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ネット(ショップ)がリアル(店舗)に出てく(出店する)なら

こちらに書かれる文章は、自社メンバーはもちろん外部の方にも「弊社をより知って貰う為」に書き始めた、オープンスタイルの社内報です。

自社Notionより

17年目でようやく外に出る

私たち、レジーナ【神戸ワンピース専門店】は起業からずっと、D2C(消費者への直接販売)ブランドとしてオンラインのみでの販売を行ってきました。

理由はいくつもありますが大きくは3つ。
① 比較的ローリスクで始められるから
② ブランドイメージを伝えやすいから
③ 日本中が、世界中が販路になるから

他にもたくさんありますが、より詳細は下記⇩にて。

しかしながら、商品を手に取っていただく機会や、直接お客様とお話しする場が限られてしまうのは当然なので、「伝える」ことに最大の注意を払ってきました。

スマホやタブレットの画面上でも、ワンピースやカーディガンの生地感・シルエット・フィット感・着用季節やシーンなどを出来る限り伝えようと、たくさんの画像や動画、詳細やスタッフが着てみたフィット感や動画等々の「伝える」手段。

でも、それでも伝えきれず、レビューで「思っていた感じと違った」「似合わなかった」などと、ご満足に至らせられなかったことに自分たちの力不足やEC(ネット販売)の限界を感じていました。

そのせいもありますが、他にも多々思うところありまして、丸16年間WEBに引き籠もっていた私たちは、百貨店での期間限定ポップアップストアを計画し、17年目にしてようやく開催に至りました。

そこで初めて直接お客様の声を伺うことで得た感触や、今後の展望などなど書き綴りますね。鉄が熱いうちに。

ある程度想像はしていたものの、対面での接客を通じて、改めて気づかされたことはもちろん、お客様からいただいた率直なフィードバックは、ネット上のレビューだけでは気づき得ないものでした。

阪神百貨店梅田本店4F イベントテラス

自身のワンピースの魅力を再確認

今回、大阪の阪神梅田本店さまで開催させていただいたポップアップストアでは、多くの方に私たちレジーナ【神戸ワンピース専門店】が作ったフィット&フレアワンピースやAラインワンピース、ワンピース専用のカーディガンなどの試着をしていただきました。

このデザインルーツは1950年代から愛され続けてきたもので、クラシックでありながら現代にも通じる美しさがあります。

鏡の前に立つお客様の反応を見ると、フィットしたウエストラインから広がるスカートのシルエットが、年齢も体型も問わず自信と魅力を与えてくれるのだなと、改めて実感しました。

ご試着くださったお客様からも「着痩せして見える」「伸縮性があって、動きやすいのにラインが綺麗」といったお声をしばしばいただき、「フィット&フレアワンピースを作ってきて良かった…!」と、ふるふる実感していました。

また、ワンピース専用と銘打つショート丈のカーディガンについても、「上半身が小さく、腰から下が長く見える」「着るとさらに細く見える」といった嬉しいお声をいただき、他の展開も考えていた時期もあった私の迷いが、スゥッ…と消える思いでした。

レジーナのワンピでは珍しいギンガムチェック

生の声で閃くデザインやサービス

お客様と直接お話しする中で、レジーナのワンピースに対するご意見や要望も多くいただきました。

「もう少し大きな柄物も欲しい」「もっと季節感に合わせた素材のバリエーションも欲しい」といった生の声は、今後の閃きに直結する貴重なアドバイス

また、一番多くいただいたのが「ずっと気になっていたけど、着てみないと分からなかったから開催してくれて良かった!」というお声。

冒頭で話した通りに、表現できる限りの画像や言葉で伝えても伝わり切らない…という、D2Cブランドならではの課題も再認識しました。

しかし逆に、これらの声を受けることで、よりお客様に寄り添った商品開発やサービスのアイディアに繋がり、多少なりとも感じ始めていた「ネットで洋服を販売することの限界」は、まだまだ遠かったのだと再確認しました。

阪神梅田本店4F中央 イベントテラス

リアルな場で沸き起こる欲

7日間の短い期間で、非常に多くの情報や感性をいただいたポップアップストアは、私たちに取って単なる販売の場ではありませんでした。

自分たちの目が届く範囲で、自分たちが好きなように物作りをしきた企業でしたが、今後より一層「ワンピースブランドとして認知されたい」という欲や方向性、お客様との信頼関係を再確認する場になりました。

ネットからリアルへ、またその逆へ

今回のポップアップストアで得た学びと気づきを基に、今後のブランド展開にさらに反映していきたいと考えています。

大切なのは、自分たちがオンラインをメインに活動することは変えず、「リアルな場」でお客様と直接コミュニケーションを取り、反応を感じることの重要性を理解し、オンラインにフィードバックして「伝える」を高めること

今後も機会を得ては期間限定ストアや、販売以外のイベントを企画し、今回得られたような「来てみて良かった!」「着てみて良かった!」といった喜びをいただき、より良いネットショップに成長するための、次への展開に胸踊らせ、大阪を後にするのでした。

7年半のリニューアルを経た阪神梅田本店さま


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