり
ませんか。
これもスタートを机の上だけと小さなスタートにしたから掃除が始められ、やり始めると楽に進められるようになるということです。
スタートがいちばんエネルギーが必要になります。それを理解していれば、スタートを小さくすることがポイントであることがわかります。
決断とは、とても重い言葉に感じます。
しかし、行うときは小さなことから始めればいいわけです。
あまり重く考える必要はありません。それよりも「決めたことを淡々とやる」という意識でいる方がより好ましいです。
「淡々と」です。
急な盛り上がりは冷めるのも早い。淡々とやっていけばいいだけ。恐れるに足らず。自分の道を淡々と進んで行きましょう。
○小さな宣言
やる必要があることでも、なかなかその気になれないこと。内心「嫌だな」と思うこともあると思います。それもあって当たり前のことです。
その都度、真っ向から自分の内側で葛藤をしていると大変です。ここでも「淡々としていること」です。
アファメーションの力を利用してください。なかには嫌でもやらなくてはいけないこともあります。そのときは自分に嘘をついてください。嘘でも「わたしは○○することが好きだ」「○○することなんてわたしには簡単なことだ」のようにアファメーションしてください。これだけでも効果が
あります。ときには自分に打ち勝つことも必要です。
それには「やるぞ!」と自分を変えることしかありません。
これは代償を払うことでもあります。
やりたいことをやるのなら、やりたくないことも付随してくるものです。
その代償は払わなければいけません。
あなたも必要なときに、
・小さなスタートとして――――
・小さな宣言「――――」
を決めて進めてみてください。
○実践的な積極思考
積極思考が大切なことは、これまでにも触れてきましたので充分に理解いただいていると思います。ここではその大切なポイントについて触れておきたいと思います。
アメリカのある大学での調査で、成功している人とそうではない人を徹底的に比較しました。
結論としては、成功している人は積極思考を持つ人。そうでない人は消極思考を持つ人であったということです。
積極思考であることの重要性はいくら強調してもし過ぎることはありません。
しかし、世の中に溢れた積極思考を説く本は、時として安易な考え方に陥らせる原因となります。
たとえば、ある人が仕事で失敗をしました。その人は積極思考のノウハウを中途半端に勉強していたため、「失敗したけど大丈夫!成功へのステッ
プだ!」と安易な考え方で終ってしまいました。これに近いことが積極思考を勘違いしている方に多くみられます。
しかし、これで思考を終わらせてしまえば、これからも同じように失敗を繰り返す可能性が大きいです。それはその失敗の原因をそのままにしてい
るからです。その失敗した要因を克服しない限り失敗は繰り返されます。
積極思考は、現実を直視することが一緒に必要とされます。
現実逃避が積極思考ではありません。積極的に失敗の原因を考え、起こった現実を直視しないといけません。
よく考えることが大切です。
何かが起きた場合、その原因は何なのかをよく考えてください。積極的にその問題の解決と向き合ってください。大抵はあなたにも何かしら要因は
あるものです。それを考えないで前向きにいることが積極思考ではありません。その問題の要因をきちんとはっきりさせて同じことを繰り返さない
ように積極的に問題の分析と対策をすることが大切です。
現実を直視しない積極思考は、結局は逃げでしかありません。誤解がないようにしてください。
現実を直視するとは、自分に正直になり、徹底的に考えることです。
深く徹底的に考えるのです。「この問題において何が悪かったのか。自分の在り方はどうだったのか。どうすれば良かったのか。その状況をよくす
るためのポイントは何だったのだろうか」自分自身によく問いかけて思考し、それを良い方へ向けて教訓としていくことが前向きで積極的な考え方
です。
