「私、子ども欲しいかもしれない。」とわたしがなるまで(1/3)
タイトルの通りですが、今回は自分が妊娠や出産についてこれまで考えてきたことを綴りたいと思います。
この手のトピックって、私にとっては誰かに相談することに対するハードルがとても高くて、自分なりの考え方を形成するまでにすごく時間がかかりました。
現在30代前半、結婚して5年ほど。ありがたいことに親からの孫はまだか的なプレッシャーみたいなものは一切なく、夫との2人暮らしをのんびりと満喫しつつ、思いっきり仕事してました。
そんな中でも、やっぱり「妊娠」「出産」これとどう向き合うのか?についてはいずれ考えなくてはいけない時がやって来る。
特に、自分と同じように思いっきり仕事を楽しんでいた友人の妊娠を聞いた時。嬉しい、という感情のその次に、自分どうしようかまだ考えられてないどうしよう…というモヤモヤに襲われる。
子どもは、いつか欲しいとは思う。けど、今すぐとかじゃないし、まあ、そのうち。
・・・・そのうち?そのうちっていつ?
・・・・というか私そもそも本当に子どもが欲しいと思ってるんだっけ?
・・・・いやけど、自分が子ども欲しくないなんてことあるか?結婚したらそのうちいつかとは思っていたけど、、もしかして私、そこまで子ども欲しいと思ってない、、?
といった具合に、ぐるぐる、もやもや。
結論を言ってしまうと、最終的に「私、子ども欲しいかもしれない。」となるのですが、ここに至るまでが私は長かった。
無駄に1人で色々考えたし、でもそのおかげで言語化された自分の価値観や考え方があると思っています。
このnoteでは、そんな私のこれまでのモヤモヤ軌跡の一部を文章にしてみようと思います。あくまで一意見、一経験として、「へぇー」と思っていただければ。そしてもし、私のようなモヤモヤを抱えている誰かにとって「なるほど!」「ちょっと楽になったかも」が見つかる文章になれば、うれしいです。
出産・妊娠・育児についてはnoteにもたくさんの作品があり、本当に様々な考え方があるのだなと今改めて気付かされています。ここに書くことはあくまでも私の個人的な考え方であり、皆がそうであるべきだと思っているものでは全くありません。誰かを嫌な気持にさせてしまったり、悲しい気持ちにさせてしまったりといったことがないような文章にしたいので、ちょっとずつ分けて丁寧に書いていこうと思います。
ちなみに、記事のタイトルは犬山紙子さんの著書からいただきました。この本、まさにモヤモヤ期の私が検索からたどり着いて読んでみたものなのですが、色々な角度から出産や妊娠について書かれていて非常に面白かった。おすすめ!(この本読んでたらたぶん私のnote読まなくていいです笑)
・もともと何となく思っていたこと
もともと私は、「子どもがほしい!」と強く思っているタイプではありませんでした。子どもは可愛いと思うし嫌いというわけではないけれど、家庭をもって子どもを育てて…という生活に憧れがあるでもなく、どこか遠い大人の世界のことだと思っていました。
いつかそういう世界に自分も行くのかもしれないけれど、とにかく今が楽しい。仕事は面白いし任せてもらえる、好きな時に好きなところへ行ける、金曜日疲れたなーって思ったら夫と仕事帰りに待ち合わせて飲みに行ける。
今、とても楽しくて幸せだなって思っていました。そしてそれを幸せだと感じることは、ずっと私の中で変わらないと思ってます。
だから妊娠や出産についても、
「結婚したらいつか子どもは作るんだろうな。1人かな2人かな。」
「そのうち私にも子ども欲しいっていうタイミングが来るんだろうな。」
「今は仕事が面白いし忙しいから、まあしばらくはいいかな。いったん2人暮らし楽しみたいし。」
と、特にこれといった自分の考えがあるわけでもなかった。
それがいけないことだとも思わないし、なにせ体験したこともないようなことだから、そういうもんだと思う。
・出産、妊娠のこと、考えないといけないのかもしれないってなった時
そんな私に、ちょっとしたきっかけが訪れます。
大学時代から仲が良くて自分とちょうど同じころに結婚した友人が子どもを授かったと聞いて、会う約束をした。
彼女は営業としてバリバリ働いていて、何に対しても一生懸命で真っ直ぐで努力家。私はそんな彼女が大好きで、卒業後も何かと定期的に会う仲。
来月から産休なんだーと言う彼女、お腹も大きくてすっかり妊婦さん。とても素敵で輝いてました。
そこで初めて、妊娠や出産についていろんなことを彼女と話した。
子どもは欲しいと思っていて計画的に妊活をしていたということ、義両親からの孫はまだかプレッシャーが辛かったこと、風疹抗体の検査は妊娠の前に済ませといたほうがいいよ、などなど。等々。
今まで私たちの間では仕事やグルメの話が多かったのが、初めて妊娠や出産についてオープンに色々話せて、なんだかとてもいい時間だった。なんでこれまで友だちとこういう話をしてこなかったんだ!!
と同時に、こんなことも頭によぎる。
「仕事をバリバリやってるから今は妊娠・出産のこと考えてない、というのは逃げだったんじゃないか…?仕事が楽しいから今は考えなくていいって理由を自分で勝手につけてただけで、本当は考えなくちゃいけないことから避けてただけかも…」
このふとした気づきから、私は1人もんもん期(今名前付けた)に入っていくことになります。
(2/3につづく)
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