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就職留年中の就活の話:サポート使い比べ


2017年卒が何を今更とは思うが、前回の投稿で就職留年したことを久しぶりに思い出したので就活について少し書いてみる。


就職留年中、新卒就活を振り返って
・人気業界を狭く受けた
・民間就職で頼れる人がいなかった(6割が公務員になる学部&親族9割公務員)
なのはちょっと問題だったのではないかと緩く反省し、2回目の就活は他人に相談しながらするべきだと思ったので、就職留年を決めてすぐさまざまなサービスに登録した。

①就活エージェント3社
②ハローワーク2か所
③大学のキャリアセンター

結論を言うと、結局入社した会社は採用ホームページに直に連絡をした会社だったし、時代と地域によって全然違うだろうから参考にしないでほしいが、一旦体験談として書いてみる。
地方出身で就活のメインが大阪な就職留年生の話(2017)として読んでほしい。


①就活エージェント3社

使っていたのは、電話で全国どこでも相談できるタイプのエージェント2社、梅田にオフィスを構える対面タイプのエージェント1社。

・電話タイプのエージェント
17卒向けの就活エージェントと第二新卒向けを利用。
まず、後者には電話ですぐ断られた。大学を卒業してないので第二新卒じゃないからだ。
前者は、友人も同じところを使っていて、結構熱心に電話やらLINEやら届くということで利用を始めたが、それはどうやら熱心に連絡を返せる学生への対応だったようで、私は最初の電話依頼希望通りの求人が全然届かなかったので結局一度も使わなかった。

・対面タイプのエージェント
ここは、ちょっと、ただこのエージェントが悪かっただけだと信じている。
最初の面談で言われたことが「あー、就職留年ですか。正直企業からの評価でいえば、とりあえず就職しちゃって第二新卒になったほうが印象良かったですね」。

「あ、そうですか」。それ以外に何か言えることがあるだろうか。
だってもう就職留年するし。第二新卒にはならんし。
そしてその後志望について聞かれ、相変わらず第一志望はマスコミで、第二志望でメーカー、第三志望でITを希望していた(今思えばブレブレじゃんと思うが、私は得意なことがものづくりしかなく、逆にものづくり関係だったら大体面白がれるので、どの業界もちゃんと興味があった)。
で、その段階で、マスコミは3社最終面接前だった。

私の担当は言った。
「うーん、まぁそれが決まればいいですけど、やっぱり倍率高い業界ですし、だめになる前提で

おーい。おいおいおい。

もちろん、21歳の私にもわかってはいた。
就活エージェントだから、この3社に受かってしまったらこの人にはやることも旨味もない。

でも、ねぇその言い方ってベストかな!?

さらに担当は言った。
「システム会社は未経験も歓迎の業界だしいいかもしれないですが…あ、4年間接客業でアルバイトされてたんですね。接客業は好きですか?

は?

もう何を言ってるんだという感じだ。
そもそも私が4年間(結局5年間)バイトしていたのはホームセンターだ。
それも二○リみたいなほぼ家具屋さんのホームセンターじゃない。
明るい接客やコミュニケーション能力が求められなかったとまでは言わないが、お客様にとって重要なことは
超広大&無限の品ぞろえを誇る店内の商品配置を丸暗記しているか、とか、
木材、レンガ、ネジやクギの見分けがつくか、とか
割れものを素早く包めるか、とか
100kgの肥料を車まで運んでくれるか、とか
そんなことである。あれが一般的な接客業でたまるか。

要するに、この人たちは私を助けてくれる人ではなくて、あくまで企業サイドの人なのである。
求人を出す不人気企業に人を送り込まないといけない。
この人と一緒に職探しをしたら絶対に苦い思いをさせられるだろうな、と思って、そこのエージェントには二度と行かなかった。

②ハローワーク2つ

ハロワは梅田のハロワと地元のハロワに行っていた。
調べられる求人が違うからである。

・梅田のハロワ
梅田のハロワは若者向けと一般向けに分かれているが、どちらも、ちょっとだけピリッとしていた。
基本的に切羽詰まって高ストレスの人がくるところだからなのか、どことなく病院ぽいからなのかはわからないが、刃物の貸し出しに慎重だったりするので、まぁ能天気なところではないのだろう。
パソコンがたくさん並んでいて、基本的には自分のことを自分でする場所だ。

・地元のハロワ
地元のハロワはそこまででもなく、おじちゃんおばちゃんの職員が親戚くらい親身になってくれた。
自分で調べた企業の求人票を持っていくと「あ、ここはね、あなた向きじゃない」「書けないから書いてないだけで、ここは文系の女の子を採用できるような会社じゃないんだよ」とか、それ言ってもいいのか?みたいなことをバンバン言いながら、最終的にオススメ求人を出してきてくれた。

ハロワ勤務の友人の話では、ハロワの業務感は勤務地によって全然違うらしく、田舎だとそもそも求人がないから利用者もいないし、都会だと求人も利用者もめちゃくちゃ多くて職員が足りないし、ということで、私の地元ような「地方の県庁所在地」ぐらいが求人数もそこそこあるし職員にも余裕あって対応いいかもね、とのこと。

実際に地元のハロワ紹介の求人には応募した。
ご縁はなかったが、社会人になって振り返っても優良だったなと思うので、地元のハロワにはお世話になったなと思っている。正直今あげてる3つの中だと一番役に立った。

③大学のキャリアセンター

大学のキャリアセンターこそ大学によってバラバラだから参考にならない。
聞いてみた限り、ちょっと偏差値の低い大学でも都会の大学ならいろいろコネがあるみたいだ。
私は地方国立大出身なので、そのあたりはあまり強くなかった。
そもそも地方国立大学っていうのは基本的に地域ブランドなのでそれはそうだろう。

ちなみにキャリセンに入りにくい、という学生は結構多いと聞く。
就活開始まで接点がなかった学生のほとんどは、結局一度も活用することなく終わると思う。

私は学生時代キャリセンと一緒に地元の企業と学生の接点をつくる仕事をしていたので自信があるのだが、キャリセン側はもっと学生に利用してほしいと思ってる。多分どこの大学も全部そう。
面接対策やES添削などしてくれるし――まぁしてもらった結果、「え、何が悪いのか全然わからない。すごい魅力的じゃない?」って言われたりするからあてになるかは置いといて。

でも就活中に「え、何が悪いのか全然わからない。すごい魅力的じゃない?」って言われる経験をするのは結構大事だと思う。だって、本当にそうだったりするから。
社会人になってから考えると、落ちまくって自信がなくなったり適性のある企業に出会えてなかったりはするかもしれないが、全然魅力のない子なんてそんなにいないんじゃないかと思う。そもそも、自分が働いている会社を志望して来ている時点で就活生ってみんなある程度可愛いのだし。

というわけで、大学のキャリセンにもお世話になりました。



結論が「全部そんなに意味ないけど民間のエージェントはくそ」になってしまった、そういう意図ではなくて、いろいろ使ってジタバタしたことも今はいい思い出だよ、という…


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