心をプラスの方向へ向けることと、現実を冷静にみることは車の両輪です。
人生で多くの利益を得たければ、心をプラスの方向へ向けることです。
しかし、それは決して「ノーテンキ」な姿勢をいうのではなく、しっかりと現実を直視する姿勢がなくてはなりません。そして、現実を直視するに
は、深く徹底的に考えてみること。それができたときにはじめて、積極思考の魔法が働くのです。
○逆境
あなたは今までにどんな逆境を経験しましたか。
目の前が真っ暗になり、一筋の光も見出せない深刻な状況です。長い人生のなかでは、そのような逆境は一度ならずとも体験するものです。あなたはすでに体験しているかもしれませんし、これから体験するかもしれません。
しかし、逆境は形を変えた祝福です。要は、どのようにして逆境から立ち上がるかが重要なのです。
ここでも、実践的な積極思考が求められます。
人間は、起こったことよりも、起こったことをどのように見たかによって、ひどく傷ついてしまうことがあります。内容より感じたことで落ち込
んだり、傷ついたりしてしまう。そして大抵はそれにより状況をより悪化させてしまうのです。
特に状況が悪いときは、感情を優先させてはいけません。
できるだけ客観的な目でみることが大切です。
問題を把握すること、そして問題の解決にむけての行動をしましょう。
まずは問題点を紙に書き出してください。
その問題点の根本原因は何か。それに対してできることは何か。完璧な対応はできなくても構いません。しかし、できることは全部するという気持
ちでいることは大切です。
逆境におかれ、気分が落ち込んでいる状況で、その逆境を客観的にみるひとつの方法があります。
1枚の紙に、あなたがいかに幸せかをリストアップすることです。
最初は、「今、わたしは生きている」です。それに続いて考えられる限りのことを書いてください。そして、逆境から得ている利益も書いてくださ
い。なかなか抵抗感があるかもしれませんが、無理にでも必ず書いてください。
できる限り書いて、書き終わったら、そのリストアップしたものをすべて失ったと仮定してその状況を想像してみてください。
想像したあとに、またリストアップしたものをみてください。そして、いかに今の自分が幸せなのか、多くの利益を得ているのかを実感してみてく
ださい。
人は、心が集中したものを手に入れます。どのような状況であれ、必要以上にマイナス面を見つめてはいけません。すべての現象には、マイナスの
面とプラスの面が存在します。
どのような逆境であれ、プラスの面があることを忘れないでください。そのプラス面に集中し、逆境から最大限の利益を勝ち取ってください。
逆境のなかには、それ相当の利益が隠されている。
心が元気を取り戻したら何をしますか?
そうです。あなたの夢・目標へと再び向かってください。その足で、また一歩を踏み出してください。挫折や失敗は成功へのステップの一段に過ぎ
ません。そして、それはあなたの偉大な勲章となるのみです。
勇気を出してください。
あなたには偉大な力が備わっています。あなたが自分を信用する限り、この世に恐れるものなどありません。恐怖は、目標を見失ったときに忍び
寄ってきます。恐怖をはねのける最良の方法は、目標を見続けることです。
決して誤りを犯さない人とは、何事もしない人だけです。
「勇気をもって行動あるのみ!」
ここで新しい旅立ちのために3つのお話しをします。
壁にぶち当たったとき、困難、逆境のときに思い出していただきたいお話しです。
綱渡り
一本の綱の上を演技者が渡っていく姿は、見ている側をはらはらさせるものです。そして、見事に渡り終わった瞬間、観客から大きな拍手が鳴り響
きます。
人生も綱渡りのような側面があります。といっても、人生は綱渡りのように危ういものであるということではありません。
綱渡りを行う演技者の姿を思い出してください。右に左にゆらゆらと揺れながら進んで行きます。たまに1歩後退することもあります。なぜ、そん
なことをするのでしょうか?
