コーヒー・緑茶でオンライン疲れを癒す "カフェイン"の意外な話
10月。急に肌寒くなり、温かい飲み物が欲しくなる季節になりました。
緑茶、紅茶、ハーブティー、コーヒー、ホットカルピス・・何を飲もうかな と気分で選ぶことは、日常のちょっとした楽しみです。
飲み物は「美味しい」ということのほかに、
🎵ゆっくり湯を注ぎながらコーヒーを淹れることで気分の切替えを。
🎵ホットカルビスは、腸の健康に良いことを期待して。
🎵いつもより少しだけ高級な緑茶は、
含有成分「テアニン」のリラックス効果を期待して。
最近は、仕事以外の時間も
朝起きてから寝るまで、ずっとスマホなどのデジタル機器を触っていて、頭も背中もコリコリです。
「温かい飲みものでリラックスしてから寝よう・・・」
実はこれ、皆さんもなんとなくやっていることだと思いますが、
コーヒー、緑茶、紅茶に含まれる「カフェイン」が脳の疲れをほぐすという
記事を見つけました。
1.「脳のオンライン疲れに今すぐできる習慣」
AERA(2020年9月7日発行No.39 朝日新聞社出版)」に、
「脳のオンライン疲れに今すぐできる14の習慣」が載ってました。
◎「サクッと進める」「ガンガン突き進む」といったオノマトペを使うことで脳が活性化する
◎「この疲れが『脳トレになる』とプラスに考える」ことで、脳の許容量が上がる
◎「にっこりすること」で、右前頭葉を活性化させる
◎失敗して落ち込んだ時「手を洗う」ことで、後悔が少なくなるという研究報告がある
などに加え、
◎「コーヒーを飲む」
ということがあげられていました。
コーヒーに含まれる「カフェインの興奮作用が脳の疲れをほぐし活性化」、「香りが脳内のA10神経をリラックスさせる」
疲れた時にほっと一息、コーヒーや緑茶を飲むことで、頭が軽くなり 気分が和んでいく感覚、確かにありますよね。
パソコン作業やスマホで疲れた頭は 美味しい飲み物で癒して その日のうちに解消したいものです。
2.デジタル機器による脳の疲れ
脳が疲労すると、頭がこったり痛くなるだけでなく、「もの忘れ」の症状がでます。
子供や同僚の名前がでてこなかったり、約束や会議などの予定を忘れてしまったりということはありませんか?
「脳の前頭前野が情報を処理する場合、
①浅く考える:記憶を一時的に保管する(ワーキングメモリ)
②深く考える:司令本部的に働く
③ぼんやりと考える:ぼーっとしているときに働く
という 3つの役割がある」そうで
デジタル機器による脳疲労は、
スマホやパソコンを使うことで 記憶すること・よく考えて覚えることが減る一方で、ぼーっとする時間が減り、ワーキングメモリが酷使される状態で起こります。
インターネットやパソコンでの作業、SNSでのやり取りで、
インターネットが普及する前よりもたくさんの情報を処理するようになった脳は、情報を取捨選択して整理し、言葉や行動としてのアウトプットすることが追いつかず、疲労していくのだそうです。
3.シチュエーションによってコーヒー・緑茶を選ぶ
カフェインは、脳内の「アドノシン」という物質に作用し、覚醒作用・解熱鎮痛作用・利尿作用などがあるとされています。
緑茶は、虫歯予防・インフルエンザ予防や、認知機能を高めるなど、身体にいいことは知られていますが、その一方で、カフェインが入っているという理由で、緑茶を敬遠する人もいるのは、それらの作用のためです。
海外の展示会や試飲会で緑茶のPRをしていると
「GreenTea は健康に良い」という理由で緑茶に関心を持つバイヤーや消費者が多いのですが、同時にカフェインを気にして「デカフェ※の緑茶は入手できる?」とよく聞かれました。
※デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインについては 下記の(おまけ)参照
妊婦さん、子供、お年寄り、カフェインを気にする国内外の消費者などからの声を受けて「デカフェ(イン)」「カフェインレス」の緑茶・コーヒーが販売されています。
「頭が疲れたな〜」と思ったら、コーヒーや緑茶で頭と気持ちをゆるめる、
夜 眠る数時間前からは、デカフェやカフェインレス、あるいは カフェインを含まない飲み物でリラックスする、体調によって飲む量に気をつけるなど、
身体の調子、シチュエーションや期待する効果に合わせて飲み物を選びたいものです。
美味しい飲み物を 楽しく、賢く選んで、
Quarity of Life 生活の質を維持・向上しましょう♬
(おまけ)
◎「デカフェ」:
本来カフェインを含む飲食物から、カフェインを取り除いたもの
100%カフェインを含まないというものではない
◎「カフェインレス」:
カフェイン含有量が”少ない”もの
◎「ノンカフェイン」:
もともとカフェインを全く含まないもの
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