#112_【大人の社会科見学】海上保安資料館横浜館
昨日、舞鶴の赤れんがパークにあります「赤れんが博物館」の記事を書きました。私は、高校在学中の3年間だけエセ横浜市民でしたがf^_^;)、神奈川県民が「赤レンガ」と聞くと、やはり「横浜赤レンガ倉庫」を連想するものです。
商業施設としてオープンしたのが2002年4月ということで、もう20年も経つのかと思ってしまいましたが、いまでも休日になると、余暇を楽しむカップルや家族連れなどで賑わう場所です。
ところで、ほのぼのとした空気漂う赤レンガ倉庫の奥に、それとは相容れない容貌の船が隠れるように展示されているのをご存知でしょうか。
「鎮守府」「日本海」という話の流れにのっかり、紹介していきたいと思います。
海上保安資料館横浜館
その場所は、現在「海上保安資料館横浜館」と呼ばれています。
かつては「工作船資料館」と呼ばれていたそうです。
横浜赤レンガ倉庫に正面から入りますと、奥にあります海上保安庁横浜海上防災基地の一角にある、白く特徴的な建物の中に佇んでいます。
シーバスで入ってくる場合は、船着場から赤レンガ倉庫に行く手前の右側にあります。
中に入ると何が見られる?
なにやら異様に天井が高い建物ですが、ここでは2001年12月22日に発生した九州南西海域での不審船(北朝鮮の工作船)事案に関する紹介と、自沈した工作船、およびそこから回収した品が展示されています。
現場は、たまたま対馬近海ではありませんでしたが、他人事には感じられません。
工作船に対峙した巡視船は、いま?
この事案に対応したのは、巡視船「あまみ」です。のちに佐世保に転属され、最近まで現役でしたが、2024年1月9日(火)に、解役式を迎えるそうです(゜o゜;;。
ちなみにその時の船橋は、広島県呉市の海上保安大学校にあります資料館で実物展示されています。
《巡視船あまみ解役式のお知らせ》https://www.kaiho.mlit.go.jp/07kanku/sasebo/posts/news9.html
今後は?
事件から20年以上が過ぎ、沈没船をはじめ回収品の劣化も進んでいるため、オンラインミュージアムも開設され、後世に伝える取り組みもなされています。
いつまで現物展示ができるか分からないのでデジタルアーカイブに残している事情もあるようですので、ご興味がありましたら、是非足を運んでみてください。
《海上保安資料館横浜館》https://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/kouhou/jcgm_yokohama/
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