見出し画像

新たな沼に飛び込んでみる・・・ Leica IIIf

表題通り、新たな沼に飛び込んでみました。
フィルムカメラ、フィルム写真を体験してみようと思います。

フィルム写真は最近流行りでもあるかと思いますが、私もいろいろな方々の写真を拝見するうちに、その雰囲気の素晴らしさに惹かれるものがある一方で、フィルムコストや、中国での現像、データ化など未体験のことが多く、まだ踏み込んではいませんでした。
今回それを思い切って。

フィルムカメラですが、
中国の中古市場でもコンタックスなどの名機もあるし、なんなら品薄とされているPENTAX 17も中古市場で普通に購入が可能です。(値段も日本での定価レベル)

が、選んだのは皆様ご存知のバルナックライカです。
Leica IIIf

最初はM2が欲しかったのですが、予算的に厳しかったのと、まずはフィルムカメラ体験をしてみて、今後も楽しめそうならということで、まずは比較的低予算で購入できるIIIfにした次第です。

また、M型のルックスとしてはデジタルで体験済み、いろいろと調べている中でバルナックライカの小柄ながらも美しい容姿に惹かれたのも大きな理由になります。

例によって中国の中古サイトでの購入ですが、比較的綺麗で、動作に問題がないものを、信頼度の高い出品者から購入してみました。
(自信満々の出品者で、やり取りの中でこんないいものがすぐ売れないのが不思議だったと語っていました。)

シリアル番号から1956年製であることがわかりました。

結果思ったより綺麗なものが届いてまずは一安心です。
距離計、ファインダーも濁ったりしておらず、綺麗な状態。
軍艦部分の表示、刻印の状態、グッタペルカの状態もすごく綺麗です。(これはオリジナルのものではなく、貼り直されているかもしれないです。)

レンズはまずは定番のElmar 50mm f3.5です。
こちらも同じくらいの年代のシリアルがついています。
少し年代を感じさせる外観の一方で、絞り羽の動きもスムーズでこちらも大丈夫そう。

とても70年前のものとは思えない感じで、プロダクトとしての出来栄えが素晴らしいです。

まずはお試しにKodakのフィルムを購入(日本円で1300円位)して入れてみました。バルナックライカにフィルムを入れる時は少しフィルムを切って入れるというお作法があるのをネットで事前に勉強してチャレンジ。
意外にも(予想通り?)少し手こずりました。

巻き上げが上手くできない感じなので心配で、何度か入れ直し。
2回ほど巻き上げてシャッターを押すお作法でなんとかセット完了しましたが、巻き上げノブがスムースではなく、多分重くしかも少し滑る感じ。

シャッターダイヤルや、リワインドノブは連動して動くのでフィルムはきちんと送られていることを願いますが、嫌な予感です。
メカ的に不調でなければいいのですが・・・様子を見てみたいと思います。

初めてなので失敗も勉強のうちということで、このワクワクのまま試写に出かけました。向かった先は自分の中では定番の大芬油絵村です。

まだ現像していないので、ここから先もiPhoneの写真です。

手に収まるコンパクトさもいいです。
いつもの風景を撮ってみました。(これはiphone)

普段デジタルライカでは絞り優先で、ISO、シャッタースピードはAutoにすることが多い初心者が完全マニュアルで撮影するので、絞りとシャッタースピードの関係の感覚に乏しく、スマホアプリに入れた露出計で都度最適な条件を確認しながらの撮影です。それでもちゃんと取れている気がしません。
(デジタルカメラでも普段からこういう感覚を磨いておくのは大切とおもいました。)

途中コーヒー休憩でリフレッシュ。

まず早く現像して写真をみてみたいという欲望に駆られ、36枚撮り切ってきました。帰宅後、フィルムを巻き取り、一応きちんと巻き取れたのでちゃんと撮影できたことを願います。

さて、中国でフィルムの現像、スキャンを頼むのも初めての経験です。

といってもそこはさすが中国、ネットで業者を探して注文、指定された住所にフィルムを送って現像・スキャン、データはネットからダウンロードできるようです。
フィルムを送る際に小さい紙に注文番号や現像後のネガの扱い(送り返すか、データのみで廃棄するか)など簡単な情報を記入してフィルムと一緒に送ります。(でいいはず。)

帰宅してすぐにフィルムを巻き取って、ネット注文、適当な紙に先述の情報を記入して宅配業者を呼び集荷(これもアプリで)ここまで、40分ほどで記念すべき1本目のフィルムは旅立ちました。

何日かしたら写真が見れるはずです。
現像した業者さんがびっくりして笑っちゃうような失敗やトラブルがないといいのですが・・・

そういうのもひっくるめてワクワクするような体験です。

また写真ができたらNoteで紹介したいと思います。
全滅だったら文書だけになりますが失敗談として紹介させていただきます。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?