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覚えています?コエンザイムQ10

コエンザイムQ10ブームとその現状

かつて健康食品や化粧品業界で一世を風靡したコエンザイムQ10。
一時期はテレビや雑誌でその名前を見ない日はなく、サプリメント市場でも売れ筋商品として人気を博しました。
しかし最近では、その名前を耳にする機会が減りました。
あのブームは何だったのでしょう。

コエンザイムQ10は、人間の体内でエネルギー生産に関与する重要な成分です。ミトコンドリア内でのエネルギー生成に必要不可欠であり、抗酸化作用も持つため、老化防止や疲労回復に効果があるとされてきました。また、一部の研究では、心臓病や高血圧などの予防や改善にも寄与する可能性が示唆されています。
今見てもめっちゃいいことだらけで、すぐにでも若返りそうですよね?

多くの研究がコエンザイムQ10の効果はあくまで補助的なものであり、万能薬ではないことを示しました。病人にはよく規格
例えば、心不全患者における補助治療としては有望な結果が得られている一方で、健常者が摂取した場合の効果については明確な科学的根拠に乏しいとされています。劇的な効果がないという点が、ブームの沈静化につながった要因の一つと考えられます。

コエンザイムQ10の市場は2000年代に急成長しましたが、その後、他の健康食品やサプリメント(例:NMNやプラセンタなど)が新たに注目を集める中で、相対的にその存在感が薄れていきました。
飲む薬があまりにも多くなりすぎました。

また、広告規制の強化により、効能を過剰に宣伝することが難しくなったことも影響しています。消費者の間では効果が感じられないとの声が増えたこともあり、継続者が減り、新規参入者が減った結果、人気が下火になったのです。アンミカも言いたいことを言えない時代ですね。

流行が過ぎても、科学的に効果が認められている側面は無視できません。必要な知識を持ち、自分に合った健康法を選択することが大切です。
TVの特集を見ると何食っても健康に良さそうですが、全部を食べ続けるのはかえって健康に悪そうです。というか無理です。
どれを選ぶかも難しい時代になりました。

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