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日々、変化していく鬱症状の話。

どうも。BECKです。

鬱と一言に言っても、色々な症状や病名があると思う。
中には鬱とも言い切れないグレーゾーンの人もいるだろう。
「自分は色々な症状が目まぐるしく変わる」「苦しさを人に言っても、いまいち伝わらず理解してもらえない」「明確な診断がない自分は甘えているだけなんだろうか」など、悩んでいる人もいるかも知れない。
私は専門家では無いので、治療は出来ないが、私の体験した様々な鬱症状をここに記載してみるので、今、苦しんでいる人に、自分だけではないんだ、と思ってもらいたくてこの記事を書こうと思う。

私は2022年の11月から3ヶ月間、抑うつで休職していた。

もちろん休職より前から何年か心療内科やメンタルクリニックには通っていた。
何が原因で、明確にいつから鬱だったのかは自分でもわからない。

私の場合は休職時から現在に至るまで、明確な病名は診断されていない。

ちゃんと診断されている人は「○○症だから、症状はこれと、これ」という感じかもしれない。

2024年11月現在、私の抑うつ症状はかなり落ち着いているが、メンタルがダウンしていた時は様々な症状に苛まれた。

メンタルクリニックに通い始めてからの症状だけでなく、今振り返ると、もうすでに鬱だったのかな、と思う時期の症状・行動も挙げていこうと思う。

周りに気が付かれるレベルの自傷行為

最初は長袖で見えない腕を血が出るまで引っ掻いたりしていたが、段々エスカレートしてきて顔面に傷が残るように引っ掻いた。
会社では猫に引っ掻かれたとか、転んだとか言ってごまかした。

自分の顔面を思いきり殴る

嫌なことがあった時の怒りの矛先が自分に行き、それが自分の頬を思いきり殴るという行為に出た。
何度も何度も思いきり自分を殴った。

家で一人で過剰にお酒を飲む

毎日、ストロング缶のチューハイやウイスキーなどをフラフラになるまで飲んでいた。
たまたま楽しく飲めた日をまた味わいたくて、毎日飲むのだが、大体は楽しくなかった。
楽しくないどころか、その日の仕事の嫌だったことを強く思い出して、気分が悪かった。

自分の叫び声が頭の中で響く

自分の叫ぶ声が頭の中で響き、止まらなかった。

非現実的な加害妄想

バスの運賃200円を払って降りたが、あとから「もしかしたら硬貨を間違えて、150円しか払っていなかったかもしれない」という考えが、止まらなくなり、夜に営業所まで確認しに行った。
もちろん、聞いてもわかるはずもなく、変な奴が来たと思われただけだった。

ポケットに入れていた、飴玉がいつの間にか無くなっていてどこかに落としたことに気が付き「駅の階段で落としたかもしれない。誰かがその飴玉を踏んでしまい、階段で転んで大怪我をするかもしれない。自分が逮捕されるかもしれない。」と落ち着いて考えればあり得ないことを想像し、「絶対にそうなるに違いない」という考えがしばらく頭から離れず、駅を使うたびに、床に飴玉が落ちていないか確認していた。

など、ピンポイントにあり得ない加害妄想をして、それが頭を支配して離れなかった。

希死念慮

具体的にどんな方法を用いて死にたい、とかではなく、消え去りたいという気持ちが常に頭に浮かんでいた。

動悸が止まらない

明らかな心臓のドキドキが何時間も止まらず、何にも集中できなかった。

泣きながら親や友人に電話をした

泣きながら親や友人に電話をして、自分の症状を説明し、時には過去の過ちを懺悔した。電話をかける度に同じ話を何度もした。電話をしている間は多少気持ちが和らいだが、電話が終わると、悲しさと、相手の時間を奪ってしまったという後悔の念に苛まれた。

食べ物の味がしない

何を食べても殆ど味がしなかった。カレーを食べても、少し辛味を感じるという程度で美味しいなどの感覚は全く無かった。

食欲が湧かず、一日中布団で横になっていた

食欲も何かをする気力も湧かず、一日中布団で横になっていた。しかし、眠れるわけではなく、ただただひたすら横になっていた。

手汗が止まらなかった

手汗が止まらず、手のひらがびしょびしょになった。拭いても拭いても止まらず手が滑って細かい作業が出来なかった。

過去の過ちが頭から離れない

朝起きてから夜寝付くまで、ずっと昔の過ちが、頭の中でリフレインし続けた。一瞬たりとも頭から離れる事はなく、毎日疲弊し切っていた。

夜眠れず体がムズムズして飛び起きた

夜、布団に入っても眠れず、ネガティブなことが頭を支配し、段々と体がムズムズしてきて布団から飛び起きた。これが毎日続くのかと絶望した。

私は、この様な症状が、あるものはずっと続いたり、あるものは数週間で収まったりして、目まぐるしく症状が変わった。

メンタルクリニックや産業医に相談しても、「わからない」と言われたり、「そういう例も聞きますね」とあまり、相手にしてもらえなかった。

結局、誰もわかってくれないし、病院は助けてくれる場所ではないのだと、絶望した。

もう、社会生活には戻れないのだと思った。

しかし、私の場合は3ヶ月しっかり休んだことで、社会復帰できた。
正直なところ薬自体は症状を抑えるだけで、体調の改善自体は、時間が解決してくれたように感じている。

今、色々な症状で苦しんでいて、理解者もいないという人もいると思う。

でも、私の様に同じ状態の人もどこかにいるということだけは知っていて欲しい。

私一人ごときの事例がどれだけ参考になるかはわからないが、一人でも多くの人の心の負担を軽減出来たら嬉しいです。

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BECK
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