答えは簡単です。バランスをとるためです。
演技者が揺れることと後退することを許されなかったら、すぐに綱から落ちてしまうことでしょう。実は揺れること、後退することは、バランスを取り、前進するうえで絶対に必要なことなのです。
人生も同じです。
一直線に目標に辿り着ける人なんていません。困難な問題や逆境というものは、前進する限り出てくるものです。
ですから、問題や逆境を恐れてはいけません。
逆に人生の目標へのため、乗り越えるべきステップとして歓迎すべきことなのです。
成功した人は、問題や逆境にこそチャンスを見出し、それが成功への最大のステップになっています。
そして、あなたが尊敬する成功者が、いかに問題や逆境を味方につけたのか調べてみてください。そうすれば、問題や逆境というものが、実は形を
変えた利益であることが分かると思います。
問題や逆境が人を強くする
綱渡りでいえば、左右どちらかに揺れる時、それが問題や逆境が生じたことを意味します。「あっ、危ない。落ちる!」と考えれば、まず間違いなく落ちていきます。なぜなら、人は心が集中したことを手に入れるからです。
そこで冷静に、「よし、反対側に動こう」「一歩下がってみよう」と考え、実際に行動できる人が前進できるのです。
揺れたり、後退したりすることは、人生のバランスを保ち、前進するために必要なことなのです。大切なのは、揺れたときに慌てずに冷静に行動す
ることです。
飛行機と空気抵抗
滑走路を高速で走り、やがてふわりと飛行機は浮かび上がります。
なぜ、飛行機は飛び上がることができるのでしょうか。それは空気抵抗があるからです。
飛行機は高速で前進すればするほど空気抵抗を増していきます。その抵抗をうまく利用して浮かび上がるエネルギーに変えています。
あなたも同様です。あなたが目標へ力強く前進すればするほど、いろんな抵抗が出てくることでしょう。それは問題、挫折、失敗などです。
しかし、それはあなたが飛び上がるのに必要な抵抗なのです。その抵抗がなければあなたは飛び上がることができないのです。
あなたの目の前に抵抗が現れたら、これを乗り越えたら一段、目標に近づけるステップであることを理解しておいてください。
万事うまくいっていては自己成長などありません。自分が成長するためにも抵抗は必要なものです。それを乗り越えることによって一段階、成長した自分になれる。そのために失敗などの抵抗は必要不可欠なことなのです。
生き残るカモメは
ある島の観光地に、無数のカモメが集まる名所がありました。ここは観光客が集まる大変に賑わう場所でした。
カモメたちは観光客が投げ与えるエサを目的に集まっていたのです。カモメたちは、いち早くエサにありつくために、近くのなだらかな丘に巣をつ
くっていました。
このカモメたちは、もう何世代もここに住み着いていました。彼らにとって、この観光地が自分たちの世界のすべてだったのです。
その観光地から数キロ離れたところに、また別のカモメの集団がいました。ここは誰ひとりとして訪れることのない場所です。カモメたちは、岩
肌の現れた海岸の絶壁に巣をつくっていました。そして、荒波の海へ、生きるためにエサを探しに飛び立っていました。
巣ではお腹を空かせた子どもが待っています。ここのカモメたちは、毎日が生きるための戦いでした。過酷な環境のなかで必死に生きていたので
す。
そしてある日のこと、感染症が蔓延し始め、その対策のためこの観光地も閉鎖されました。事態は長引きました。そしてついに数週間が過ぎたこ
ろ、あの観光地のカモメに異変が訪れました。餓死していったのです。
みるみるうちに体力を失ったカモメたちは、そのほとんどが餓死してしまったのです。カモメたちは自ら餌をとる力を失っていたのです。
では、あの絶壁に住むカモメたちはどうだったのでしょうか。そうです。
今までと変わりありませんでした。いつもと変わらず、自らの力でエサを見つけ、力強く生き続けていました。
楽な生活に甘んじたカモメと、過酷な環境のなかで自分の力を頼りに生きていくカモメ、結局、よかったのはどちらだったのでしょう。
私たち人間も同じです。
「与えられた仕事しかしないと自分で稼ぐ力が無いままになります。それは仕事を与えてくれる人がいなくなれば、あなたは生きていけなくなると
いうことです。自分で生きる力を失っているのです。あなたは自ら稼ぐ力を持たなくてはならない。あなたとあなたの大事な人を守るために!」
次回は、「返報性の法則」から話しを続けます。
すべて連続性があり、構成も順番が大切なように書いております。
部分部分より、最初から読んでいただけると、きっと「より良い人生を送るために!」のためになると思います。
本気で、「自分の人生をよくしたい!」と思っていらっしゃる方は、最初から順番に読んで、読むだけではなく、真剣に実践にて取り組んでいただければ、わたしとしても嬉しい限りです!
これが始まり! ⇊
おわり
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