【くすり】β遮断薬と心拍数
この頃頻脈のアラートがすごい。
朝起きてキッチンまで行くだけで心拍数がポンと145まで上がる。コーヒーを淹れてポストへ郵便物を見に行くだけで160bpm。頻脈で何か特別なことが起きるかと言われるとそうでない人の方が多いらしいけれど、私の場合頻繁に失神するし、とにかく動悸がひどい。医師に相談してみたら、とりあえずベータブロック(β遮断薬)を使ってみようと言われた。
食前に飲む方が良いらしくて、30分以内に効果が出る。6時間ぐらいは効果があるから、1日2回、トータル20mgを服用することになった。
今朝早速飲んでみたら、本当にすごい。
心拍数はぐっと抑えられて、郵便受けまで歩いても125を超えない。奇跡みたいな薬だ。
POTS罹患者はもちろん、頻脈症状があるのなら飲むべきと言いたいけれど早速壁にぶつかった。とにかく目の前が暗くなる。副作用ではなく、しっかり作用しているからなのだけれど「心臓を休ませる」「脈拍を抑える」ということは血圧が下がるということ。
もともと立ち上がったり動き回った際に下がる血圧をあげるために心臓が頑張ってくれているのにその動きを止める。つまり、血圧はぐんと下がって仕事をしなくなる。
結果、目の前が真っ暗になるし血の気は引く。
ここで普段服用しているミドドリンを使って血圧をあげることができるけれど、それってめちゃくちゃ体に悪そう。
詳しいことは知らないけれど、ミドドリンとベータブロッカーは同時服用することが多いという。(POTS患者曰く)
これで平常を保てたらなによりも良いけれど、どうなることやら。
食後の吐き気、変な胸痛があり拒食症ではないと言ったら次は臓器の方の専門医紹介状を書いてもらうことになった。どうやら心臓外科は今の状態だと診てもらえないらしいと主治医から連絡があった。というのも、栄養失調で今心臓を見てみても埒が明かないし、何か特別な治療が期待できるわけでもないからだそうだ。とりあえず臓器の異常がないか確認して、というわけ。
ひとつひとつステップを踏んでいこう。気長に。
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